毎日をパワフルに彩ってくれる「かっこいい車」は、男性からだけでなく女性からも人気を集めています。しかし、一口にかっこいい車といってもさまざまなタイプがあるため、どれを選べばいいかわからないという女性の方も少なくありません。
そこで、車の専門家である佐藤未来さんが女性におすすめのかっこいい車をピックアップ。それぞれの特徴や魅力を解説してもらう記事の第3弾です。
マイカーコンシェルジュ 佐藤未来(さとう みく)
大学卒業後、国産メーカーディーラーにて営業として入社。新卒2年目で年間100台の車を契約。 2020年1月にカーリースの「定額カルモくん」にセールス担当として入社。 新車、中古車セールス業務と並行して新規施策の立ち上げ、営業支援などに従事。 全体の契約数(1~7月の伸び率)成長に貢献し、入社半年でマイカーコンシェルジュの育成担当に抜擢され、これまで1年で30人を教育。 「セールスは車を売ってるのではなく、サービスを使うことで訪れる未来を売っている」が口ぐせ。
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女性におすすめのかっこいいセダン2選
セダンは、キャビンスペースとトランクルームが明確に分かれている車を指します。落ち着いたフォーマルな印象の車が多い傾向があり、輸入車も含め高価格帯のモデルも多数存在します。
佐藤さんが選ぶ女性におすすめのかっこいいセダンは、以下の2車種です。
エレガントで洗練されたほかにはない魅力を持つセダン
マツダ「マツダ3セダン」
駆動方式 | 2WD |
燃費(km/L) | 16.7~21.5 |
車両本体価格 | 259万3,800円~ |
マツダは、内外装のデザイン性の高さに定評がある自動車メーカーといえます。「マツダ3セダン」では、そのデザイン哲学「魂動(こどう)」をさらに進化させ、日本独自の「引き算の美学」によって、優雅で落ち着いた大人の品格を感じさせるエクステリアデザインを実現しました。
乗る方をも美しく見せてくれるような造形やカラーリングは特筆すべき点といえ、マツダ3セダンを選ぶこと自体が「かっこいい」と思わせてくれるような1台です。また、シーンを問わず安定した走りを実現しているため、静かで揺れが少なく、快適に移動できます。
正統派セダンの新解釈
トヨタ「クラウンセダン」
駆動方式 | 2WD |
燃費(km/L) | 18.0 |
車両本体価格 | 730万円~ |
現行型のクラウンは、4つの異なるスタイルがラインナップされています。クラウンの基幹のボディタイプといえるセダンにおいては、正統派セダンを再定義し、今の時代の感性に合う新たな価値観「ニューフォーマル」なデザインを創造。
具体的にはシャープさやワイド感を強調する「ハンマーヘッド」、縦基調パターンの大型グリル「アンダープライオリティ」を組み合わせ、フラッグシップらしい存在感を演出しています。
ホイールベースは3mと長く取り、後席にゆとりを持たせるとともにリアシートのリラクゼーション機能、電動式サンシェードなどのおもてなし装備を設置し、ショーファーニーズ、つまりお抱え運転手が想定されるケースに応えるセダンとして進化しました。
クルマ専門家 佐藤のひと言
SUV人気に押されセダンの選択肢は少なくなっているのが現状です。しかしセダンは車の基本形といわれ、安全性や走行性能に最も優れているボディタイプといわれています。今の時代にあえてセダンを選ぶと、車のことをよく「わかっている」というかっこよさにつながるかもしれません。
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女性におすすめのかっこいいステーションワゴン3選
ステーションワゴンは高い積載性から、商用など実用向けのボディタイプともいえます。しかし今は、SUVを融合させたモデルが登場し、かっこいい車としても注目されています。
佐藤さんが選んだモデルはどれもハイスペックな、かっこよさ満点の3台。それぞれ詳しく見ていきましょう。
ハイパフォーマンスグレードを颯爽と乗りこなしたい
スバル「レヴォーグ」
駆動方式 | AWD | |
トランスミッション | リニアトロニック | スバルパフォーマンストランスミッション |
燃費(km/L) | 13.5 | 11.0 |
車両本体価格 | 363万円~ | 502万7,000円~ |
「先進安全」「スポーティー」「ワゴン価値」の3つの価値を融合させ、さらに進化したパフォーマンスワゴンであるスバル「レヴォーグ」。スバル車の象徴といえるヘキサゴングリルの採用、ダイナミックな前傾デザイン、躍動感を演出するキャラクターラインなど、レヴォーグの持つ走行性能や先進性を表現するかっこいいデザインが光ります。
「STI Sport R EX」は、最高出力275ps、最大トルク375Nmを発揮する2.4L直噴ターボエンジンとよりスポーティーな走りを実現する「スバルパフォーマンストランスミッション」を組み合わせたハイパフォーマンスグレード。これを乗りこなす女性はかなりかっこいいです。
ステーションワゴンベースのハイスペックなクロスオーバーモデル
スバル「レガシィアウトバック」
駆動方式 | AWD |
燃費(km/L) | 13.0 |
車両本体価格 | 425万7,000円~ |
スバル「レガシィアウトバック」はステーションワゴンとSUVを融合させたクロスオーバーモデルで、乗用車の乗り心地とステーションワゴンならではの積載性、そしてSUVの走破性といったそれぞれの長所を活かしたスバルのフラッグシップモデルです。
厚みや力強さを感じさせるボディは、さすがの存在感。アクティブさ全開のエクステリアデザインはかっこよさ満載です。また、全車にスバルが誇る高度運転支援システム「アイサイトX」を標準装備し、渋滞時に一定の条件を満たすとハンドルから手を離せる機能や、料金所を通過する際に適切な速度に減速してくれる機能なども搭載しています。
クラウンならではの大人の雰囲気がかっこいい
トヨタ「クラウンエステート」
駆動方式 | 4WD |
燃費(km/L) | 未公開 |
車両本体価格 | 未公開 |
トヨタ「クラウンエステート」は、現行型クラウンの4種類のうちのひとつで、ワゴンとSUVを融合させた1台です。2007年に販売が終了したステーションワゴンの初代以降、17年ぶりに「エステート」という商品名が復活した形になります。発売は2024年半ば以降が予定されています。
機能的でありつつ、大人のかっこいい雰囲気と余裕のある走りを備えた、アクティブライフを支える1台になるでしょう。
クルマ専門家 佐藤のひと言
ステーションワゴンは海外では人気がありますが、純国産モデルのステーションワゴンは希少な存在となりつつあります。ここでご紹介した3車種は比較的高価格帯の車種であり、迫力やかっこよさもさることながら、走行性能や安全性なども高く全体的にハイスペックで車好きの注目度も高いモデルです。
次回はかっこいい車【ミニバン・ワゴン編】をお届けします。