マダム・クリコの精神を受け継ぐアワード
ヴーヴ・クリコは、創業200周年となる1972年に、メゾンを世界的なブランドに発展させた若き女性経営者であったマダム・クリコのように、大胆な精神、独自の創造力、そして起業家精神と多様性をもつ世界の女性リーダーを表彰し、支援する「ヴーヴ・クリコ ビジネスウーマン アワード(現ボールド ウーマン アワード)」を創設。今日さらにその活動を「Bold by ヴーヴ・クリコ」として広げ、ダイバーシティ(多様性の認知)やインクルージョン(多様性の需要)の観点から、より多くの社会的側面において女性が包含される世界を目指す活動の一環として、これまでに世界27ヵ国450名以上の女性リーダーに光をあてています。
Veuve Clicquot Bold Woman Award 2025 概要
ヴーヴ・クリコの精神を継承し、女性経営者の挑戦を讃え、そのつながりを支援します。審査は、起業・経営・金融・クリエイティブなどの有識者および歴代受賞者で構成する審査委員会が、「大胆さ(Boldness)」「洞察(Insight)」「継続性(Resilience)」「社会的インパクト(Impact)」の評価軸で、公平性・透明性を重視して実施しました。2025年は“賞”にとどまらず、“コミュニティ”へと広げ、起業までの歩みや日本人ならではのリーダーシップ、つながりの意義など“Real Voice(リアルな声)”を通じて直面する課題、可能性、希望など、肩書を超えてひとりの起業家としての本音を共有し、次世代へ力強いメッセージを発信しました。
授賞式のハイライト
開幕メッセージ
ヴーヴ・クリコ新社長Thomas Mulliez氏によるビデオメッセージで幕を開けました。
「このBoldは単なる賞ではなく、女性起業家の挑戦を支え、社会に持続的なインパクトを与えるムーブメントです。Be Bold, Stay Bold, Lead Bold!」と力強く語り、会場を鼓舞しました。
Bold Future Award(BFA)受賞者:加納 千裕さん
ASTRA FOOD PLAN株式会社代表。食品加工技術を通じて“かくれフードロス”の解決に挑む起業家です。「今回の受賞が次に続く女性起業家のロールモデルになれば嬉しく思います」とコメントし、自身の挑戦が未来を切り拓く一歩になることを強調しました。
Bold Woman Award(BWA)受賞者:髙橋 政代さん
株式会社ビジョンケア代表。世界初のiPS細胞由来網膜細胞移植臨床を主導し、再生医療の社会実装を進めています。「大学病院から理化学研究所へ移る決断は人生最大の冒険でした。ビジネスのフィールドでこのような賞をいただけたことは大きな勲章です」と語り、挑戦を続ける勇気を示しました。
イベントでは、登壇者と参加者が交流する時間も設けられ、女性リーダー同士のネットワークが広がる場となりました。挑戦のリアルな声を共有することで、次世代の女性たちに勇気とインスピレーションを届けるというアワードの目的が、まさに体現された瞬間でした。
Be Bold, Stay Bold, Lead Bold
「ヴーヴ・クリコ ボールド ウーマン アワード 2025」は、未来を切り拓く女性たちのリアルな声を社会に届ける場となりました。マダム・クリコの精神を受け継ぎながら、次世代へ勇気と希望をつなぐこのアワードは、今後も多くの女性リーダーにとって大きな支えとなっていくでしょう。