和歌山の秘境ともいわれている紀伊半島。エメラルドグリーンに輝く海と緑豊かな山々に囲まれた、自然の神秘を感じる癒しの地です。ここ最近は、世界遺産に登録されている「熊野古道」を訪れる多くの外国人客で賑わいをみせている、今注目の観光地。

そんな紀伊半島、那智勝浦の大自然を泊まりながらに楽しめるのが「ホテル浦島」。浦島太郎の物語の如く、雄大な景観と旬の食材をふんだんに使った絶品料理が楽しめるというのです。今回は紀伊半島最大級のリゾートホテル「ホテル浦島」の魅力をたっぷりとご紹介します。

とにかく広すぎる!半島まるごとホテルになった広々とした館

ホテル浦島は半島まるごと施設という、なんともスケールの大きいリゾートホテル。専用駐車場からシャトルバス、もしくは勝浦港・観光桟橋から専用送迎船で向かいます。

亀さんがモチーフの「浦島丸」がやってきました。本当に竜宮城に向かうような気分でテンションがあがります!送迎船に乗って約5分ほど見えてきたのが本日のお宿「ホテル浦島」。見渡す限りホテル浦島!といった感じで、これは今まで見てきたホテルの中でも一番の広さかもしれません。

ホテル浦島は、本館、日昇館、なぎさ館、山上館と4つの館があり部屋数は365部屋にも及ぶのだそう。館内マップで位置を確認するも、ひとつの街かと思うほどの広さと施設の多さに驚き。これは地図を見ないと迷子になってしまいそう。

宿泊者が迷わぬよう、それぞれの館の行先を印したラインもありました。

日本最長のエスカレーター「スペースウォーカー」

まず注目したいのが本館から山上館をつなぐ日本最長のエスカレーター「スペースウォーカー」。

全長154m、高低差77mのロングエスカレーターは、まるでひとつのアトラクションのよう。これからどこへ向かうのだろう…というワクワク感も演出してくれます。

きらりと光る海を眼下に望むオーシャンビューの客室

客室からは、窓いっぱいに美しい海と空の景色が広がります。広大な海に沈む夕日や、星空を独り占めできる、なんて贅沢な空間。

お部屋からぼんやりと外を眺めているだけで、なんだか浄化された気分に。

地元の新鮮な食材がずらり。自然の恵みを舌で楽しむ「熊野Cuisine」

昨年の7月からメニューをリニューアルした「熊野Cuisine」。

その名の通り、熊野地方や熊野灘などで生産者がこだわって大切に育てた海鮮、肉類、色川地区の無農薬野菜、フルーツといった様々な地元食材をたっぷりと楽しめる贅沢なバイキングとなっています。

季節限定のヒオウギ貝や、熊野の山の恵みを堪能できる天ぷら

牛モモ肉ローストビーフはその場でシェフが出来立てを提供

勝浦の名物、新鮮なまぐろを使ったお寿司やお刺身に舌鼓♡旨味を含み、もっちりとした食感のまぐろはこの地域ならではの宝物。

デザートは旬のフルーツからケーキ、豪華なチョコレートファウンテンまで!

お酒も、定番のビールやワインから、地酒、果実酒など大満足のラインナップです。一日じゃ制覇しきれません……悔しい!

勝浦の海から昇る朝日を眺めながらの朝食もおすすめ

いつもはギリギリまで寝ていたいけれど、こんな素敵なロケーションで朝食をいただけるなら早起きもなんのその。

まぐろの漬けやお茶漬けブッフェ、まぐろのペペロンチーノなど和洋MIXで豊富なラインナップです。

鮪の漬け

お茶漬けブッフェ

鮪のペペロンチーノ

みかん鶏のつくねと玉子・大根おでん

夕食・朝食共に種類豊富で大満足間違いなしのバイキングでした。

物語の一幕のような絶景洞窟温泉

那智勝浦温泉には、200本以上の泉源があり、その湧出量は毎分2万千リットルにも達しているのだそう。ホテル浦島にも、10の源泉があり、硫黄の香り沸き立つ源泉掛け流しの湯を楽しむことができます。

数ある温泉の中でも、本館に位置する天然洞窟温泉「忘帰洞」は、一生に一度は訪れてほしい絶景風呂。紀州藩主の徳川頼倫公に「帰るのを忘れさせるほど」と誉めて名付けられたこちらの温泉、於泥岩層の破砕帯が熊野灘の荒い風波に浸食された間口25メートル・奥行50メートル・高さ15メートルの巨大な天然洞窟に自然に温泉が湧出して熱い湯溜りとなったのがはじまり。間違いなく、日本最大級の洞窟風呂です。

自然の形をそのまま利用しているため、洗い場なども複雑に入り組んでおりダンジョンのようです。

ゆったりと温泉につかりながら眼前に広がる太平洋の美しさと波音に心寄せる至福のひととき。心も身体も芯からほぐれていくようです。こんなに間近に自然の力強さを感じることができるダイナミックな温泉、ほかにはありません。

午前と午後で男女入れ替え制になるようですので、2度は楽しみたいですね。

天然洞窟温泉「忘帰洞」
5:00 - 10:00 / 13:00 - 23:00
※午前と午後で男女入れ替え制になります

何度でも訪れたくなる魅惑の竜宮城「ホテル浦島」

ホテルのすべてがアトラクションに思えるほど魅力がたっぷりと詰まった、紀伊半島最大のリゾートホテル「ホテル浦島」。地元の海&山の恵みを楽しめる「熊野Cuisine」や、圧巻の巨大洞窟風呂をはじめ、1日では足りないほど魅力あるコンテンツが詰まったホテルでした。いつでも帰ることができる現代の竜宮城「ホテル浦島」で、日々の喧騒から離れ、ゆっくりと心と体をリセットしてみてはいかがでしょうか。

ホテル浦島

住所: 〒649-5334 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町勝浦1165−2
電話番号:0735-52-1011

アクセス:JR紀伊勝浦駅から桟橋まで徒歩約6分、その後専用船又はシャトルバスにて約5分※専用船は運休の場合あり