在宅時間が増え、出勤の移動や外出が減り、家で座りっぱなしの⽣活が続いていると、気になってくるのが、体重の増加や体型維持ではないでしょうか?
ライオンの調査では、コロナ禍で「体型維持が以前より気になっている」と回答した方が約9割い
ることがわかりました。在宅での運動や⾷事に気をつかうなどのほか、座ったままのPCワークによる足のむくみ解消に「着圧ソックス」を履いたり、睡眠中にバストを適正な位置に安定させる「ナイトブラ」などのケアアイテムを愛用されている方も増えているかもしれません。そこで今回は、「着圧ソックス」「ナイトブラ」のお洗濯での困りごとを解消させるテクニックをご紹介します!
足を引き締めスッキリ! 【着圧ソックス】
お悩みNO.1は「着圧が弱くなること」
座りっぱなしでむくみが気になる足を引き締め、スッキリさせたり⾎⾏を促進させる「着圧ソックス」。夜だけでなく、在宅ワークで日中も愛用している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな着圧ソックスのお洗濯でどんな悩みがあるか、⼥性133名に調査*してみたところ、以下の悩みがトップ3に挙げられました。
1位 着圧が弱くなる(82名) 2位 毛玉ができる(62名) 3位 洗濯方法がわからない(24名)
※ライオン調べ、20~59歳の⼥性133名、複数回答可、2020年
ここでは、着圧ソックスの引き締め感を損なわず、毛玉の発生を抑えるお洗濯方法を解説します。
毎回洗わないと、着圧は落ちる!?
着圧ソックスは、着用しても毎回は洗濯しないという⼈もいるようですが、洗濯せずに何日も履き続けると、毎回お洗濯した場合と比べて、着圧は弱くなってしまいます。
このグラフは、3種類の着圧ソックスについて、7日間毎日3時間の着用と洗濯を⾏った場合と、7日間毎日3時間履いて洗濯しなかった場合の、7日後の着圧の違いを示しています。洗濯をした時に比べて、「洗濯しないと着圧は弱くなる」という結果になりました。
着圧ソックスを履くと、足の太さに合わせて伸びてしまうため、洗わずに繰り返し着用すると着圧が弱まります。⼀方、毎回お洗濯すると伸びた着圧ソックスが元の状態に戻ろうとするため、洗わずに着用するより、着圧が強くなったと考えられます。引き締め効果などを期待しても、洗濯していないと効果が弱くなることもあるので、着用後は毎回お洗濯した方が良さそうです。
着圧ソックスのお洗濯のポイントは?
着圧ソックスの着圧を保つためのポイントは、「着用ごとのお洗濯」、「やさしく洗う」、「直射日光に当てずに日陰で干す」です。また、毛玉の発生を抑えるためには、「毛玉防止効果のあるおしゃれ着用洗剤を使って、やさしく洗うこと」をおすすめします。
洗う前に「洗濯表示」を確認
まずパッケージにある洗濯表示を⾒て、洗濯機OKか、手洗いか、確認しましょう。着圧ソックスのお洗濯には、汚れやニオイをスッキリ落とし、毛玉も防ぐ「おしゃれ着用洗剤(アクロン)」がおすすめです。
洗濯機か手洗いでお洗濯
洗濯機洗いOKの場合は、「洗濯ネット」に⼊れて「弱⽔流コース」で洗う
着圧ソックスを裏返してから洗濯ネットに⼊れます。おしゃれ着用洗剤(アクロン)を使い、「手洗いコース」、「おしゃれ着コース」、「ドライコース」などの弱⽔流コースで洗います。
手洗いの場合は「やさしく押し洗い」
1)⽔2ℓに対し、おしゃれ着用洗剤(アクロン)5mlを⼊れ、よく溶かします。
2)着圧ソックスを裏返してから⼊れ、10回ほどやさしく押し洗いします。
汚れが気になる足先は、手で「握って放して」を繰り返します。その後、着圧ソックスをやさしく押すように絞り、洗剤液を流したら、⽔をためて着圧ソックスを⼊れ、⽔の中で押すようにすすぎます。すすぎ終わったら流し、もう⼀度、新しい⽔に替えてすすぎ、最後にやさしく押すように絞ります。(すすぎは2回)
