2025年4月1日、リーガロイヤルホテル(大阪市北区中之島)が、IHGホテルズ&リゾーツの「ヴィニェット コレクション」に加盟し、「リーガロイヤルホテル大阪 ヴィニェット コレクション」として新たなスタートを切ります。これにより、ホテルの持つ伝統と格式はそのままに、世界基準のラグジュアリーなホスピタリティが加わります。

「リーガロイヤルホテル大阪 ヴィニェット コレクション」
2025年4月グランドオープン!

【リーガロイヤルホテル】は、大阪政財界による「賓客のための近代的ホテルを大阪に」という声のもと、“大阪の迎賓館”として1935年に創業。2025年1月16日に90周年を迎えました。

IHGホテルズ&リゾーツのラグジュアリーブランド「ヴィニェット コレクション」に2023年6月に加盟し、1年以上にわたり、135億円を投じた大改装を終え、2025年4月1日に「リーガロイヤルホテル大阪 ヴィニェット コレクション」として生まれ変わります。

「ヴィニェット コレクション」は、IHG初のコレクションブランドであり、多様性と発見を体現する個性豊かなホテルのセレクション。各ホテルの独自性は「ポジティブな変化を導く」と「思い出に残るリチュアル」というブランドのコミットメントに組み込まれています。世界中の「ヴィニェット コレクション」では、どのホテルも異なる個性を持ち、それぞれのストーリーをゲストに提供します。

今回新たに、ホテルで日本の伝統を楽しむ宿泊者限定のアクティビティの開講や、宿泊者が自分の好みの曲をリクエストしラウンジ・ロビーで聴くことができるサービスを予定しています。

伝統美と水の融合

日本を代表する建築家・吉田五十八氏によって、“日本の伝統美”を取り入れた和洋折衷の文化融合。
そのレガシーを尊重しながら、より一層魅力を引きたてつつ、人々の生活と文化の発展に大きな影響をもたらした中之島の「水」や「川」との関係性を深めることで、ここにしかない空間を創造します。

ロビーの床一面に敷かれた日本最大級の豪華絢爛な大緞通「万葉の錦」は、これまでの歴史に敬意を表してそのまま継承。

吉田五十八氏の設計による艶やかな鳥模様金蒔絵が施された柱の2面はのこしつつ、もう2面にはグレーンペンミラーを設置しました。これにより周囲の景色やレセプションを映しこみ、空間の繋がりをつくるよう意図しています。

レセプションでは、正面の壁に備えた西陣織による屏風でお客様をお出迎えします。この屏風は日本の伝統的な高級紋織物の卓越した技術と西陣織の豊かな質感により、世界から注目を集めている西陣織の老舗『HOSOO』のオリジナル作品。中之島の発展に大きな影響をもたらした水の力を、HOSOO独自のアプローチで仕上げています。

-水面に浮かぶ-1001室のバラエティ豊かな客室すべてリニューアル

客室に入ると床一面に広がるのは、川の水面とそこに映る光のきらめき。ベッドはそこに浮かんでいるかのような浮遊感を生み出し、心が解き放たれる心地よい時間が流れます。

空間を創るカラースキームはホテルのコーポレートカラーであるロイヤルグリーンを基調とし、西洋のクラシックな様式を取り入れている廻り縁や建具などを活かした歴史が継承された格調の高い空間です。

16階客室からの眺め

「All Day Dining REMONE」の進化

創業90周年を迎える2025年1月16日を機に、「All Day Dining REMONE(リモネ)」がメニューと料理提供スタイルをリニューアル。「REMONE」は、Restaurant Mix Old & Newの頭文字をとった造語で、伝統と革新が融合する空間。より洗練された食の体験が提供される予定です。

世界中の人が一日を通して堪能できる多彩なメニュー

新たに“世界中の小さな物語”をテーマに、世界の水の都と呼ばれる都市の料理をはじめとする世界各地の料理をご用意します。

多国籍のお客様が楽しめるよう朝食ビュッフェには、韓国風巻き寿司の「キンパ」や、スイス発祥のシリアル「ビルヒャーミューズリー」などの世界の料理に加え、地元大阪発祥の肉うどんやきつねうどんが登場。ディナータイムには、大阪名物「串カツ」も並びます。

完全菜食主義者“ヴィーガン”のライフスタイルに対応し、全時間帯でヴィーガンメニューをご用意します。なかでもおすすめの「カリフラワーステーキ」は、しっかりと焼き色をつけ野菜のコクと旨みを引き出した、オニオンやガーリックが味わい深いひと品。そのほか、中東アジアで愛されるフムスやファラフェル、茸とトマトの風味漂う「ヴィーガンボロネーゼ」など、国籍や嗜好が異なる方も楽しめるラインアップで、新たな食を体験する特別なひとときが楽しめます。

一新した提供スタイル

ディナータイムは、バラエティ豊かなビュッフェはもちろん、シェフこだわりのメイン料理からお好みの一品が選べる「セミビュッフェ」スタイルを採用。

国産牛サーロインのグリル

ビュッフェを楽しみ、ちょうどいいタイミングでメインが運ばれてきます。フリードリンクで好きなお酒と一緒に楽しめるのもとてもよかったです。

また、ダイニングスペースとは雰囲気の異なる「ラ・ロンド」では、おつまみなどの軽食やお酒とともに、落ち着いたひとときを過ごせます。

そして、ランチ&ティータイムには、楽しみ方の異なるビュッフェ2種を開催。料理とスイーツを両方味わいたい方におすすめの「ランチ&スイーツビュッフェ」、スイーツを存分に堪能したい方には「スイーツビュッフェ」など、時間帯と空間によって異なる魅力を持つメニューを楽しめるとともに、一日を通して様々な過ごし方がかないます。

