三重県伊勢市——豊かな自然に囲まれたこの地で、肌と環境のことを考えたスキンケアが2025年春に誕生。今回訪れたのは、株式会社LINKの製造販売元である御木本製薬株式会社。「LINK+U(リンク)」の製品に使われている、海藻スサビノリ由来の成分「スサビノリGG※」の研究・製造現場を見学する工場ツアーに参加しました。※ガラクトシルグリセロール(保湿成分)

ナチュラル✖サイエンス“Effortless Beauty”の真意とは?

今年4月に誕生した「LINK+U(リンク)」のコンセプトは、“Effortless Beauty”。“忙しい日々の中でも、美しくありたい”と願うすべての方のために誕生しました。ナチュラルとサイエンスの融合を掲げ、海藻など自然由来の素材を独自技術で肌に届ける※——その舞台裏には、想像以上の研究と情熱がありました。※角層まで

スサビノリGGが導く、肌と常在菌の健やかな関係

ツアーで最初に訪れたのは御木本製薬。スサビノリGG※が皮膚常在菌のバランスを整え、バリア機能の強化や炎症抑制に寄与する可能性があること、さらに皮膚環境の変化に関わる細胞外小胞(EVs)との関連性まで明らかになっていること、研究部の大森氏から説明いただきました。※ガラクトシルグリセロール(保湿成分)

善玉菌を増やし、肌のバリア機能を強化

地球温暖化の影響で、海苔の色が抜けてしまう「色落ちノリ」が増加。品質が低下し、価格がつかないなどの課題が広がっています。そんな未利用資源に着目し、アマノリ属の一種「スサビノリ」から糖脂質ガラクトシルグリセロール(GG)を抽出。独自の化粧品原料「スサビノリGG」として開発しました。これまでにも保湿力を高める働きが知られていましたが、今回の研究で、皮膚常在菌のバランスを整える新たな有効性が明らかになりました。

スサビノリGGがEVsの働きにも関与

さらにスサビノリGGは善玉菌の増殖を通じて、細胞外小胞(EVs)の働きにも良い影響を与える可能性が示唆されました。肌の常在菌バランスを整え、肌環境を健やかに保つ——そんな新たなアプローチが、今後のスキンケアに活かされていくことが期待されます。

「自然由来=やさしい」だけではなく、「科学的に根拠がある」からこそ、安心して使える——そんな信頼感が、製品のひとつひとつに込められているのだと実感しました。

【ものづくりの舞台裏】
“心地よさ”を科学する。LINK+Uの品質と感性へのこだわり

医薬品レベルの衛生管理。清潔さへのこだわり

工場見学のスタートは、しっかりとした手洗いと専用の工場服への着替えから。製品の液体を充填するエリアと外装を仕上げるエリアは明確に分かれており、特に中身を充填するエリアは、医薬品や食品レベルの衛生管理が求められるクリーンルーム仕様。

目視や手作業が多く、人の目と手で丁寧に確認しながら製造されている様子に、思わず「ここまでやるんだ」と感心。肌に直接触れるものだからこそ、徹底した清潔さが守られていました。

限りなくH2Oに近い、純度の高い水で

製造に使われているのは、医療や遺伝子研究にも使用されるほど高純度な「超純水」。細菌の代謝物であるパイロジェンを含む不純物を極限まで取り除いたこの水は、製品のクオリティをさらに高めてくれます。驚いたのが、製品に使うだけでなく、工場内のマシンや設備の洗浄にも使用されています。その徹底ぶりは、まるで医療現場のよう。肌に触れるものだからこそ、原料から設備まで一切の妥協を許さない姿勢が、LINK+Uの信頼品質を支えています。

見学後には、実際に超純水の試飲も体験。飲み比べを通して、その澄み切った味わいと純度の高さを実感しました。独自技術と自然の恵みが融合したLINK+Uのスキンケアは、まさに“信頼と美しさ”の象徴です。

新素材への挑戦と、妥協なき審査基準

御木本製薬株式会社では、新しい素材の研究開発にも積極的に取り組んでいます。学会発表や論文を通じて成果を広く共有し、業界全体の品質向上にも貢献。

しかし、良い成分にたどり着いても、大量生産で安定性が保てない場合は商品化を断念することもあるそう。薬機法以上の厳しい社内審査を設け、「本当に良いものしか世の中に出さない」という使命感が、LINK+Uのものづくりを支えています。

