首都圏25〜45歳1,000人調査で見えた「理想の暮らし」と「現実の住まい選び」。価格・立地を重視しながら、自分らしい空間をどう実現するのかが明らかになりました。

住宅価格の上昇が続くなか、住まい選びに対する価値観はどのように変化しているのでしょうか。
首都圏に住む25〜45歳の男女1,017人(単身者、カップル・未就学児のいる世帯、小学生以上の子どもがいる世帯)を対象に、「理想の暮らしと住まい選び」に関する調査が実施されました。調査では、多くの人が理想として「自由な空間づくり」を重視している一方、実際の住宅選びでは「価格」や「立地」といった現実的な条件を優先していることが明らかになりました。住宅価格が高騰する時代において、理想と現実のバランスを取りながら「納得できる住まい」を選ぶ姿が浮き彫りになっています。

ファミリー世帯の持ち家率は高いが、約3割が住まいに不満

現在の住まいについての調査では、世帯構成によって住宅の所有状況に大きな違いが見られました。

単身者:約8割が賃貸住宅
カップル・未就学児のいる世帯:約6割が持ち家
小学生以上の子どもがいる世帯:約8割が持ち家

ライフステージが進むにつれて、「借りる住まい」から「持つ住まい」へと意識が変化していることが分かります。

しかし、持ち家だからといって満足度が高いわけではありません。小学生以上の子どもがいるファミリー世帯では、約3割が現在の住まいに不満を感じていると回答しています。子どもの成長によって生活スタイルが変化し、購入当時の間取りや住環境とのズレが生じるケースがあると考えられます。

持ち家の不満は「住宅ローン」と「間取り」

住まいに満足していない理由として多く挙げられたのが、持ち家の場合は次の2つでした。

・住宅ローンの支払い負担(31.6%)
・間取りや仕様への不満

固定資産税やメンテナンス費用よりも、「暮らしに合わない空間・間取り」への不満が上位に入っている点が特徴です。

一方で賃貸住宅では、

・家賃を払い続けても資産にならない
・初期費用や更新料などのコスト

といった、費用面の合理性に対する不満が多く見られました。

理想の住まいは「自分らしい空間づくり」

理想の住まいに求める条件を聞いたところ、すべての世帯で上位に入ったのが「自分らしい空間にできること」でした。
つまり多くの人が、
・好みに合わせたインテリア
・自分らしい間取り
・空間のカスタマイズ
など、「自由な住まいづくり」を理想として思い描いていることが分かります。

しかし現実は「価格」と「立地」が最優先

一方で、実際に住宅を選ぶ際に重視する条件では結果が大きく変わります。
どの世帯でも上位に入ったのは次の2つです。
・価格(住宅価格)
・立地の利便性
通勤・通学の利便性や住宅ローンの負担など、現実的な条件が最優先される傾向が明らかになりました。

つまり、住まい選びでは
理想:自由な空間づくり
現実:価格と立地のバランス
という構図があることが分かります。

住まいのカスタマイズは「ちょうどいい最適解」

住まいのカスタマイズについての調査では、理想と現実の間にギャップがあることも明らかになりました。
全面的なオーダーメイド住宅や大幅なリノベーションを理想とする人は多いものの、実際の検討段階でそのこだわりを維持する人は約半数にとどまっています。

例えば次のようなケースです。

理想:全面オーダーメイド住宅
現実:内装の一部だけカスタマイズ

またその逆に、

理想:家具や小物のみの変更
現実:間取り変更などのカスタマイズも検討

というケースも見られました。
つまり、現代の住まい選びでは「理想通りの家」ではなく、暮らしに合った“ちょうどいいカスタマイズ”を見つけることが重要になっていると言えます。

住宅高騰時代の住まい選びのヒント

今回の調査から見えてきたのは、現代の住まい選びが次のようなバランスの上に成り立っているということです。

・価格や立地といった現実的条件
・自分らしい空間づくり
・ライフスタイルに合わせた柔軟なカスタマイズ

住宅価格が高騰するなかでも、リノベーションやインテリアなどを取り入れながら、自分に合った住まいを見つけようとする傾向が強まっているようです。

※イメージ

www.pexels.com

中古・リノベーション住宅の選択肢も

今回の調査を実施した住まいサービス「cowcamo(カウカモ)」では、中古・リノベーション住宅を中心とした住まい探しを提供しています。
サービスサイト
https://cowcamo.jp/
住み替え専用ページ
https://buy-and-sell.cowcamo.jp/lp1

住宅価格が高騰するなか、「理想の家」と「現実的な条件」の間で悩む人は少なくありません。
しかし今回の調査からは、必ずしも完璧な理想を追い求めるのではなく、価格や立地とのバランスを取りながら自分らしい空間をつくることが、現代の住まい選びの新しいスタンダードになりつつあることが見えてきました。今後はリノベーションや中古住宅など、多様な選択肢を取り入れた住まい探しがさらに注目されていきそうです。