1877年創業のイタリアパスタブランド「Barilla(バリラ)」が、7月29日、「バリラ パスタ チャンピオンシップ アジア2025 日本決勝(以下、日本大会)」を開催、優勝者を決定しました。

北参道「Convivio」の澤田隼人シェフが優勝!南イタリアの伝統的な蛸のラグーを日本風にアレンジしたメニューが高評価

当日は、ファイナリストのイタリアンシェフ6名が参加し、順番にパスタのプレゼンテーションや試食を披露。厳正なる審査を行った結果、北参道「Convivio」の澤田シェフが優勝しました。

澤田シェフは日本代表として、2025年11月にシンガポールで開催されるアジア大会に参加し、日本を含む合計8か国の代表のトップシェフ8名とアジアチャンピオンをかけて競います。

審査員である、バリラ アジアパシフィック エグゼクティブシェフ アンドレア・トランケーロ氏は、澤田シェフのレシピについて「南イタリアで親しまれている蛸のラグー。イタリアでは、白ワインを使っているところ、日本産ウィスキーを使ってうまみを引き出し、国産の蛸と合わせて日本風にアレンジしたところ。さらに、ウィスキー樽を器に使うことで、パスタだけでなく器からも鰹節を思わせる燻製の香りを感じられた点が独創性高く評価しました。」と語りました。

見た目もたのしく、芳醇な香りが広がる蛸のラグーソースペンネ

澤田シェフ考案のPenne Rigate with Whisky Octopus Ragù(ペンネリガーテ ウイスキー 蛸のラグーソース 絡まる風土を樽に込めて)
は、ウィスキー樽を模した器に盛りつけられた、見た目も楽しい1品。明石産の蛸に合わせたのは、明石産のウィスキーです。

この組み合わせについて澤田シェフは「旨味と香りが豊富な明石の蛸に、ウッディでコクのある明石のウィスキーを組み合わせました。地の物同士は、相性がよく素材本来の味でうまくまとまります。」と語りました。また「個人的にウィスキーが好きで。このウィスキーチップは、鰹節の風味を感じられるので蛸と相性が良いと思ったんです。」と説明しました。

一口食べると芳醇な蛸の風味が口の中に広がる!

ソースの味について澤田シェフは「ソースに、塩気は一切足していません。蛸のミネラルとケッパーの酸味だけ。素材本来の味でまとめています。ペンネは、ソースと混ぜた時にペンネの穴にも香りが広がり、味わいが深くなるのもペンネを選んだ理由です。」と説明。また、アジア大会に向けて「日本代表として背負っていくので身の引き締まる思いで頑張り、トップを狙っていきたい。」と語りました。

激戦を勝ち抜き、日本代表に選ばれた、澤田シェフの世界での活躍に期待しましょう。