”セキュリティの民主化”を目指す「Secual」では、後付け可能、お手頃価格で安心・安全を手に入れられるセルフ型セキュリティサービス『Secual Home(セキュアルホーム)』を提供していますが、今回はその独自開発の技術や知識を活かし、誰でも簡単に始められる防犯対策をご紹介しましょう。
侵入経路別で見る防犯対策
◆窓の防犯
侵入経路別で見る防犯対策
「窓は泥棒の入り口」と聞いてドキッとしませんか?
警視庁のデータによると、住宅侵入被害の7割以上が「窓」を通じて行われていることをご存知でしょうか?特に1階や2階のベランダに面した窓は、空き巣や泥棒にとって格好の侵入ポイント。ガラスを破る、こじ開ける、サムターン回しといった手口で、たとえ施錠していても簡単に侵入されてしまうことが多いのです。
【窓の防犯対策におススメ!3つのアイテムとそのメリット/デメリット】
1 防犯フィルム
◎メリット
・ガラスの強度を高める
・破片の飛散を防ぐ
・犯行にかかる時間を稼ぐ
▲デメリット
・施工の必要性
・経年劣化の可能性
2 補助錠
◎メリット
・窓のこじ開け防止
・複数の施錠ポイントで、侵入リスク低減
・手軽に設置と取り外しが可能
▲デメリット
・利便性の低下
・適用範囲の制限有り
3 窓センサーと防犯カメラ
◎メリット
・簡単取り付けと設定
・窓の開閉を即座に感知。異常発生時は通知の受信で、留守中も安心
・ブザーで侵入者を威嚇。犯行を未然に防ぐ
・録画機能と音声通話機能で不審者を威嚇
▲デメリット
・カメラに死角がある
◆玄関の防犯
不在時はもちろん、特に夕方から夜にかけての時間帯を狙った犯罪を防ぐためには、家の外を「無防備な空間」にしないことが重要です。照明や防犯カメラなどの設備を効果的に利用し、日々の習慣の中で防犯意識を高めることが重要です。季節ごとに防犯対策を見直し、家族と家を守るための環境を整えていきましょう。
【玄関の防犯対策におススメ!3つのアイテムとそのメリット/デメリット】
1 人感センサー付きの自動照明やタイマー付きライト
◎メリット
・不意に明るくなることでの威嚇効果
・「在宅中」を装える
・節電効果
▲デメリット
・木々や動物での誤作動の可能性
・電源の確保
2 カメラ付きインターホンと玄関防犯カメラ
◎メリット
・訪問者や不審者による動きの可視化
・不在時も来訪者を後から確認できる
・録画機能と音声通話機能で不審者を威嚇
▲デメリット
・カメラに死角がある
3 スマートロック
◎メリット
・オートロック機能付で無施錠が防止
・物理鍵の所持不要
▲デメリット
・端末そのものの紛失盗難
・通信状態やバッテリー残量による締め出し
・暗証番号の漏洩の危険性
◆ベランダや庭の防犯
ベランダは大きな掃き出し窓につながっている場合が多くなっているため、ベランダからの侵入を防ぐためには、外部の人間を入れない工夫をすることが大切です。また、空き巣は「自分の姿が見つかりにくく、忍び込みやすい庭」を好みます。空き巣に「この家は狙いやすそうだ」と思わせないためには、足場となり得るものは置かないなど、住宅の防犯対策だけでなく、庭の様子にも気を配る必要があるでしょう。
【ベランダや庭の防犯対策におススメ!2つのアイテムとそのメリット/デメリット】
1 防犯フェンス
◎メリット
・屋外からベランダへの経路を塞ぐ
▲デメリット
・監視機能は無し
2 防犯砂利
◎メリット
・敷地内に足を踏み入れると音がすることで「音で威嚇」できる
▲デメリット
・置ける場所の限定
統計からみる侵入窃盗犯の動き
◆侵入窃盗犯の侵入経路
様々な対策を講じるには、窃盗犯がどこから自宅に入り込むのかを知っておくことが大切です。警視庁によると、戸建て、3階建て以下の共同住宅では、侵入窃盗犯の侵入経路は窓が多いということがわかります。また、4階建て以上の共同住宅は窓からの侵入が少ない一方で、縁側・ベランダに続く掃き出し窓からの侵入は、戸建てよりも高い割合です。この割合は、3階建て以下の共同住宅で一層高くなります。これは、3階以下の場合、高層階よりも掃き出し窓にアクセスしやすいためでしょう。戸建ての場合もマンションの場合も、侵入経路になりやすい場所の防犯対策を見直す事が大切です。
◆窓からの侵入手段
また、侵入窃盗犯の手段というと、「帰宅したら窓が割られていて、室内に荒らされた形跡がある」といったイメージがあるかもしれません。しかし、実際の侵入窃盗犯は、無締りの扉や窓を狙って入り込むケースが非常に多くなっています。戸建て、マンション問わず、最も多い侵入手段は無締りです。たとえ在宅していたとしても、出入口や窓の鍵をかける習慣をつけましょう。
侵入犯と強盗犯の違い
Secualの顧問兼防犯コンサルタントの松丸氏によると、空き巣等の侵入犯と強盗犯は犯行の手口に大きな違いがあります。
【侵入犯】
住人の不在を狙う手口。下見の段階では、人がいなくなる時間帯や侵入と逃走の経路などを探ります。また、人に見つからないようにする犯行計画を立てます。
【強盗犯】
闇名簿などで、ある程度ターゲットの情報を掴んでいる指示役の命令に基づき、住民の在宅を狙う手口。下見の段階では、住民が1人または2人で在宅になる時間帯を中心に探っています。不審者の侵入に気づいた時は下記のようにして対策しましょう。・可能であれば、外に逃げるか鍵のかかる部屋に逃げる。
・110番通報をして電話を繋いだままの状態にする。
・携帯電話での110番通報では住所を伝える。
・強盗に制圧された場合は無抵抗に徹し、クレジットカードの暗証番号などは正確に伝える。
狙われにくい家にするための工夫を
防犯アイテムを活用した対策以外にも、簡単にできることはたくさんあります。狙われにくい家にするために、日頃から意識すべきポイントをご紹介します。
●家の周辺はできる限り死角を作らず、人の目がある状態にするー高い生垣や塀など外から陰になるような場所がある状態は極力避けるー庭やベランダ、駐車場などの手入れ(雑草や木が茂っていないか、足場となるものが無いかの確認)をこまめに行う
●「防犯カメラ作動中」、「猛犬注意」などの防犯用ステッカーを貼る
●スマートロックを使用している場合は、暗証番号を不定期で変更する
●不審な訪問や連絡があった場合は「#9110」か「管轄警察署の代表番号」に情報提供してアドバイスを受ける※「#9110」とは、犯罪や事故にあたるのかわからないけれど警察に相談したいことがある時に使う警察相談専用電話です。
●在宅中も携帯電話など、外との連絡手段を携帯する
私たちにとっては普段の何気ない行動が、侵入犯や強盗犯にとっては格好の的となり得ます。窓や玄関等の個別の防犯対策に加え、上記複数の対策を組み合わせて侵入までの時間を稼ぐことで侵入を諦めさせ、安心・快適な暮らしを守りましょう。