五感で味わう三つ星シェフが手掛けるフランス料理【THE RAY】

光が誘うアプローチの先に広がる隠れ家【THE RAY】。目の前に広がる水辺の景色とともに堪能できる五感を刺激する創造性豊かな新しいフランス料理が楽しめるレストランです。

試食会では、ヴィーガンコース” VertRAY”のショートコースをいただきました。ヴィーガンだといわれないとわからないぐらい美味しく、運ばれてきたときのお皿の美しさにも目を奪われるほど。なかでも野菜の端材を使いシートにして織られた折り鶴や、ハーブの花束など遊びココロも感じられ、楽しめました。小菓子は有田焼で供されます。

至高の寛ぎと洗練が交差する、新たなクラブラウンジ体験

クラブフロア「ロイヤルクラブ」専用ラウンジ「ロイヤルラウンジ」を2024年12月17日よリニューアル。朝食、アフタヌーン、イブニング、カクテルタイムに訪問してみました。

「かさなり」をコンセプトにした上質な空間

今回の改装では、「かさなり」をコンセプトに、より快適に過ごせるようスペースを拡張しました。褐色に経年変化する有機素材(銅板・木・革)と、経年(時間)を感じさせない無機素材(モルタル・ガラス・ステンレス)が調和した空間には、「時間のかさなり」というメッセージが込められています。これまでの重厚感ある雰囲気から明るく開放的な空間へと変わり、ゆったりと寛げるソファ席を増やし、これまでライブラリーに設置していた書籍は、引き続きラウンジ内の各所に並び、多彩なラインアップを楽しめます。

日本文化を体験する特別プログラム

2025年2月5日からは、文化教室「エコール ド ロイヤル」にて、宿泊者向けの「インバウンド向けアクティビティ」がスタート。書道、生け花、伝統工芸など、日本文化を気軽に体験できるプログラムが用意され、訪日外国人観光客にとって特別な思い出を作る機会となります。

“大阪中之島から文化の発信を”との想いで、リーガロイヤルホテルの会員制文化教室「エコール ド ロイヤル」では1975年の開講以降、暮らしをより豊かに楽しむ学びの場をご提供してきました。今や日本のみならず、海外の方々からも愛されている日本の伝統文化。その魅力は、四季折々の自然を象徴的に再現し見立てた美しい日本庭園や、繊細な技法が光る工芸品、そして美しい心得にふれる茶道や芸道など、多岐にわたります。

エコール ド ロイヤルでは、開幕が近づく大阪・関西万博によるさらなる訪日外国人観光客の増加に向けて、日本文化をホテルステイとともに体験できる様々なアクティビティを展開します。この度は、伝統工芸や生け花、書道など、日本を訪れた際に一度は体験してみたいアクティビティ、在籍する各分野の専任講師による分かりやすく丁寧な指導のもと、日本文化の特徴や歴史を学べます。また、各アクティビティでは通訳や英語表記の資料などを活用し、国籍を問わずどなたでもより気軽に参加できます。

これらのアクティビティを通じて、ホテルに滞在する外国人ゲストの皆様に、日本の美と心を深く感じていただける特別なひとときを提供。

コシノジュンコ氏デザインのユニフォームで華やかに

<デザイナープロフィール>
コシノ ジュンコ
1978年から22年間パリコレクション参加。NY(メトロポリタン美術館)、北京、ベトナム、ポーランド、キューバ、スペインなどでショーを開催。国際的な文化交流に力を入れる。オペラ「魔笛」や「蝶々夫人」、ブロードウェイミュージカル「太平洋序曲」(トニー賞ノミネート)、DRUM TAOの舞台衣装、スポーツユニフォーム、花火やインテリアのデザイン等を手掛ける他、国内被災地への復興支援活動も行う。VISIT JAPAN大使、2025年日本国際博覧会協会シニアアドバイザー、大阪・関西万博催事検討会議委員、文化庁「日本博」企画委員、文化功労者。2021年フランス政府より「レジオン・ドヌール勲章シュヴァリエ」受賞、2022年「旭日中綬章」受章。

ホテルの新たな門出にふさわしく、宿泊部のユニフォームが世界的デザイナー・コシノジュンコ氏のデザインに一新されます。洗練されたデザインがホテルの格式を一層引き立て、スタッフのホスピタリティとともに、訪れるゲストを迎えます。

アクセスは無料シャトルバスで

リーガロイヤルホテル → JR「大阪」駅

リーガロイヤルホテル シャトルバス乗り場
7:30~22:15(毎時15分間隔)※所要時間約15分

JR「大阪」駅 シャトルバス乗り場

JR「大阪」駅 → リーガロイヤルホテル
7:45~22:30(毎時15分間隔) ※所要時間約15分

JR「大阪」駅西側(高架南寄り) ご利用の際は、桜橋口方面をご利用いただくことをお勧めいたします。

大阪・中之島という歴史的な建築物と現代的な施設が融合した魅力的なエリアにあります。JR大阪駅から無料シャトルバスもあり、15分間隔で毎時7:45~22:30(所要時間15分)でとても便利でした。(*詳しくはHPをご参照ください)

伝統と革新が交差する新生リーガロイヤルホテル大阪

「ヴィニェット コレクション」加盟によって、さらに魅力的に進化する【リーガロイヤルホテル】。新しいユニフォームでのおもてなし、リニューアルされた食体験、そして日本文化を体験できるプログラムと、これまで以上に洗練された滞在が楽しめます。90年の歴史を重ねたこのホテルで、贅沢なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか?