気が付けばゴールが見えてきた「大阪・関西万博」。世界各国のグルメが楽しめると話題ですが、どこも行列、またキッチンカー的なお店でもかなりのお値段という感想もききます。そんななか、大阪・関西万博で世界各国の料理や鉄板焼き、鮨を提供する「ラウンジ&ダイニング」は、豪華さと満足感たっぷり。
今回は穴場的な存在の本格寿司店「鮓 晴日(すし はれのひ)」を紹介します。
「鮓 晴日(すし はれのひ)」
ナショナルデーのイベントなどが開催されるレイガーデンに世界の文化を感じながら新しい食事の体験を楽しめるレストランがあるのをご存じですか?
2階「ラウンジ&ダイニング」では大阪湾を一望できる絶景と共に食事をいただけます。店内は、地元関西の厳選した食材を活かした料理とともに世界各国の料理をビュッフェ形式で提供する「ダイニングエリア」、日本の代表的な食文化である鮨と鉄板焼きを目の前で提供する「カウンターエリア」、世界各国から訪れる招待客や賓客の接待や会食の場としても個室利用が可能な「レセプションルーム」から構成されています。
「鮓 晴日(すし はれのひ)」では「大阪府鮓商生活衛生同業組合」に所属する腕利きの寿司職人さんたちが腕を振るいます。会場常駐の職人さんに加え、日頃は府内に構えた自身のお店で働きながらこちらに通う職人さんもいて、きびきびと目の前で職人技を見せてくれます。優しい笑顔で鮨屋のカウンターは気を使う、、、という人にも間口が広いところも嬉しい。
最初に本日のネタをみせてくださいました。ワクワク感がたかまります。
大阪鮓 「祭り」
- お料理のみ
- 2名様~
18,000円税込(別途サービス料10%)/1名様 のスタートです。
突き出しの松前漬け。
いか
お寿司は純白のいかからスタートです。酢橘と塩で味付けられておりそのままで。
とろ
早速脂ののったとろで嬉しい!こちらは醤油でいただきます。
本日の白身魚はあこう鯛。
本日の鯛昆布〆
一番好きなネタ!帆立。肉厚で美味!
最初ワインで乾杯しましたが、ここで2杯目はジャパニーズウイスキー。インバウンドの方も喜ぶ品揃えです。
車海老
漬けまぐろ 濃すぎない漬け込み具合が良い。
うにといくらの軍艦巻きが一貫ずつ!最高!海苔も上質なので、すぐにいただいてぱりぱり感を楽しんでほしい。
こちらのコースはとにかく鮨を堪能するコース!江戸前に続き大阪鮓が盛り合わせで登場します。
押し寿司(小鯛、富士サーモン)
棒寿司)(鯵、鯖)
厚焼玉子
大阪鮓は江戸時代よりもずっと昔の平安時代に誕生、発酵寿司である「熟れ寿司(なれずし)」発祥とされています。具材を木枠の押し型に敷き詰め、押し固めて作る押し寿司です。かつては大阪にも大阪鮓の専門店が結構ありましたが、ずいぶん少なくなりました。海外の方、関西以外の方はもちろん若い方にも大阪の文化を知っていただく良い機会だと思いました。
途中で鱧のすり身を練り込んだ厚焼き玉子が出来上がりよい香り~あつあつ食べてみたい。
煮穴子 握りに戻り、柔らかい煮穴子にすりごまがアクセント。とってもあう。
本まぐろ炙り 炙ることで脂が絶妙に落ち、山葵の清涼感と共にいただきます。
温かいしじみの赤だし。
かなりお鮨を堪能し、最後の〆は巻き寿司のかんぴょう巻きと鉄火巻き。ザラメを使い無漂白の希少なかんぴょうに甘みを染み込ませたかんぴょう巻きは甘さがすっきり。
私は全体にしゃりコマにしてもらったのですが、全部いただくとかなりのボリュームで、おなかぺこぺこの方も大満足するはず。温かいしじみの赤だし。
職人さんが目の前で点ててくださるお抹茶のよい香り。
すっきりとフィニッシュ。
店内は美しい一枚檜のカウンター席、窓からは、昼間は明るい海を眺めることができます。そして私がうかがった夜は、窓からドローンショーが見えて感激!万博という人生において貴重な経験の中で、日本の文化であるお鮨を楽しめるという特別体験でした。
「祭り」コースは18000円(別途サービス料10%)
焼きアワビの鉢物がプラスされた「晴れ」コースは22000円(別途サービス料10%)
と贅沢なお値段ですが、納得の内容。また物価の高い万博会場において最高のロケーションで、職人さんとお話を楽しみながらいただく鮓は貴重です。
「鮓 晴日(すし はれのひ)」はネットからの事前予約制。当日に空席がある場合は、予約なしでの案内も可能とのこと。
コース料理
11時~12時30分、
13時~14時30分、
15時30分~17時、
17時30分~19時、
19時30分~21時の5回。
詳細は 公式サイト