10⽉24⽇(金)、25⽇(土)の2日間にわたりアーバンドック ららぽーと豊洲1で開催されるオフラインイベント「TikTok Autumn Fest」。

「#メロ秋」をテーマに、誰もが“メロメロ”になるような体験を表現するこのイベントに、SNS総フォロワー数400万人超えの超人気クリエイター、ウルフ/バズグルメクリエイター(以下、ウルフ)さんが参加します。

今回は、SNS・プラットフォームを通じて日本中の“バスグルメ”の魅力を伝え、自身でもクレープ店「クレープとエスプレッソと」のプロデュースを手掛けるウルフさんに、TikTokで発信することの魅力や、クレープ店のこだわり、「TikTok Autumn Fest」にかける思いなどを聞きました。

今や総フォロワー数400万人、TikTokでも190万人のフォロワーを抱えるウルフさんですが、TikTokを始めたきっかけはなんですか?

僕はもともと、SHIBUYA109の公式SNSの運用を担当していました。そこで日々発信したり、運営の方と話をしたり、色々なコンテンツ、プラットフォームを見ていく中で、縦型の動画に対する若年層の熱狂、パワーはすごいなと感じるようになったんです。

個人でははじめはInstagramをメインでやっていたのですが、これからはTikTokもやらないとダメだな、と思ってはじめたのがきっかけです。

ウルフさんは単なる映えやビジュアルのインパクトだけでなく、ストーリーのあるお店や人を魅力的に紹介している印象があります。動画を投稿するときはどんなことを意識されているのでしょうか。

そうですね。地方や地域に貢献をしたいという思いもあるので、元々は東京メインでしたが今は全国のお店を巡っています。

人が映るものの場合は単なる動画というよりショートムービーを作る気持ちで撮っていますね。あとは見る手側に余白を残しておくというのも大事かなと思っているので、キャプションにあまり書き込みすぎないというのも意識しています。

TikTokは新しいトレンドの発信地として注⽬されていますが、実際に発信する⽴場から⾒て、どのような点が魅⼒だと感じますか。また、“トレンドや共感”が⽣まれる要素について、どのように捉えていますか。

TikTokの特徴として、コメント欄が盛り上がるというのがあると思うんです。コメントの数が多いのもそうですが、コメント自体にエンタメ性があるというか。面白かったり、ポジティブなコメントが多いので、そこがいいところだと思います。発信していてもコメント欄が盛り上がると嬉しいですね。

なるほど。コメント欄がより共感を生んだり、大きなブームを起こすきっかけにもなっているかもしれないですね。

ここから、今回「TikTok Autumn Fest」にも出店される⼈気カフェ「クレープとエスプレッソと」についてお伺いしたいのですが、このお店はどのような思いから⽣まれたのでしょうか。

以前にも単発でコラボ商品をだしたことはあったのですが、次にやるとしたら、店舗としてなにかやりたいなとずっと考えていたんです。

というのと、これとはまた別で、僕は自治体のSNS・プラットフォームのコンサルやマーケ支援の仕事もしているんですが、その地域をよく知っていく中で、良いお店や文化や素敵な人たちをもっと伝える支援をしたいなと考えるようになったんです。

僕は食を絡めたものなら力になることができるので、何かできることはないかなと考えていたんですが、ちょうどその当時クレープを焼いている動画を投稿するのが流行っていたので、美味しい生地のクレープができればその生地を色々な地域の食材と掛け合わせていいものができるのではと思いました。

クレープをキャンバスに見立てて、各店舗で地域の食材を使ったご当地クレープみたいなものができれば、地域の支援ができるかなと思ったんです。それで元々繋がりのあった「パンとエスプレッソと」の社長と相談して、一緒にクレープのお店を始めました。

ただ、クレープの美味しい生地を作るのが難しくて、生地の開発にはすごく時間がかかりました。僕が一番美味しいと思っている、東京の三鷹にある「LA CREPERIE(ラクレープリー)」というお店の生地を参考にさせてもらって、作り方こそ教えてもらってはいませんが、ヒントをもらったりしながら1年半研究を続けて、ようやく理想のいわゆる“パリパリクレープ”の生地が出来上がりました。

今は表参道、自由が丘、山梨、嵐山、大阪、福岡、フィリピンと8店舗あって、渋谷にももうすぐ新しいお店ができるのですが、嵐山では抹茶のクレープを出しています。このような地域の特徴のあるクレープをこれから色々出していきたいと思っています。それから食材だけでなく、各店舗のオーナーの個性も出していきたいですね。

