2024年12月6日、銀座の「キル フェ ボン グランメゾン」で開催されたコラボレーション企画<ボランジェ×キル フェ ボン>。フランスの名門シャンパーニュメゾン「ボランジェ」と、旬のフルーツタルトで知られるキル フェ ボンが再びタッグを組み、ホリデーシーズンにふさわしいペアリングイベントが行われました。

ボランジェの気品と物語

1829年創業のボランジェは、英国王室御用達のシャンパーニュであり、映画「007」シリーズのジェームズ・ボンドが愛飲する銘柄としても有名です。

エリザベス・リリー・ボランジェ(通称マダム・ボランジェ)は、シャンパーニュ・ボランジェを世界的ブランドへと導いた女性であり、第二次世界大戦の混乱期から戦後にかけてメゾンを守り抜いた“女傑”として知られています。

1923年にジャック・ボランジェと結婚。夫の死後、1941年から1971年までの約30年間にわたりメゾンを率いました。

マダム・ボランジェは「シャンパーニュは幸せなときも悲しいときも飲むもの」という名言を残し、人生のあらゆる瞬間に寄り添う存在としてシャンパーニュを位置づけました。その哲学は、現在もボランジェのスタイルに息づいています。

今回提供されたのは、フラッグシップの「スペシャル・キュヴェ」と華やかな「ボランジェ・ロゼ」。

ブランドアンバサダーによる解説を聞きながら味わう一杯は、歴史と伝統を感じさせる特別な体験でした。

タルトとのマリアージュ

合わせるのは、イチゴや洋梨など旬のフルーツを使った4種類のタルト。

  • スペシャル・キュヴェには、洋梨の瑞々しさがシャンパーニュの深みを引き立て、
  • ロゼには、イチゴの甘酸っぱさが華やかな香りと見事に調和。

一口ごとにシャンパーニュとタルトが互いを高め合い、まさに「マリアージュ」という言葉がふさわしい瞬間でした。

特別なひととき

ボランジェとキル フェ ボンが織りなすシャンパーニュとタルトのマリアージュは、ホリデーシーズンを彩る贅沢なひとときでした。グラスに立ちのぼる泡と、旬のフルーツの甘酸っぱさが重なり合う瞬間は、まさに至福の体験。参加者の心に深く刻まれたこのイベントは、来年もぜひ開催を期待したいコラボレーション企画です。次の冬も、銀座で再び出会えることを願いながら――。