約1,000人が回答した最新調査で判明した資産運用者の“リアルな本音”とは?

証券口座の不正アクセスやフィッシング詐欺の増加を背景に、資産運用を行う人の間で“強固かつ利便性の高い認証技術”を求める声が急増しています。ロボアドバイザー「WealthNavi(ウェルスナビ)」を提供するウェルスナビ株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役CEO:柴山和久)は、全国の20代~50代の資産運用ユーザー約1,000人を対象に、「セキュリティに関する意識調査」を実施。その結果、多くの利用者が「生体認証の導入」や「多要素認証」の活用を強く望んでいることがわかりました。

8割以上が「口座乗っ取りのニュースを知っている」

調査ではまず、「最近、証券口座の乗っ取り被害が増えていることを知っているか」との質問に対し、83.0%が「知っている」と回答。さらに、その中の84.7%が自身の資産に対して不安を感じていることが明らかになりました。デジタル証券化や投資のオンライン化が進む一方で、セキュリティ面に対する不安も加速度的に高まっているようです。

対策のトップは「多要素認証の設定」

不正アクセスに備えて新たな対策を講じた人のうち、最も多かったのは「多要素認証を設定した」で49.2%。次いで「メール内のリンクやファイルを開くことに慎重になった」が36.6%と続きました。一方で、約2割(21.5%)は新たな対策を講じていないことも浮き彫りに。

新たな対策をしていない理由については、「具体的に何をすればよいかわからない」が最多(45.2%)。認知度は高まっているものの、適切な対応策が一般に浸透していない現状も明らかになりました。

金融機関に求めること:「強固な認証技術」が最多

調査で最も多くの人が金融機関に求めたのは、「生体認証などの強固な認証技術を導入してほしい」(57.9%)。続いて、「不正アクセスの検知システムを強化してほしい」(56.6%)、「スマホで手軽に使える認証技術を導入してほしい」(47.3%)など、“強固さ”と“利便性”の両立が求められていることがわかります。

WealthNaviのセキュリティ対策:被害ゼロの実績

ウェルスナビ株式会社では、これまでに証券口座の乗っ取りによる被害は一切発生していません
その背景には、以下のような複数の対策があります。

・認証アプリを用いた多要素認証(2018年~)
・ログイン時の多要素認証を2025年6月より順次必須化
・送信ドメイン認証(DMARC)によるなりすましメール防止
・出金先口座の本人確認による資産流出防止
・今後はFIDOなどの生体認証の導入も予定

同社は、今後も「安心して使える金融インフラ」として、ユーザーと資産を守る技術の強化と情報発信に注力していくとしています。

セキュリティは利便性と並ぶ、資産運用におけるもう一つの「土台」です。今後も、安心して使える金融サービスの在り方が、より一層問われていくことになりそうです。

【調査概要】
・調査主体:ウェルスナビ株式会社
・実施方法:LINEリサーチ
・対象:全国の20~59歳の資産運用サービス利用者(n=1,055)
・実施日:2025年6月27日

関連リンク:
WealthNavi 公式サイト
ウェルスナビのセキュリティ対策について