キーボードアプリ「Simeji」が6,779名に調査。SNSでバズった言葉から人気キャラ、グルメ、顔文字まで—2025年の“Zトレンド”が丸ごと見えてくる

キーボードアプリ「Simeji」が、Z世代(2025年現在13〜28歳)6,779名を対象にした「Simeji presents Z世代トレンドアワード2025」を発表しました。特設サイトでは、音源ミームの流行、SNSで話題になったタレント、人気アプリ、バズグルメまで今年の“Zトレンド”を幅広く網羅しています。

「Simeji presents Z世代トレンドアワード2025」とは

7,000万DLを突破し、メインユーザーの多くがZ世代という「Simeji」が毎年公開している大型トレンド企画。今年も、2025年にZ世代のあいだで話題になったヒト・モノ・コト、そして“顔文字”まで徹底調査し、SNSや日常会話で生まれたリアルトレンドを可視化しています。

▼特設サイト
https://simeji.me/simeji-award/2025/

年間トレンド大賞は「ビジュイイじゃん」

SNS音源 → ダンス → 日常会話へ。Z世代らしい広がり方を象徴

年間トレンド大賞・コト部門大賞は、M!LK『イイじゃん』の一節「ビジュイイじゃん」。TikTokでは93万件超の投稿に使われ、ダンス・推し動画・切り抜き音源として幅広く浸透しました。

Z世代からは
「全人類肯定神ソング」
「メイクが上手くいったら姉と『ビジュいいじゃん』って言ってた」
など、ポジティブな自己肯定ワードとして使われるケースが目立ちました。

ヒト部門大賞は“おひなさま”こと長浜広奈

恋愛リアリティー番組発、SNSミーム化で一躍トップへ。

『今日、好きになりました。』出演を機にブレイクした長浜広奈がヒト部門大賞に。
「ひな?やったー!」「両手に男でーす」などの“おひなさま語録”が切り抜き動画化され、SNSでミームとして拡散。
「今日好き見てなくても知ってる」「名言が多すぎる」など、キャラと可愛さの両立が高く評価されています。

モノ部門大賞は「LABUBU」

BLACKPINK・LISAも愛用。スクバに付ける“見せぬい”カルチャーも拡大

アートトイブランドPOPMART発のキャラ「LABUBU」がモノ部門大賞に。入手困難さも相まってZ世代の“推しぬい文化”を象徴する存在となりました。

顔文字大賞は「( ߹꒳߹ )」

涙、でもネガティブじゃない。Z世代が使う“優しい感情表現”

今年の顔文字は、泣き顔系が上位を独占。「( ߹꒳߹ )」は悲しみだけでなく、喜び・感謝・戸惑いなど複雑な気持ちをやわらかく伝える“万能ツール”として使われています。一方で「^_^」のようなシンプル顔文字は、Z世代では“圧”“虚無”“皮肉”として真逆の意味に変化。コミュニケーションの前提が同じでも、世代でニュアンスが異なるのが面白いポイントです。

Z世代のトレンド傾向:音源の言葉がそのまま日常会話へ

動画カルチャーと会話が地続きになっているのが2025年の特徴。「ビジュいいじゃん」「今これ」「エッホエッホ」など、動画発フレーズが日常会話に転用される例が目立ちました。

また学生のあいだではAIの利用も急拡大。ChatGPTを“チャッピー”と呼ぶなど、AIを身近な存在として受け止める文化も広がっています。
Simejiは ChatGPT 5 や Gemini 3 を搭載し、敬語変換や言い換えなど、日常利用の利便性強化も進めています。

リリース資料から注目ポイントをPick Up

ここからは、各部門の結果の中でも特に話題性が高かった“気になる”ポイントを抜粋。

●バズったアーティスト&曲

M!LK『イイじゃん』が1位。
学校イベント・文化祭で踊られるほどの浸透ぶり。
Mrs. GREEN APPLE『ライラック』は「ナルトダンス」界隈でロングヒット。
おじさん構文の曲も強烈な存在感を発揮。

●バズったタレント

マユリカの「オイラが行くしかねえな」が大ミーム化。
原嘉孝(timelesz)はバラエティでの体を張った活躍が話題。
大橋和也(なにわ男子)はドラマ・CMで存在感を確立。

●バズったインフルエンサー/クリエイター

MON7A(もんた)は“もんた界隈”として文化が形成。
ののちは“犬系彼女”から変身メイクへと幅が拡大。

●バズったグルメ

・1位は「麻辣湯」。
・「もっちゅりん」は“朝並んでも買えない”希少性が話題に。
・ASMRから火がついた「ドバイチョコ」も急浮上。

●バズったアイテム

・“平成女児カルチャー”再燃で「シール帳」が1位。
・「Nintendo Switch 2」は抽選報告がSNSの定番に。
・「めじるしアクセサリー」は“推しデコ文化”の象徴。

●バズったキャラクター

・「ミャクミャク」は賛否の壁を越え“推しキャラ化”。
・「パペットスンスン」は脱力系の世界観で幅広い層に浸透。
・「たまごっち」は懐かしさ×ガチャ流行で再ヒット。

まとめ:Z世代の“流行のつくり方”は、よりシームレスに

2025年のZ世代トレンドを見ると、音源 → ミーム化 → 日常会話 → 推し文化 → AI活用と、オンラインとオフラインがこれまで以上になめらかにつながっているのが印象的です。特に“ことば”と“感情表現”の変化は大きく、顔文字やミームを使いながら、相手への配慮も含めて新しいコミュニケーション文化をつくり上げていることが見えてきます。来年はどんな言葉やキャラクターが、Z世代の日常を彩るのか。その動向にも引き続き注目していきたいところです。

調査期間 :2025年10月24日(金)〜2025年11月5日(水)
調査対象 :Z世代(2024年現在13〜28歳)、男女
有効回答数:6,779名
調査方法 :アプリ「Simeji」内、インターネットでのアンケート調査
調査機関 :Simeji