株式会社シェアダインが、1万人の料理人をつなぐ料理人専用キャリアサポートSNS「CHEFLINK」の展開を10月25日に開始しました。株式会社シェアダインは、家庭向け・飲食店向けに1万人規模のリレーションを活かした料理人のマッチングプラットフォームを展開する企業。同社の共同代表・井出有希氏と、同社CTO兼CHEFLINK開発責任者・平塚貴之氏が登壇し「CHEFLINK」の説明を行いました。
「CHEFLINK」の開発経緯や強み「自分たちは生き残っていけない」
井出氏は「子どもがなかなかご飯を食べてくれないなどの悩みに寄り添って、食の専門家が料理を作ってくれるサービスがあれば助かる人が多いのではないかと、考え始めたのがきっかけです」と回顧。
続けて、「その後、転機となったのがプロの技でした。シェフの方々が1店舗に縛られる働き方を変えたい。新しいチャレンジをしないと自分たちは生き残っていけないという切実な声を聞き、私達はシェフの働き方の課題に注目するようになりました」とサービス開発の経緯を語りました。
続いて平塚氏は「CHEFLINK」の強みについてコメント。「CHEFLINKの強みは3点あります。まず、料理人限定のSNSで繋がることができる点。次に、料理人が時間と場所にとらわれず働くことができるというところ。1人1人に合ったキャリアを実現していくことが可能です。そして最後は、料理人の多様な働き方をサポートできます」と話しました。
続けて「その中で非常に重要なのが、自己PRの作成です。職務経歴や自己PRは、ゼロから文章を考え作成すると非常に手間がかかり、苦手な方にとっては非常に難しい部分だと思います。ここをAIで作成できるようにしました。しっかりと仕事ができる環境というのを提供してまいります」と話しました。
さらにCHEFLINKは、スケジュールや報酬管理、AIによる求人の紹介などさまざまな機能が充実しているとのこと。面倒な事務作業はAIに任せて、業務に集中することが可能とも説明しました。
名店シェフ×フリーランスシェフによる料理実演
続いて行われたChef’S Tableでは、横浜ベイシェラトンホテル&タワーズオールディブッフェ「コンパス」総料理長・富間元氏、フリーランスシェフ・吉道大輔氏、フリーランスシェフ・辻真樹氏による料理実演を見学させてもらいました。現場は即席チームとは思えないほど連携が取れており、料理は非常に完成度でした。
シェフのフリーランスや副業という働き方について、吉道氏は「コロナが明けて人が足りないとか、現場が疲弊してきてるという話を聞きました。実は今日一緒に働いてる若いスタッフの子も、ちょっとスポットシェフでアルバイトをしたりして。やっぱりその自分の仕事場だけ学びになるって言っていました」とコメント。
自由に働きながらキャリアを構築していきたいフリーランスシェフ、そして人手不足の現場を補いたい企業側双方にメリットがある「CHEFLINK」を活用してみてはいかがでしょうか。