福井県坂井市は、地域独自の豊かな食文化が評価され「2025年美食都市アワード」を受賞した、いま最も注目の美食エリアです。東京駅からは北陸新幹線「かがやき」で最速約2時間50分とアクセス抜群!乗り換えなしでスムーズにアクセスできるため、忙しい日々の中でも週末を利用したショートトリップにぴったりです。今回は、そんなアクセス至便な坂井市で絶対に味わいたい希少なブランド麺「丸岡在来そば」をはじめ、老舗の絶品グルメ、酒蔵や工場でのモノづくり体験、坂井市の“おいしい&おもしろ”を一日で存分に体感できる贅沢な旅の魅力をご紹介します。

絶品グルメでスタート!創業百年の歴史が紡ぐ贅沢ランチ

旅の始まりを彩るのは、大正14年創業の老舗「谷口屋」でいただく名物「竹田の油揚げ」です。

特別に”半熟おあげ”を目の前で実演。使用する油はなんと太白ごま油100%

通常1時間かけてゆっくり揚げるところ、15分で仕上げることで半生に。温度の上げ下げを繰り返し最後に高温で外側をカリっと仕上げます。

外はカリッと香ばしく、中は豆腐のなめらかさと大豆の甘みがふんわり広がる圧倒的な存在感。揚げる油や素材にこだわり抜いた本物の味は、ひとくち食べればこれまでの油揚げの概念がガラリと変わるほどの感動を与えてくれます。

一番人気の『極味御膳』2800円(税込)をいただきました。

味変をしながら、さまざまな風味を味わえます。

揚げ油、豆腐、製法—どれも妥協なく磨き続けてきた“百年の技”が生み出す本物の味。

地元の方にも人気の物販コーナー

お腹も心も満たされる、最高のランチタイムから坂井市めぐりがスタートします。

受け継がれてきた在来種が生む『丸岡在来のそば』

道中、そばの花が一面に咲き誇っていました

坂井市を訪れたらぜひ味わいたいのが、地元で大切に守られてきた在来種「丸岡在来」。丸岡の土地で代々受け継がれてきたそばの実を使い、その風味をまっすぐに感じられる希少な一杯です。

丸岡在来そばの魅力を語るうえで欠かせないのが、黒化率が低いうちに収穫される“早刈りそば”を使っていること。 そばの実が黒くなる前の段階で刈り取ることで、在来種ならではの香りがより鮮明に立ち上がり、ポリフェノールやルチンなどの機能性成分を多く含み、ひと口目から「香りの強さ」がしっかり感じられるのが特徴です。皮をむいた実が一般的な蕎麦の実に比べて黒味が濃い鶯色をしていて、高品質な玄そばと評価されています。

早刈りならではの瑞々しさと、在来種の力強い風味。 その二つが重なることで、噛むほどにそば本来の甘みとコクが広がり、丸岡在来そばの個性がより際立ちます。

工程のなかで一番重要な”水回し” 切れないコシのある麺はこの作業で決まるとのこと。

「高椋コミュニティセンター」で、情熱あふれる生産者のお話を聞きながら、そば打ち職人による圧巻の実演を見学しました。

丸岡町では、手打ちそばの愛好者が技術を磨き、交流を深めるための「素人そば打ち段位認定会」が定期的に開かれています。 この日そばを打ってくれたのは、元小学校教師であり、4段の実力を持つ“名人”と呼ばれる方。

名人の手さばきは静かで美しく、水回し、こね、のし、切り—どの工程にも迷いがなく、見ているだけで心が整うような凛とした佇まいでした。

「丸岡在来そば」の豊かな風味を生み出すこだわりと職人の手しごとに感嘆させられました。

地元産の水と米で紡ぐ!「久保田酒造」で出合える本当の地酒

続いて訪れた「久保田酒造」は、宝暦3年(1753年)創業、270年を超える歴史を誇る老舗酒蔵です。福井の澄んだ水と米から作られる地酒の魅力をじっくり学びながら、奥深い味わいを試飲で堪能できます。

西ゆうじ原作の漫画『蔵の宿』の酒造のエピソードモデルになった酒蔵。「純米吟醸 蔵の宿」は雑誌で連載されたのに伴い、1999年(平成11年)4月に商品化されたもの。

