中学生の親が直面する悩みとは?調査結果を発表

塾選びサービス「塾選」を運営する塾選ジャーナルは、中学生の子どもを持つ親100名を対象に「中学生の親の悩み」について調査を実施しました。その結果、親たちが抱える課題は「スマホとの付き合い方」や「勉強・成績」といった、生活習慣や進路に直結する深刻なテーマであることが明らかになりました。

親の悩みランキングTOP5

1.スマホとの付き合い方(62%)
2.勉強・成績(61%)
3.進路(34%)
4.反抗期(22%)
5.思春期の子どもへの接し方(21%)

複数回答形式で行われた本調査では、半数以上の親が「スマホ」や「学習習慣」に関する悩みを抱えていることが浮き彫りとなりました。

悩み1位「スマホとの付き合い方」

最も多く挙げられたのは、子どもの「スマホ依存」による生活リズムの乱れや成績低下への不安です。

「夜遅くまでスマホを手放さず、睡眠不足と成績低下が心配」
「ルールを決めても守られず、親子関係がギクシャクする」

SNSやオンライン上の人間関係に関する懸念もあり、ネットリテラシー教育の難しさを指摘する声も目立ちました。

対処法としては「親子でルールを話し合う」「物理的にスマホから離す」などが挙げられ、リビング保管や休日の外出でスマホ以外の時間を増やす工夫が紹介されています。

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悩み2位「勉強・成績」

次に多かったのは「やる気が出ない」「頑張っても成績が上がらない」「部活や友人関係との両立が難しい」といった勉強や成績の悩みです。

「受験生なのに勉強せず、親だけが焦ってしまう」
「努力しているのに結果が出ず、本人も自信をなくしている」

対処法としては「塾や家庭教師など外部の力を借りる」「家庭内で一緒に学習環境を整える」「努力を評価して精神面を支える」といったアプローチが紹介されています。

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悩み3位「進路」

34%の親が「進路」に悩みを抱えており、将来の目標が見えないことや、高校の選択肢が多様化していることが背景にあるようです。

「本人が将来を考えていないため、どの高校に進学すべきか決められない」
「親自身の経験則が通用せず、アドバイスに困っている」

対処法としては「高校見学や説明会に親子で参加して情報を集める」「日常的に子どもと進路について対話する」といった方法が有効とされています。

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悩み4位・5位「反抗期」「思春期の接し方」

反抗的な態度や会話の減少に戸惑う声も多く、22%が「反抗期」、21%が「思春期の子どもへの接し方」を課題として挙げています。

「アドバイスをすると嫌がられる」
「会話が減り、どう接すれば良いか分からない」

対処法としては「距離を置いて子どものペースを尊重する」「LINEなどツールを活用する」「先生や経験者に相談して客観的に対応する」などが紹介されています。

今回の調査からは、中学生の親が日常的に直面するリアルな悩みと、その多様な対処法が浮き彫りになりました。スマホ、勉強、進路といったテーマは今後も大きな関心を集める課題となりそうです。

アンケート調査概要
調査対象:中学生の子どもを持つ保護者(有効回答数100名)
調査時期:2025年7月
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットを使用した任意回答
調査レポート名:「中学生の親の悩み」についての調査

『塾選ジャーナル』