今の仕事を手放さない、海外で話題のキャリアトレンド
キャリアアップのために転職を重ねる。そんな働き方を表す job hopping に対して、最近の海外では job huggingという言葉が注目されています。
Job hopping の hop は「ぴょんぴょん跳ぶ」、job huggingのhuggingは「抱きしめる」という意味の hug からきた言葉。つまり、仕事を次々と移るのではなく、今の仕事をぎゅっと抱きしめるように手放さずにいる、というイメージです。
転職によって給与アップや新しい経験を目指すことが、前向きな選択として語られることもある海外。その一方で、今の仕事に不満があっても、「次の仕事が見つかるかわからない」「今の給与や福利厚生を失いたくない」といった理由から、転職を控える人もいます。そんな、今の仕事を手放すことへの不安を表すのが job huggingです。
背景には、求人の減少や採用の鈍化、AIによって仕事がどう変わるのかという懸念などがあります。米国だけでなく、英国やオーストラリアでも、転職に慎重になる傾向が報じられています。より良い条件を求めて積極的に動くよりも、今は安定を優先したい。そんな気持ちが、この言葉の広がりにつながっているようです。
オーストラリアの求人サイトSEEKでも、2026年1月に「Should you job hunt or job hug in 2026?(2026年、転職する? それとも今の仕事を続ける?)」という記事が公開されました。転職するか、今の職場にとどまるかという身近なテーマを、hunt(探す)とhug(抱きしめる)を使って、少しユニークに表現しています。
もちろん、同じ会社で長く働くこと自体が Job huggingというわけではありません。今の仕事が好きで続けている人もいれば、転職したい気持ちはあるものの、今は動くのが不安という人もいます。Job huggingは、特に後者のような気持ちを表す言葉です。
転職して新しいチャンスをつかむのも、今の職場にとどまるのも、それぞれの選択。Job hoppingと Job hugging、今の自分に近いのはどちらでしょうか?
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