工場見学では、LINK+Uの製品にも使われている「ナノ化技術」の工程を間近で見ることができました。ナノ化とは、成分を極限まで微細化することで、肌への浸透力(※角層まで)や安定性を高める技術。実際に機械を通すと、濁りがみるみるうちに半透明に。まるで魔法のような変化に、見学者からも驚きの声が上がります。こうした“ひと手間”を惜しまず、工程を増やしてでも品質を追求する姿勢こそが、LINK+Uのものづくりの真髄。肌に触れるものだからこそ、見えない部分にこそ誠実さが宿っている——そんな想いが伝わる瞬間でした。

【鳥羽・潮路亭】“真珠肌”へ導く、パールオーロラ風呂で極上のひととき

鳥羽国際ホテル ハーバーウィングからの眺め

宿泊した鳥羽国際ホテルでは、アメニティに御木本製薬の「ミキモトコスメティックス」シリーズを採用。真珠のふるさと・鳥羽ならではの贅沢なスキンケアが、旅先の肌をやさしく包み込みます。

そしてもうひとつの名物が御木本製薬が、鳥羽の宿・潮路亭のために開発した特別な湯処「パールオーロラ風呂」。このお風呂には、真珠とアコヤ貝からしか抽出できない希少な美容成分(パールコンキオリン※1・ピュアパールミネラル※2・パールコラーゲン※3)を贅沢に配合。肌にうるおいと輝きを与え、まるで真珠のような艶やかさへと導いてくれます。湯面には、キラキラと光が反射するパール調の輝きが広がり、まるで幻想的なオーロラのよう。非日常の気分に浸りながら、肌も心も満たされる——そんな特別な時間が、ここにはあります。

※1加水分解コンキオリン(保湿成分)、※2真珠ミネラルで肌を整える成分(塩化Ca、塩化Na、塩化鉄、塩化Mg)、※3サクシノイルアテロコラーゲン(保湿成分)

本格真珠スパ PEARL SPA by MIKIMOTO COSMETICS

お土産コーナーにもミキモトコスメティックス

自然の神秘から生まれ、気高い輝きを放つ宝石・真珠。その美しさに着目し、科学的に研究を重ねてきた御木本製薬が、真珠誕生の地・鳥羽に贈る特別なスパ——それが「PEARL SPA by MIKIMOTO COSMETICS」。日本初のリゾートエリアにおける本格的な真珠スパとして誕生、真珠の美しさと、鳥羽の海がもたらすリラクゼーションを融合させた、唯一無二の癒し空間です。

“美しさ”と“癒し”が同時に叶う、鳥羽ならではの滞在体験。肌も心も、やさしく整う時間が待っています。

【鳥羽・真珠島】世界初の真珠養殖、その舞台へ

鳥羽湾に浮かぶ「ミキモト真珠島」は、世界で初めて真珠養殖に成功した御木本幸吉の偉業を今に伝える場所。島に足を踏み入れると、真珠の歴史と職人たちの技術が息づく展示が広がり、まるで“海の宝石”が生まれる瞬間を旅しているような感覚に。

養殖の仕組みやアコヤ貝の成長過程を学べるコーナーでは、自然と人の知恵が織りなす美しさに触れ、真珠への見方が変わります。

海女さんの実演に、息をのむ

屋外では、海女さんによるアコヤ貝採取の実演も。白い磯着姿で海に潜る姿は凛として美しく、鳥羽の海とともに生きる女性たちの誇りが伝わってきます。

その静かな潜水のひと呼吸に、見学者の視線が集まり、海から上がる瞬間には自然と拍手が。真珠島ならではの、心に残る体験です。

ミキモト コスメティックスの世界観にも浸れる

島内には、ミキモト コスメティックスの製品が並ぶショップも。真珠由来成分を使ったスキンケアは、まさに“真珠肌”を叶えるアイテムたち。旅の記念に、自分へのご褒美として選びたくなるラインナップです。

海と真珠に包まれながら、知的好奇心と感性が満たされる——そんなひとときを過ごせる真珠島。心に残る特別なスポットです。

美しさは、肌の上だけじゃない。ブランドの姿勢に触れて

「2025日本パッケージングコンテスト(第47回)」で化粧品包装部門賞を受賞

人にも地球にもやさしい循環型の発想を大切にするLINK+U。その美しさは、肌の上だけでなく、ブランドの姿勢そのものにも宿っていました。

科学と自然が融合した、肌への新しいアプローチ。丁寧に生まれたものは、丁寧に使いたくなります。その一滴に込められた研究と情熱を、ぜひご自身の肌で体験してみてください。