「日本のミケランジェロ」と呼ばれる彫刻家 石川雲蝶が手掛けた【西福寺 開山堂】
最初に立ち寄ったのが、室町時代後期、1534年に開かれた赤城山西福寺。多くの人をひきつける理由は、本堂の隣に位置する開山堂内外に施された石川雲蝶の彫刻、絵画、漆喰細工です。
西福寺は、新潟県魚沼市にある歴史的な寺院で新潟県文化財に指定されてい ます。幕末の名匠、日本のミケランジェロ「石川雲蝶」が手掛けたこれらの作品は新潟県文化財に指定されています。日光東照宮にも劣らないほど素晴らしい彫刻であることから、西福寺は「越後日光開山堂」とも呼ばれています。
どれも必見の雲蝶作品ですが、なかでも特に「道元禅師猛虎調伏の図」は圧巻。ぜひご自身の目でお確かめください。
一生に一度は見たい絶景スポット!雲の大瀑布 【枝折峠の滝雲】
国道352号沿いにある【枝折(しおり)峠】。山頂には越後駒ヶ岳の枝折峠登山口がありトイレも完備されています。早朝には奥只見・銀山平で発生した霧が雲海となり山の稜線を越え、まるで滝のように流れ落ちる「滝雲(たきぐも)」という自然現象が見られます。車で行けて道路脇から手軽に滝雲を見ることのできる人気スポットです。
滝雲が発生しやすい条件
1.早朝 … 日の出頃が比較的一番雲の動きが出やすくなり見どころです!
2.晴れの日 … 湿度が高いと更に可能性大
3.前日からの気温差が大きい日 … 寒暖差があると霧が発生します
4.運 …滝雲は自然現象、比較的条件がそろっていても滝雲が発生しない日もあります。
雲だけに “運” も重要!
例え、晴れていたとしても滝雲を遭遇できないこともあると聞いて、朝起きてもドキドキでした。
滝雲と共に、移りゆく紅葉の色づく絶景も楽しめました。晩秋には2,000m級の山々の初冠雪が見られることもあるのだそうです。
道中、全長22kmのうち、18kmを19のトンネルでつなぐ「奥只見シルバーライン」を通りました。現在のような掘削技術が無い時代に、難工事に次ぐ難工事の末に開通したという幻のトンネルを抜けて、やっと辿り着くまさに一生に一度見るべき絶景でした。
紅葉に染まる山々に囲まれた湖を遊覧船で周遊
新潟屈指の人気観光地、高さ157m、全長480mの直線重力式コンクリートの秘境【奥只見ダム】。
同形式のダムでは日本一の高さを誇ります。奥只見ダムの貯水量は約6億㎥、東京都の小河内ダム(奥多摩湖)や富山県の黒部ダムの約3倍になり、奥只見発電所の出力は一般水力(揚水発電を除く)で
は国内最大の56万kW(約18万世帯の生活電力に相当)を発電します。
奥只見湖遊覧船では、奥只見湖をぐるっと一周する周遊コース、片道の銀山平コース、尾瀬ハイキングへと続く尾瀬口コースの3つの航路を楽しむことができます。
奥只見市営駐車場から遊覧船の奥只見乗船場までの移動は、途中、駐車場〜ダム広場間(標高差50m)を、奥只見の自然とダムを堪能しながら片道約4分で上り下りするスロープカー((定員40名、車イス利用可)乗車料金は片道・大人100円/小人50円) 奥只見の自然に溶けこむモリアオガエルグリーンのボディーカラーが人気です。
豪雪地帯で江戸時代から続く老舗酒造【玉川酒造 越後ゆきくら館】
魚沼市で江戸時代1673年から続く老舗の酒造【玉川酒造 越後ゆきくら館】。
魚沼産の良質な米と清らかな水を使った日本酒が特徴で、酒蔵内にある雪室(ゆきむろ)で熟成させることで、まろやかでコクのある味わいが生まれます。雪の力を活かした酒造りはこの地域ならではの技術で、超軟水に分類される仕込み水は、5年の年月をかけて自然に山からろ過された湧き水を使用しています。
玉川酒造のお酒は全国的、世界的にも高い評価を受け、様々な賞を受賞した日本酒を試飲することも可能です。
『お酒はなくても生活には支障がない。だからこそ、人の心に寄り添うお酒を造りたい!楽しいとき、嬉しいとき、悲しいとき、やる気が出ないとき、、、軽い雰囲気で軽快に飲めるお酒から特別なシーンで大事に飲むお酒。多種多様なお酒を造ることで人の心に寄り添いたいんです』と19代目の社長自ら熱く語ってくれました。伝統を守りつつ革新的な今の時代にあった日本酒も生み出していくアイデアマンでもあり、情熱的でとても楽しい方でした。
酒蔵見学コースでは酒造りや貯蔵の方法、日本酒の歴史の紹介など体験できます。試飲コーナーでは代表銘柄である玉風味の他に、雪中貯蔵庫で熟成貯蔵した大吟醸原酒”越後ゆきくら”、初代蔵元当主 の名前を冠した純米大吟醸“目黒五郎助”、口当たりの良い純米吟醸”越乃雪蔵”、高アルコール46度の日本酒リキュール”越後武士(えちごさむらい)”など10種類の日本酒が試せます。
酒米を提供している農家が栽培した魚沼市産コシヒカリも購入できます。
家に買って帰りましたがとっても美味しくてもっと買って帰ればよかったと後悔!普段おかわりなんてしない10歳の甥っ子はなんと3杯もたいらげるほど気に入ってくれました!
2024年11月1日に市制20周年。新たに魚沼インターチェンジが誕生
令和6年11月1日 関越自動車小出インターチェンジは、魚沼インターチェンジに名称が変わりました。今回は新幹線で訪問しましたが、関越道ドライブの旅も楽しそうです。
日本の四季をしっかり感じられる魅力ある魚沼市、食と自然を思いっきり楽しめる女子旅にピッタリのスポットです。季節ごとに違った顔を見せてくれる魚沼市で、素敵な休日を過ごしてみませんか?
【後編】は絶品「魚沼産コシヒカリ」が楽しめる美食スポットをご紹介します!