洗い終わったらタオルドライをするか、洗濯機で短時間(1分くらい)脱⽔を⾏います
形を整えて「陰干し」する
洗濯が終わったらすぐに取り出し、履き⼝を上にして⼲します。日光が当たると、生地が⾊あせしたり劣化したりする場合があるので、日陰で⼲します。乾燥機やアイロンは、生地が高温になり、傷む原因になるので使わないでください。
最近注目度が⾼い 【ナイトブラ】
お悩みNO.1は「型くずれ」
就寝時に着用する「ナイトブラ」。寝ている間のバストをやさしく⽀え、バストにストレスなく⼼地よく眠れることから、最近、注目度が高まっています。ナイトブラを着用している20〜59歳の⼥性120名に、お洗濯での悩みについて調査※した結果、以下がナイトブラのお洗濯の
お悩みトップ3でした。
1位 型くずれしてくる(74名) 2位 着圧が弱くなってくる(42名) 3位 ⽣地が傷んでくる(38名)
※ライオン調べ、20~59歳の⼥性120名、複数回答可、2020年
ナイトブラのお洗濯のポイント
ナイトブラを洗うのは面倒」と思うかもしれませんが、汗や皮脂などの汚れが付くと、変⾊や生地を傷めるなどの原因に。できるだけ「⼀晩着用したら洗う」ことがおすすめ。また、生地に日が当たると、⾊あせたり、劣化したりすることがあるので、日陰で⼲すことも忘れずに。
洗う前に「洗濯表示」を確認を
まず、洗濯表示を⾒て、どのような洗い方が適しているか、確認しましょう。
洗剤を選ぶ
洗濯表示だけでなく、タグの注意書きも確認して、適切な洗剤を選びます。洗濯おけの下に横棒がない場合、横棒が1本ついている場合は、洗濯用液体高濃度洗剤(スーパーNANOX)が、洗濯おけの下に横棒が2本、または手のマークがある場合はおしゃれ着用洗剤(アクロン)がおすすめです。
洗濯機か手洗いでお洗濯
まずは、パットを取り外す
パットが付いている場合は、最初に取り外します。パットがブラジャーに付いたままの状態で洗うと型くずれしたり、パットがなかなか乾かずに嫌なニオイが発生したりするので、必ず取り外しましょう。
洗濯機で洗う場合は「洗濯ネット」に⼊れる
ナイトブラを裏返して、洗濯ネットに⼊れます。裏返すことで、内側の汚れが落ちやすくなり、レースや装飾品が傷むのを防げます。また、取り外したパットも同時に洗濯ネットに⼊れます。洗濯ネットは、厚みのあるものの方が、型くずれしにくいのでおすすめです。洗濯表示で確認した「洗濯機のコース」と「洗剤」を選んでお洗濯しましょう。
手洗いの場合は「振り洗い」
1)⽔4ℓに対し、おしゃれ着用洗剤(アクロン)10mlを⼊れ、よく溶かします。
2)ナイトブラを裏返し、両手でブラジャーの肩ひもの付け根を持ち、20回ほど振り洗いします。その後、やさしく押し絞ります。
3)ナイトブラを洗った洗剤液の中で、パットも押し洗いします。
4)洗剤液を流したら、⽔をためてナイトブラとパットを⼊れ、ナイトブラは、⽔の中で振りながらすすぎます。パットも押してすすぎます。すすぎ終わったら流し、もう⼀度、新しい⽔に替えてすすぎ、最後にやさしく押し絞ります(すすぎは2回)。ナイトブラは、両手ではさんで押しながら⽔気をきり、清潔なタオルではさんで⽔気を取ります。パットは、タオルで⽔分を吸い取ります。
形を整えて「陰干し」する
洗濯が終わったらすぐに取り出し、表に返します。縮みやしわを伸ばすように、やさしく形を整えます。レースなどのヨレが気になるところは、伸ばしておきましょう。ハンガーにかけて、日陰で⼲します。パットは洗濯バサミで留めて⼲します。乾燥機やアイロンは、生地が高温になり、傷む原因になるので使わないでください。
▼スーパーNANOX
▼アクロン