福井の豊かな自然が育む地酒の魅力は、その「圧倒的なピュアさ」にあります。久保田酒造では、敷地内から湧き出る清らかな地下水を使用するだけでなく、なんとその「同じ水」を使って酒蔵に隣接する水田で酒米(山田錦)を自社栽培しています。「米を育てた水とお酒を醸す水が同じだからこそ、喉ごしがよく心地よい旨味が生まれる」という唯一無二のこだわり。

11代目の久保田直邦社長自ら見学コースを案内してくれました。

有料試飲(+見学)1,500円(見学+非売品古酒3種類の吞み比べ)

ここでしかできない特別体験が、なんと「大吟醸生酒」の10年もの・12年もの・15年ものの限定試飲!市販で購入することはできない非売品の熟成古酒を飲み比べることができ、年月を重ねることで生まれる深くまろやかな味わいに感動すること間違いありません。

試飲では、フルーティーで華やかな「一筆啓上」や、旨味がしっかりと感じられる看板銘柄「鬼作左(おにさくざ)」など、それぞれの個性が際立つ極上の一杯を飲み比べできます。福井の綺麗な水と米の文化を身近に感じられました。

日本有数の細幅織物の産地!チロルリボンを量産、”かわいい”と”職人技”の世界

坂井市丸岡町は、日本でも数少ない細幅織物の産地。 その中でも国内トップクラスのシェアを誇るのが、「エイトリボン(株式会社エイト)」です。

ここは、繊細で可愛い「チロルリボン」を量産できる工場としては国内最後とも言われる貴重なモノづくりの現場。

工場に一歩足を踏み入れると、60台以上のレトロなシャトル織機がカタカタと音を立てて動き、まるでジブリ映画の世界に迷い込んだようなノスタルジックな空気が広がります。

数千本もの糸を、職人が一本一本手作業で結び直す繊細な工程。一日かけてもほんのわずかしか織り進められないほど緻密なリボン作り。その裏側に触れると、可愛いだけではない“日本の技術力”と“職人の矜持”が胸に迫ってきます。

色とりどりの糸が少しずつ模様を形づくり、やがて一本のチロルリボンとして姿を現す瞬間は、思わず息をのむほど美しくて、乙女心がきゅっと掴まれる体験。

工場見学のあとに立ち寄れる併設カフェは、とってもかわいい癒され空間が広がっています。店内には、工場で織られた色とりどりのチロルリボンが販売されており、リボンを使ったワークショップも体験できます。

提供されるドリンクやスイーツには、「見てかわいい」「撮って楽しい」「食べてほっとする」そんな三拍子そろった癒しのカフェ体験に。

こんなにもかわいくて、こんなにも尊い手仕事に出会えるなんて、、、また立ち寄りたいスポットになりました。

旅の締めくくりは至福の夕食!「丸岡在来そば」の深みに酔いしれる

丸岡町で受け継がれてきた在来種のそばを、丁寧に、まっすぐに味わわせてくれる名店が 「大宮亭」です。

大宮亭のそばが特別なのは、在来種のそばを使っていることだけではありません。その日に使う分だけを、その日にそば粉にする—。この徹底したこだわりが、香りの高さを決定づけています。

*特別に見学させていただきました。玄そばは、真空で低温管理されています。随所に工夫とこだわりが感じられました

そばは挽きたてが命。時間が経つほど香りは抜けていき、風味も平坦になってしまうもの。だからこそ大宮亭では、早刈りで収穫された丸岡在来のそばの実を、その日の朝に丁寧に挽き、その日のうちに打ち、提供するという昔ながらのスタイルを守り続けています。

一番人気の”おろし三昧” 辛味・天ぷら・とろろ 2000円(税込)

香り高い丸岡在来そば

麺をすすると、香り・甘み・コクが層になって広がり、「これが丸岡のそばなんだ」と静かに胸に沁みる味わいです。

職人の技、早刈りのそばの実、挽きたてのそば粉—そのすべてが重なり合って生まれる一杯は、旅の途中で出会う“本物の味”として忘れられない体験になります。

大宮亭 店舗動画

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五感で味わう坂井市の美食旅へ出かけよう!

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「丸岡在来そば」をはじめ、老舗の油揚げ、歴史ある地酒、そして職人たちの情熱に触れる坂井市の日帰り旅。

美食都市アワードを受賞した坂井市には、ここでしか味わえない本物のストーリーと美味しい感動が詰まっています。ぜひ次の週末は、坂井市へ足を運んで五感が歓ぶ贅沢なひとときを体感してみませんか?