【試食レポ】深まる秋に。バリューボルドーとお料理のマリアージュを！

2016-09-23

メディアライター Naire✴︎ @ カワコレメディア編集部

急に涼しくなってきて、ワイン好きには嬉しい季節になってきました。夏にはキリっと冷やしたスパークリングでしたが、これからはこっくり濃厚な赤ワインもいいですね。そんな秋にぴったりの、しかもお手頃なバリューボルドー。今回はワインに合わせたお料理のマリアージュをいただきました！

ボルドーワインってどんなもの？！

ワインといえばフランス、フランスといえばボルドー！
と、イメージはあるのですが、ちょっとお高そうで敬遠しちゃう、という方も多いボルドーワイン。
でも、実はとってもバリエーション豊富で、軽やか白ワインから濃厚赤ワインまで
しかも1000円台から愉しめるものがたくさんあるのです☆

今回の"バリューボルドー100"も、ボルドーワインをもっと身近に楽しんでほしいとのコンセプトから4000円未満のボルドーを100銘柄チョイスしたセレクション。一口のボルドーと言っても、地域はグラーヴからサンテミリオン、アントルドゥメールなど様々なのですが、それを網羅した様々なワインがラインアップされています。

ボルドーといえば濃厚赤！なイメージがありますが、意外にも、クレマン（泡）や白ワイン、軽やかな赤もあるんですよね。もちろん芳醇な赤も間違いありません！

スペシャルなゲスト陣がオススメをプレゼン！

今回ゲストスピーカーとしていらしたのが、フランスから初来日という若手女性醸造家のアナイス・マイエさん。とっても美しくてキラキラ！！

マイエさんは、サンテステフのCh. Lafon-Rochetで25歳から栽培責任者に抜擢された敏腕さん。
ですがお話するととっても気さくで、初めての日本を楽しんでいらっしゃいました！

ほかにも醸造コンサルタントとして、醸造学を専門にされているアクセル・マルシャル氏や、

アントル・ドゥ・メールの６代目、ダヴィッド・シオザール氏も。
皆さんそれぞれのシャトーのワインをご説明いただき、その情熱にも感動です。

マリアージュの提案は、あのシェフから！

そんな素晴らしいワインに合わせるお料理を提案してくださったのが、
目黒のカジュアルフレンチ、Morceauの女性シェフ、秋元さくらさん★

実は私、目黒に住んでいたこともあり、こちらのお店が大のお気に入り…。（とうもろこしのポタージュはオススメですよ）
今回は、お料理からではなく、ワインから、合わせるお皿のマリアージュをご提案いただきました！

ボルドーワインの幅広い楽しみ方はこちら！！

まず最初のワインが、クロ・フロリデーヌ。グラーヴのセミヨンとカベルネソーヴィニヨン主体です。合わせて前菜として現れたのが、サーモンの軽い燻製　シブレットのクリームを添えて
見た目にはフレッシュなワインですが、口に含むと意外にふくよか。その深みが、サーモンのねっとり感とクリームチーズの濃厚さにベストマッチ。上に乗ったライムキャビアの食感と爽やかさが絶妙です・・・

続く白ワインは、バリューボルドーからの一本。ミシェルリンチ・リゼルヴブラン。
こちらはエビと彩り野菜のカクテルに合わせて。
う～～ん！！このカクテル、お野菜のシャキシャキ感が生きていて、そこにプリプリのエビ。
この可愛さも外さない、さすがさくらシェフです！！

驚きの組み合わせはまだまだ・・・！

ここからは、なんとカベルネのロゼ。レザマン・ドゥ・モンペラ・ロゼでした♫
こちらもバリューボルドーからの一本。とても爽やかで、フルーティー！
これに合わせるのがなんと、北海道産さんまとナス、トマトのグラタン★

最後に上にふりかけるすだちが、一気に爽やかなアクセント。
秋はさんまの季節。トマトの酸味とロゼのフルーティー感がベストマッチで
そこに加わるきのこの旨みが絶妙でした。

続いては一旦小休止、こちらはサンテミリオンのシャトー・オー・フェランダ
ボルドー赤とはいえ、メルロー主体の軽やかタイプ。
イチジクとナッツと生ハムにあわせて。ナッツの食感とワインの香りが本当に合う！

こちらのワイン、香りのボリュームに対して味わいは軽やか。
こういう楽しみ方もあるんだ！と驚きです。

圧巻のラストはやはりお肉にデザート！

さてさて、小休止しましたからね♫
本気のボルドーと言いましょうか、先ほどの美女、マイエさんのシャトーから。
"シャトー・ラフォン・ロシェ2008"です

こちらはあと２～３年は置けるそう。開けてから楽しめる香りの変化も素晴らしいです！
こちらにあわせるのは、牛の赤ワイン煮、ペコロスのキャラメリゼ、ジロール茸、ごぼうと共に。
熟成したワインのスモーキー感と、お肉や茸、ごぼうから薫る森の香りのマリアージュ!!!!
キャラメリゼしたペコロスも、ほのかな甘みが絶品です。はぁ～～～美味しい。。。

そして…終わりたくないコースのラストを飾るのは、"シャトー・ラピネス　ヴィエイユ・ヴィーニュ"。そう、デザートワインですね★
香りをかいだだけでトロピカルなこちらのワイン。かなり糖度もあるので、さくらシェフ曰くチーズと合わせても最高だそうですが今回はデザート♡
パイナップルのムース　コリアンダーとクミンのコンフィチュール、です。