駅前の喧騒を離れ、一気に静かになる奥渋エリア。そんなオトナの渋谷エリアに、期間限定でかき氷店がオープン!何やらすごいお店なんだそう。。。

寅の子かき氷 -toranoko shaved ice-

渋谷の文化村エリアをさらに進んでいくと、ふと目に入る美しい水色ののぼり。こちはが、今回ご紹介するお店、『寅の子かき氷 -toranoko shaved ice-』。賑やかな渋谷のイメージと異なり、落ち着いた雰囲気です。

のぼりを目印に半地下の階段を下るのですが、あれ⁈入り口がない!あるのは無機質な冷蔵庫。。。ですが、実はこれが入り口...!!おそるおそる冷蔵庫を開けてみましょう。

開けてびっくり!とっても楽しげな空間が広がっています。こちら、通常は「ミチナキミチ」という居酒屋さん。その名の通り、和をベースにしつつ、ジャンルや常識にとらわれない空間と料理を提案する話題のお店だそう。『寅の子かき氷』は、ここに期間限定でポップアップとしてオープンしています。

老舗料亭の志を受け継ぐ、かき氷とは⁈

実はこちら、滋賀県にある老舗料亭「双葉館 魚寅楼(うおとらろう)」の次期6代目、遠藤 瑛さんの想いから生まれた「toranoko」プロジェクトの第一弾。家業をリスペクトしつつも、よりカジュアルに、より楽しめる形で、和の文化を世界へ伝えたいと、まずは渋谷でかき氷店をスタートしたのだそう!
そんな思いから、メニューには和の素材と滋賀の風土をテーマに生まれた6種のフレーバーのかき氷が並びます。

「近江抹茶のかき氷」を実食!

「さつまいもと黒蜜」「みたらし」「黒蜜ときなこ」など和素材のかき氷のほか、やはり外せない「いちご」や「マンゴー」のかき氷まで。悩みつつも、一番滋賀県の味わいを感じられそうな「近江抹茶のかき氷」をチョイス。
ほどなく、立派な氷が運ばれてきました♡

滋賀県産の一番茶だけを贅沢に使用した、まさに抹茶好きのための特製かき氷。富士山のようにこんもりと盛られた氷の上には、鮮やかな緑が美しい抹茶と、なめらかなエスプーマ、そして仕上げに、滋賀県産の黒豆の甘煮がトッピングされています。

使用している茶葉は、全国五大銘茶のひとつ、朝宮茶。日本最古の茶産地とも言われる滋賀・朝宮は、“日本で最も香り高い茶葉”が育つ土地として名高い地域なんだそう!

ひと口いただくと、まずは繊細な氷の食感と共に、爽やかな抹茶の香りがふわり♡上質な茶葉特有の、濃厚な甘みとほのかな苦みの後に、上品で華やかな香りが鼻を抜けていきます。なめらかなエスプーマと黒豆の優しい甘みにもほっこり。そして嬉しいことに、食べ進めると小豆と白玉が♡これはどのフレーバーにも共通の、嬉しいサプライズです。

もう一つ、全てのかき氷と共に供されるのが、塩昆布と温かいお茶。料亭に根ざす“お口直し”の文化を受け継ぎ、冷たい甘味の合間にちょっとした塩気と温かさを挟むことで、氷本来の甘みや冷んやり感も引き立ちます。料亭でも使われていたという、立派な器も美しく、細部にまで細やかな心遣いが感じられますね。

しばし渋谷にいるのを忘れそうな、落ち着いた気持ちになれる一杯。この贅沢を味わえるのは、ひとまず8月末までだそう!ぜひチェックして、行ってみてくださいね♡

寅の子かき氷 -toranoko shaved ice-
期間 : 2025年7月19日(土)〜8月31日(日)<定休日なし>
営業時間: 平日  11時〜16時(LO15:30) 
      土日祝 11時〜17時(LO16:30)*ミチナキミチのランチと同時営業
場所 : ミチナキミチ(〒150-0046 東京都渋谷区松濤1丁目4−8 松濤EAST B1F)
公式Instagram : https://www.instagram.com/tsi_toranoko_shaved_ice/