水素で焙煎!? 美味しさとサステナビリティの新境地へ
UCCグループの焙煎技術を駆使し、水素焙煎という独自の焙煎方法を確立(特許出願中)
コーヒーの焙煎では、コーヒー特有の味覚や香りを引き出すために、微妙な火力調整により焙煎温度をコントロールすることが重要です。水素は地球上でもっとも軽く空気中に飛散しやすく、酸素との反応で容易に燃焼するなど、水素の取り扱いの難しさが水素焙煎での課題のひとつです。UCCグループは焙煎技術に強みを持っており、それを活かすことで、昨年、水素混焼バーナーを使用した焙煎装置を開発し、特許出願をしています。この焙煎機を用いて、安定的に製造することが可能です。
多彩な味覚形成が可能に。“水素焙煎ならではのおいしさ”
水素焙煎の可能性をさらに追求し、UCCの生産部門、研究開発部門・イノベーションセンターが中心となり、焙煎と試飲、機器分析を繰り返しました。その過程で、水素を熱源とした場合、火力の調整幅が既存熱源より広いという特徴があり、幅広い熱風温度での焙煎が可能であること、水素でしか出せない焙煎プロファイルと味覚があることを確認しました。
UCCは22年に水素焙煎機及び、水素供給システムの開発・実証を開始。
25年4月に、世界で初めて大型水素焙煎機で水素焙煎コーヒーを量産開始しました。※
※ 水素熱源に対応するかたちで焙煎機そのものを独自に設計・開発し、
継続的に水素焙煎コーヒーを生産・販売
※年間キャパシティ3,000トン以上
このような水素が持つ特性と、温度コントロールや味覚形成に関する知見といったUCCがこれまで培ってきた焙煎ノウハウとを組み合わせることで、従来は不可能だった条件で豆を焙煎できるため、既存熱源よりも多彩な味覚形成が可能となります。すなわちUCCが提供できるコーヒーの味覚幅を広げる焙煎方法としても確立し、“水素焙煎ならではのおいしさ”を創り出すことに成功しました。(特許出願中)
地球にも、自分にも優しい。未来の一杯
水素焙煎コーヒー製品ラインアップ
2,073円(税込)/1箱(12個入り)
“ガス焙煎”と比較して、酸味やフルーティーさを引き出すことを得意とした“水素焙煎”の特徴を生かし、相性の良い原料として、エチオピア 「イルガチェフェ地方産コーヒー」を選定しました。
水素焙煎によって際立つ、柑橘やベルガモットのような華やかなフレーバー、余韻に広がる甘い香りが楽しめます。
【風味の特徴】
苦味:★★☆☆☆
酸味:★★★☆☆
コク:★★☆☆☆
【生豆生産国】エチオピア
【フレーバー】チェリー、ダークチョコレート
【内容量】7.5g×12P
【賞味期限】13ヵ月
【推奨レシピ】(HOT) 湯量メモリ3(120ml)/(ICED) 湯量メモリ1(70ml)
すっきりした軽やかな味わい、でも適度にコクもあり美味しい!ホットでもアイスでも楽しめるバランスがいいフレーバーです。
おすすめコーヒーマリアージュ
【アイスコーヒー】with レモンケーキ
アイスの温度帯で抽出すると、柑橘系の爽やかな酸味と透明感のある甘さが際立ちます。
焼き菓子を合わせることで香ばしさが和らぎ、コーヒーのフルーティーな風味がより鮮明に。
季節にぴったりのレモンケーキと組み合わせると、柑橘の爽やかさがさらに際立ち、多彩なフルーツの風味が重なり合う、軽やかで心地よい味わいのコーヒーマリアージュが楽しめます。
【ホットコーヒー】with チョコレートアイス
ホットの温度帯で抽出すると、ベリーの華やかな甘い香りに加え、赤ワインや高カカオチョコレートを思わせる濃厚で香り高い余韻に。ホットコーヒーと濃厚なチョコレートアイスを組み合わせると、口の中でゆっくりと溶け合い、チョコレートのほろ苦さがやわらかく広がる中で、コーヒーのチェリーやラズベリーのような甘く華やかな香りが際立ちます。温度のコントラストが織りなす奥行きのある味わいが楽しめる、贅沢なコーヒーマリアージュです。
水素焙煎はCO2排出ゼロ
1日2杯でできる※1、ちりつもカーボンニュートラル。ムリなく続けられる、おいしい環境アクションです。環境にいいことはしたい。でも、続けるのは大変。そんな人に向いているのが水素焙煎コーヒーです。自分で木を植えるのは難しくても、毎日のコーヒーを水素焙煎コーヒーに切り替えるだけで、脱炭素に貢献。
※1 水素焙煎したコーヒー豆を100%使用したコーヒーの場合
※1 熱風発生時(焙煎の熱を発生させている工程)のCO2排出量がゼロである場合
※1 コーヒーの使用量を12g/1杯で算出
※1 ゼロカーボンアクション30レポート2021(環境省発行)に基づく試算
※2 2025年稼働予定の富士工場工業用大型焙煎機の場合(焙煎工程における排出量)
未来にやさしく、そして自分の心と身体にもやさしい。そんな一杯を、あなたのライフスタイルに加えてみませんか?