規格外リンゴを“おいしい未来”へ♡群馬・みなかみ町にアップルパイ専門店「MINAKAMI APPLEPIE Moi！」誕生

江口りんご園とは

群馬県みなかみ町にある、標高560〜580mの高地に広がる老舗りんご園。昼夜の寒暖差が大きく、果樹栽培に理想的な環境で育つりんごは、香り・甘み・酸味のバランスが絶妙です。

園内には樹齢60年を超えるりんごの樹もあり、長い年月をかけてこの土地の恵みを蓄えてきました。あかぎ・秋映・陽光・紅玉・新世界・ぐんま名月・ふじ・スリムレッドなど多彩な品種に加え、ここでしか出会えないオリジナルりんごも育てています。

“規格外リンゴに、もう一度光を”

店長の江口恵さんが専門店を立ち上げた背景には、近年の気象災害で増えてしまった“規格外リンゴ”の存在がありました。「味は変わらないのに、形だけで出荷できないのはもったいない」そんな思いから、地元の果実をおいしいスイーツに生まれ変わらせ、地域の魅力を発信する場としてお店をオープンしたのだそう。

りんごの美味しさをそのまま閉じ込めた「アップルパイ MOI」（各480円〜）

現在のラインアップは、素材の味を引き立てる4種類。

記念日やパーティーにぴったりのホールサイズも予約可能です。

りんごが主役。だから美味しい

MOIのアップルパイは、フィリングに使うりんごの旨みをしっかり感じられるよう、みなかみ町と友好都市・奄美市で作られる「きびざら」や黒糖を使用し、甘さは控えめ。りんご本来の香りとジューシーさが際立つ、素朴で飽きのこない味わいです。甘すぎず、コクがあり、果実の酸味と香りがふわっと広がる上品な味わいに仕上がっています。

りんご本来のジューシーさがぎゅっと凝縮されているので、スイーツというより“果実を食べるアップルパイ”という表現がぴったり。

MOIの魅力は、食べ方で表情が変わるところ。常温はもちろん、オーブントースターでほんのり温めればサクサクとした香ばしさが際立ち、冷やして食べればりんごの甘酸っぱさがキュッと引き締まって、また違ったおいしさを楽しめます。

✅ ひんやりアップルパイ（冷蔵）

スイーツ感覚で楽しめる、しっとり＆ジューシーな味わい。りんごの香りがより際立ち、紅茶やコーヒーとの相性も抜群。

✅ フローズンアップルパイ（冷凍）

まるでアイスのような新食感。暑い季節やお風呂上がりのデザートにもぴったりで、りんごの甘酸っぱさが爽やかに広がります。

りんごの皮で作る「りんご蜜紅茶」が密かな人気

アップルパイのお供には、こだわりのコーヒーや紅茶も。中でも注目は、りんごの皮をチップ状にして煮詰めた“りんご蜜”を使った「りんご蜜紅茶」（600円）。

ハチミツのような自然な甘みと、りんごの酸味がふわりと広がる、ここでしか味わえない一杯です。

ペットと一緒に楽しめるテラス席も

敷地内には、ペット同伴OKのテラス席が8席。りんご園の風景を眺めながら、焼きたてアップルパイを頬張る時間は、まさに“みなかみのご褒美時間”。

1月中旬〜2月中旬は冬季営業として予約販売のみとなるため、訪れる際は事前チェックがおすすめです。

地域の恵みを、ひとつのパイに

江高りんご園のアップルパイは、町内の一部コンビニでも販売中。

みなかみ町の自然と人の想いが詰まった「Moi！」のアップルパイ。旅の目的にしたくなる、そんな温かいお店がまたひとつ誕生しました。旅のお土産にも、自分へのご褒美にも最適です。