引っ越し・新生活シーズンに増える“発火予備軍”。調査で見えた「知らないまま放置」の実態と、安全な処分方法を解説します。

新生活や引っ越しシーズンに見落としがちなリスクとして、「モバイルバッテリーの発火問題」が注目されています。

最新の調査によると、約4割の人が半年以上使っていない“放置バッテリー”を自宅に保管していることが明らかになりました。さらに、約6割が「正しい捨て方を知らない」と回答しており、危険性を認識しながらも適切に処分できていない実態が浮き彫りになっています。

約4割が“放置バッテリー”を保有

モバイルバッテリーの所有者300名を対象にした調査では、以下のような結果が出ています。

・46.7%が2個以上のバッテリーを所有
・37.7%が半年以上使っていないバッテリーを保有
・42.7%が「引き出しや棚の奥」に保管

日常的に使っていないまま収納され、引っ越し時の荷物整理で初めて存在に気づくケースも少なくありません。

約7割が正しく廃棄できていない

バッテリーの廃棄に関する認識にも課題があります。

・61.4%が「捨て方を知らない」
・12.7%が「知っているが実践していない」

結果として、約74.1%が正しく廃棄できていない状況です。また、不要なバッテリーを「そのまま保管している」人も35.7%にのぼります。

一方で、発火・爆発のニュースを受けて「不安を感じたことがある」と回答した人は74.7%。「危険だとわかっているのに捨てられない」というジレンマが広がっています。

専門家が指摘する発火リスクの高い保管方法

製品安全の専門家によると、モバイルバッテリーの発火リスクは主に以下の順で高まります。

①高温・高エネルギー状態
・充電しっぱなし
・車内や直射日光の当たる場所
②熱がこもる・圧迫される
・引き出しやバッグの中
・他の荷物の下に置かれている
③ショート(電気回路の異常)
・金属と一緒に保管
・水回り付近

特に高温環境や圧迫は、内部の劣化や発火を引き起こす原因になるため注意が必要です。

「発火予備軍」チェックリスト

以下に1つでも当てはまる場合、そのバッテリーは使用を控え、早めの処分が推奨されています。

・本体が膨張・変形している
・使用中や充電中に異常に熱くなる
・充電の減りが早い/充電に時間がかかる
・突然電源が落ちる、充電できない
・購入から3年以上経過
・半年以上使用していない
・高温環境で保管していた

正しい処分方法と今後の対策

モバイルバッテリーは一般ゴミとして捨てることはできません。メーカーや家電量販店、自治体の回収ルールに従って処分する必要があります。また、近年はモバイルバッテリーのシェアリングサービスも普及しています。必要な時だけ借りることで、バッテリーを持ち歩かない選択肢も広がっています。

アプリダウンロード
https://go.onelink.me/GQjX/cc9f2407

調査概要
調査名:モバイルバッテリーの保管・廃棄に関する実態調査
調査期間:2026年3月9日~3月10日
調査対象:全国のモバイルバッテリー所有者300名
調査方法:インターネット調査

モバイルバッテリーは日常生活に欠かせない便利なアイテムですが、取り扱いを誤ると大きなリスクにつながります。特に新生活や引っ越しのタイミングは、放置されたバッテリーを見直す絶好の機会です。安全に使い続けるためにも、保管方法や廃棄方法を正しく理解し、早めの対応を心がけたいところです。