キャリアSNS「YOUTRUST」は、多様化する働き方とキャリア形成の新潮流を分析するシンクタンク「次世代キャリア研究所」を立ち上げました。
第1弾の調査では、全国1,705名を対象にキャリア意識を調査。結果から、20代の8割が転職を前提に就職しているという実態が明らかになりました。
終身雇用から「キャリアビルディング」へ
終身雇用や年功序列が形骸化し、副業やリスキリングが一般化する中、20代の間では“会社に依存しないキャリア形成”が進んでいます。
調査によると、新社会人(23〜25卒)の約8割が5年以内の転職を想定しており、就職学生(26・27卒)に比べ長期勤続意向が減少。働き始めてからキャリア観が現実的・戦略的に変化していることがうかがえます。
また、「転職を前提に就職活動を行った」学生は63.7%、新社会人では70.1%。理由として最も多かったのは「スキル・キャリアアップ」で、20代の間で“キャリアを自分で築く”意識が強まっていることがわかりました。
転職理由は多様化、価値観の変化も
転職を検討する理由としては、「年収を上げたい」(38.7%)が最多。一方で「福利厚生の充実」(25.5%)や「労働時間の最適化」など、働きやすさやライフバランスを重視する声も増えています。また、キャリア形成に影響を与える情報源については、20代では「SNS(X・Instagram・TikTok)」が32.3%で最多。30代以上との間で大きな差があり、SNSや身近な人からのリファレンスが意思決定に直結している様子がうかがえます。
「転職=ジョブホッパーの時代ではない」
次世代キャリア研究所の初代所長・吉野樹氏は次のように語ります。
「これからは“転職=ジョブホッパー”ではなく、意図的に戦略を持ってキャリアを積む『キャリアビルダー』が増えていくでしょう。
転職を前提にしても、社内での挑戦機会を逃さずに“やりたいファースト”で働く姿勢こそが、次世代のスタンダードになると感じています。」
「キャリアを楽しむ」社会へ
次世代キャリア研究所では、20代を中心にした意識調査やSNSを通じて、若年層のリアルなキャリア観を発信。「キャリアが楽しみになる社会」を目指し、企業・個人双方のキャリア戦略に新たなインサイトを提供していきます。
調査概要
①YOUTRUST独自調査「キャリア観・働き方に関する調査」
対象:26〜27卒学生(N=55)、23〜25卒社会人(N=57)
方法:Webアンケート(実施期間:2025年9月20日〜9月30日)
②一般社会人調査「キャリア観・転職・副業意識調査」
対象:全国20〜59歳の社会人男女(N=1,600)
方法:Webアンケート(実施期間:2025年9月12日〜9月18日)
※出典:次世代キャリア研究所
YOUTRUSTとは
「YOUTRUST(ユートラスト)」は、仕事仲間とのつながり形成や副業・転職意欲の共有を通じて、新しいキャリアの出会いを生み出すキャリアSNSです。
個人ユーザー向けにはキャリア情報発信やコミュニティ参加を、法人向けにはタレントプールを活用したネットワークリクルーティングサービスを提供しています。
▶サービスページ:https://lp.youtrust.jp/
次世代キャリア研究所は、今後も「キャリアを自ら設計し、楽しむ」若者たちの動向を継続的に追い、社会全体のキャリア観変革をリードしていく方針です。