お店にかける思いを色々教えていただきましたが、カワコレ読者に向けて、「クレープとエスプレッソと」で味わえる体験や、⾒た⽬・⾹り・空間のこだわり、特におすすめのメニューがあればぜひ教えてください。

注目してもらいたいポイントのひとつは唯一無二のクッキーのような香ばしさです。ASMRが好きな方も多いので、パリパリクレープの食感や食べた時の音も楽しんでもらえるのではないかと思います。

それから見た目は、「黄金クレープ」と呼んでいるのですが、生地の色にもこだわっています。スタッフにも綺麗に焼いてもらいたいと伝えていて、焼きむらは極力なくして綺麗な円になるように。それから最初はパリパリだけど、食べ進めるとバターのしっとり感も感じられるように外側にかけて薄くしていく、とか。食感のコントラストも大切にしています。

最初はパリパリした食感で意外性・感動を与えて、食べ進めた最後の一口まで最高に美味しく感じてもらえるように。とにかくとことんこだわって作っています。

メニューで言うとまずはバターシュガーから食べてみてもらいたいですね。世界一を目指している唯一無二のクレープなので、ぜひ試してみてください。

さて、いよいよ始まる「TikTok Autumn Fest」ですが、今回参加を決めた理由や、イベントで表現したいことを教えてください。

僕自身、TikTokと一緒に成長したから恩返しをしたいという思いもあって話を聞いて参加は即決しました。

今回のイベントは「体験型」というところで、僕たちもクレープ屋さんとして、「原体験」というのを大切にしているので、そのあたりにも共感しています。

クレープって、家でも作れるし日常的な食べ物にも感じるけど、実はすごく特別な食べ物だと思うんです。私自身、大人になって仕事以外で食べる機会は減りましたが、子供の頃に友達や家族と夢中になって食べた思い出が残っていたりします。「クレープとエスプレッソと」のクレープを食べる時間を、それぞれの友達や家族、恋人との幸せな時間にできたらいいなと思います。

ありがとうございます。では、改めてにはなりますが、イベントへの意気込みを聞かせてください。来場者やフォロワーの⽅々に向けてメッセージがあればお願いします。 

とにかくたくさんの人に参加してもらえたら嬉しいです。SNSやプラットフォームで見てお店を知っている人以外も参加されると思うので、こんなクレープがあるんだ!と知ってもらいたいとワクワクしてます。

最後に、今後やりたいことや、目標があれば教えてください。

「クレープとエスプレッソと」は、店舗数世界一を目指しています。上海でのオープンは決まっていて、アメリカや台湾からもオファーがあります。フィリピンもすごく好評で、これから世界中にどんどん広げていく予定です。

今後、はプレートで提供するスタイルのクレープや、クレープをメインにしたコース料理など、クレープを軸にいろんなことをやりたいと考えているので、ぜひ楽しみにしていてください。

ウルフ・バズグルメクリエイター @wolf.0313

日本全国のバズる飲食店の発掘や、バズグルメをプロデュースするグルメ系クリエイター。SNS総フォロワー数は400万超え。流行や映え目的のグルメだけでなく、老舗・伝統・若手料理人など独自の視点で作り手の想いを掘り起こした映像を発信する。プロデュースした『俺の罪悪パン』は10万個以上売上、パンフェスで初代グランプリを獲得。現在はクレープ店で世界一の展開数を目指し、自信が開発したクレープとエスプレッソとの代表として話題の商品を次々と生み出す。

発信者としても、世界一を目指すクレープ店のプロデューサーとしても活躍するウルフさん。自身のお店にかける想いとこだわりは、私たちの想像を超えるとても強いものでした。

「クレープとエスプレッソと」のクレープを食べたことのある方もない方も、明日から始まる「TikTok Autumn Fest」の熱気の中で、ぜひ味わってみてはいかがでしょうか。

TikTok Autumn Fest 開催概要

開催日程 2025年10月24日(金)・25日(土)
開催時間 24日(金):14:00-19:00 ※予定 25日(土):11:00-17:00 ※予定
会場 アーバンドック ららぽーと豊洲1(東京都江東区豊洲2-4-9) 
    屋台出展:1F シーサイドデッキ(屋外中庭) 
    巨大ライブペイント:1F ノースポートイベントスペース
    フォトスポット:1F センターエントランス
入場無料