理想的なハリのある肌を維持していくための鍵となる、真皮に着目したケアの重要性や、コラーゲン・ヒアルロン酸よりも短期間で効率よく細胞から美肌成分を生み出すことで注目されている「プロテオグリカン」。
この魅力を知ることができる「プロテオグリカン2週間ハリツヤ肌プロジェクト」プライベートセミナーが、11月14日、東京表参道で行われました。
注目の美肌成分「プロテオグリカン」がまだあまり知られていない理由
「プロテオグリカン」は、人間を含むすべての動物の体内に広く存在している成分。細胞と細胞の間を取り巻く構造(細胞外マトリクス)の構成要素の一つで、細胞の増殖や軟骨再生の促進、保湿や抗炎症に作用します。皮膚では弾力やうるおいを生み出し、美肌作りには欠かせない成分といえます。
美肌成分を細胞から生み出す、非常に魅力的な成分である「プロテオグリカン」ですが、一丸ファルコス株式会社 開発3課 課長の高橋達治氏は、このプロテオグリカンはかつて非常に高価なものだったといいます。
プロテオグリカンはこれまで、有害な薬剤等を用い、多数の工程を経ても、ごく微量にしか作ることが出来ませんでした。価格でいえば、約3000万円/gにもなるたいへん希少なもので、それゆえに、一般に美容にとりいれることは難しく、肌にとって魅力的なものでありながら世間に知られることはほとんどありませんでした。
しかし近年、研究の成果により、サケ鼻軟骨から未分解プロテオグリカンを安価に抽出する技術が開発され、その効果や魅力が徐々に世に広まるようになりました。
わずか2週間でその機能性を確認!
実際に、このプロテオグリカンを被験者が摂取したところ、なんとわずか2週間でその機能性を確認することができました。効果が見られたのは、肌のたるみ改善、シワ改善、弾力改善。
さらに、同じような結果を求めるには他の成分であれば数百〜数千mgの接種が必要なところ、プロテオグリカンは1日わずか5mgの摂取で機能性を確認することができました。
なお、プロテオグリカンと同じく、近年注目されている美容成分NMNと同時に摂取することで、その効果をさらに高めることができることもわかっています。
成分に、「サケ鼻軟骨由来プロテオグリカン」の記載のある美容ドリンクやサプリメント、ゼリー飲料などの商品を探してとり入れると、私たちもいますぐにでもプロテオグリカンの接種をはじめることができます。
"寒暖ゆらぎ肌”対策にも最適!インナーケアでつくる肌のハリとプロテオグリカンの可能性
続いて、肌年齢を決めるのものは何なのかについて考えていきます。ウォブクリニック中目黒 総院長の髙瀬聡子先生は、「肌年齢を決めるのは内側のハリ」だといいます。
このところあちこちで聞かれる「寒暖差」。朝晩だけでなく、今年は日によっても寒暖差が大きく、体調を崩している人も多いようです。実はこの寒暖差は、お肌にも悪影響を与えます。寒さと肌トラブルが重なると、肌の内側である『真皮層』がダメージを受けやすく、肌のハリや水分保持力に影響が出ることがあります。
ハリ、ツヤの失われた肌の原因は、肌内部の弾力の衰えです。深いシワや消えないシワのある方、また口角がいつも下がっている方などは真皮のコラーゲン、ヒアルロン酸、プロテオグリカンなどが不足している可能性が高いです。
そして、そんな失われたハリの原因を、根本から解決するために、期待できるのがプロテオグリカンです。プロテオグリカンは、真皮の線維芽細胞を増やすことで、美肌を作る成分であるECM(細胞外マトリクス)を産生すると考えられています。
プロテオグリカンの摂取で、細胞に働きかけて肌本来の機能をキープし、隠したりするのではなく、根本からの解決を目指しましょう。
2週間でハリツヤアップ!プロテオグリカン、ハリツヤ肌メソッド
最後に、高瀬先生に、最短2週間でハリツヤ肌を目指せる「プロテオグリカンで2週間ハリツヤメソッド」を教えていただきました。
やり方は簡単3STEP。
まず1つ目は、毎日プロテオグリカンを5mg以上摂取すること。サプリやドリンクなど自分の続けやすい形でとりいれましょう。
2つ目は、ハリツヤの“ツボ”マッサージ。人差し指で、懸釐(けんり)、四白(しはく)、擷膠(けんりょう)、駱明(えいめい)の4つのツボを5秒間ずつ順番に押していきます。これを1日3セットを目安に行ってください。
3つ目は、たこ焼きんトレ。顔の中で一番大きな筋肉を鍛えて、内側からハリをつくります。親指と人差し指で輪をつくり両類に当て、口角を上げて笑顔をつくり、指の輪の中に頬の筋肉を感じながら5秒キープ。これを1日3~5回行いましょう。
「肌は2週間で、変えることができます!」と言う高瀬先生。
今回ご紹介したメソッドは、簡単なことばかりです。肌を変えたい方は、ぜひ一度試してみてくださいね。
登壇者
高橋達治氏
一丸ファルコス 開発部開発3課 課長
’03年、 一丸ファルコス入社。主力商品の開発、素材研究、 臨床試験のデザイン、多数の論文投稿などに携わる。
髙瀬聡子(たかせ・あきこ)先生
美容皮膚科医/ウォブクリニック中目黒 総院長
東京慈恵会医科大学を卒業後、同大学付属病院で皮膚科勤務を経て、2003 年にスキンケアブランドを立ち上げ、2007 年に美容皮膚科クリニックを開院。シミ、たるみ治療を中心に、個性やライフステージに合った本来の美しさを引き出す美容医療を提案。アンチエイジング領域でのインナーケアの解説には定評があり、雑誌、テレビ出演など様々な分野で活躍中。
日本皮膚科学会正会員、日本美容皮膚科学会会員。