2月11日(オンライン)、25日・26日・27日(立教大学池袋キャンパス)の4日間に渡り、「クエストカップ2026 全国大会」が開催されました。

全国129校241チームが出場し、企業探究・起業家・進路探究・社会課題探究・地域探究の5部門で中高生が探究成果を発表。26日・27日では企業探究部門「コーポレートアクセス」の最終ステージが実施され、企業賞チームによるプレゼンテーションと表彰が行われました。

クエストカップとは

クエストカップは、中高生が探究学習の成果を社会に向けて発表する全国規模の大会です。企業探究・起業家・進路探究・社会課題探究・地域探究の5部門で、生徒たちはそれぞれの学びの成果を発表し、企業や地域、社会課題などをテーマに、自ら問いを立て、調査や議論を重ねながら、そのプロセスと成果を社会に向けて発信します。

今大会では「未来について考え続けることが大事」というメッセージが共有され、生徒たちは企業課題に向き合いながら、自分たちの描く未来像を言語化し、社会へ提案しました。

オンラインと対面を組み合わせた4日間の構成により、準備段階から最終発表まで段階的に成果を発信する機会が設けられ、学校内の学びにとどまらず、企業や社会と接続する実践の場として位置づけられています。

企業課題に挑む「コーポレートアクセス」

今大会で実施された5部門のうち、企業と連携して探究を行うのが企業探究部門です。その中核となるプログラムが「コーポレートアクセス」です。

企業探究部門「コーポレートアクセス」では、企業から提示されたテーマに対し、中高生が未来の事業や社会プロジェクトを構想し、発表しました。協賛企業には、イオンリテール株式会社、いちご株式会社、株式会社オカムラ、株式会社鴻池組、サントリーホールディングス株式会社、大和ハウス工業株式会社、テクマトリックス株式会社、株式会社日清製粉グループ、パナソニック エナジー株式会社、富士製薬工業株式会社、株式会社レゾナックなどが参加しました。

26日・27日のステージでは、企業賞・準企業賞の表彰とセカンドステージの説明を経て、各社の企業賞受賞チームによるプレゼンテーションが行われました。各企業が提示した課題に対し、生徒たちは社会性や実現可能性を意識しながら、企業の理念や社会的役割を踏まえ、それぞれの視点から発表を行いました。

生徒たちの声に見る学びと成長

グランプリ・準グランプリ発表に先立ち、今回の大会を振り返る時間が設けられ、生徒たちはそれぞれの挑戦を振り返り、探究を通じて得た学びや気づきを語りました。

企業賞を受賞したグループは「他の出場者の魅力的なパワーポイントが勉強になりました。高校生になる前に貴重な体験ができてよかったです」とコメント。

大阪青凌高等学校の生徒は「今日に向けて何度も意見をぶつけ合いました。その中で自分たちに足りないものが見えた気がします」と振り返りました。

クラーク記念国際高等学校 熊本キャンパスの生徒は「予選では良い出来だと思っていましたが、もっと挑戦できたとも感じました。第二ステージでは中学生や高校生、年齢は関係ないと実感しました。大学生になったらこの活動に参加したい」と述べました。

また、明星中学校・明星高等学校の生徒は「セカンドステージの緊張感は大きな経験でした。ユーモアを交えながら聞き手を飽きさせない発表を学び、自信につながりました」と語り、発表内容だけでなく、議論や葛藤を重ねた過程そのものや、今回のイベントを通して得た気づきが生徒たちの成長につながっていたことがうかがえました。

「クエストカップ2026 全国大会」は、探究学習の成果を社会に向けて発信する全国規模の大会として開催されました。企業課題への提案を通じて、生徒たちは問いを立てる力、協働する力、伝える力を発揮し、その過程で得た学びや経験が今後の成長につながる機会となりました。

未来をテーマに据えた発表の数々は、学びが社会へと広がる力を持っていることを示したのではないでしょうか。