ホテル雅叙園東京では、1月19日(金)から3月11日(日)まで「百段雛まつり 近江・美濃・飛騨ひな紀行」を館内の東京都指定有形文化財「百段階段」で開催します。先日メディア内覧会へ行ってきましたのでレポートします!

9回目となる今回は初のテーマとなる「近江・美濃・飛騨地域」のお雛さま

9回目の今回のテーマは初となる、近江・美濃・飛騨地域のお雛さま。岐阜県と滋賀県の2県9地域より約500体の人形が揃います!貴重な大名家の姫君の婚礼調度や、近江商人として栄えた旧家に伝わる逸品をはじめ、関東では珍しい西の雛文化である御殿飾りから指先ほどの小さな郷土玩具まで、岐阜と滋賀の地域に息づく百花繚乱なお雛さまたちが文化財にお目見え。雛人形と展示会場である絢爛豪華な文化財とのコラボレーションを楽しむことができますよ。

画像1: 9回目となる今回は初のテーマとなる「近江・美濃・飛騨地域」のお雛さま

<展示一覧>
・十畝の間(じっぽ) 近江商人のお雛さま (滋賀・東近江市、近江八幡市、日野町)
・漁樵の間(ぎょしょう) 飛騨高山の雛まつりI (岐阜・飛騨高山)
・草丘の間(そうきゅう) 御殿飾りとお雛さま (岐阜・個人コレクション)
・静水の間(せいすい) 井伊家・砂千代姫の婚礼調度のお雛さま
 (滋賀・長浜城歴史博物館、大通寺)
・星光の間(せいこう) 郷土玩具と土雛の世界 (岐阜・日本土鈴館)
・清方の間(きよかた) 飛騨高山の雛まつりII (岐阜・飛騨高山)
・頂上の間(ちょうじょう)美濃のお雛さまと大正村のお雛さま 
 (岐阜・美濃市、日本大正村)
・第8番目に位置する部屋 特別コラボレーション/中川政七商店の郷土玩具の雛段

「十畝の間」。こちらは日野玄三家の御殿飾り。近江商人として栄えた旧家に伝わる逸品です。関東では珍しい西のひな文化である御殿飾りで細部まで精工に作られていて約6畳分もの広さを要します。飾るのに一週間、片付けるのに一か月もかかるお品だとか。

画像: 十畝の間より。滋賀県在住の雛人形作家、東之湖氏による現代の作品。湖国の豊かな自然を表現した「青湖雛」。

十畝の間より。滋賀県在住の雛人形作家、東之湖氏による現代の作品。湖国の豊かな自然を表現した「青湖雛」。

画像: 日野薬品工業株式会社の日野正一氏。お嬢さまが小さい頃に飾った以来、数十年ぶりのご対面だそうです。

日野薬品工業株式会社の日野正一氏。お嬢さまが小さい頃に飾った以来、数十年ぶりのご対面だそうです。

今回の大きな見どころ、井伊家のお姫様のお雛や雛道具が関東初公開がこちら(下)。彦根藩主・井伊直弼七女、砂千代姫の古今雛です。現在は長浜歴史博物館で保管されている大変貴重なものだそう。雛道具は黒漆に牡丹唐草が配されて本物の漆器と遜色ない精巧な作りになっています。

画像2: 9回目となる今回は初のテーマとなる「近江・美濃・飛騨地域」のお雛さま

七女の砂千代姫は長浜の大通寺というお寺へ養女へいったのですが、こちらの漆塗りの杯には井伊家の家紋の"たちばな紋"と大通寺の本院である東本願寺の家紋"だき牡丹"が入っており、井伊家と大通寺の深い関わりを表しています。ちなみに、この杯の裏はそれぞれの紋が対になって入っているそうで細部へのこだわりを感じさせます…。

画像3: 9回目となる今回は初のテーマとなる「近江・美濃・飛騨地域」のお雛さま

そして、今回雛展示初となる一部のお部屋のみ写真撮影が可能となったのが、ギネスにも登録された10万点ものコレクションを誇る日本土鈴(どれい)館からのえりすぐりのコレクション。こちらは雛人形ではありませんが、あまりの可愛らしさにぜひとも展示したいとなったお品だそう。触ることができませんが、ゆらすと可愛い音がなる土鈴でした。

画像4: 9回目となる今回は初のテーマとなる「近江・美濃・飛騨地域」のお雛さま

8番目に位置する部屋。こちらの部屋を雛まつりで初めて開放して人気雑貨店・中川政七商店との特別コラボレーションルーム「中川政七商店の郷土玩具の雛段」に。人気の「日本全国郷土玩具蒐集」全シリーズをはじめ、こけしやだるまなどの郷土玩具が一堂に並びます。

画像5: 9回目となる今回は初のテーマとなる「近江・美濃・飛騨地域」のお雛さま

「草丘の間」。今回、個人の雛人形収集家である井戸家のコレクションも展示されています。とても広いお部屋にずらりと並んだ雛人形や白木のお道具などは通常は一般公開されていないもの。

画像: 個人の雛人形収集家である井戸家の井戸氏

個人の雛人形収集家である井戸家の井戸氏

華やかなだけでなく日本の文化と歴史の素晴らしさを再認識する展示品ばかり。館内は展示品保護のため暖房が控えられているので行かれる方は暖かい格好でお出かけくださいね。

<企画展概要>
■展覧会名:「百段雛まつり 近江・美濃・飛騨ひな紀行」
■開催期間:2018年1月19日(金)~2018年3月11日(日) 会期中無休
■開催時間:10:00~17:00(最終入館16:30)
■入場料 :1,500円(学生800円※要学生証呈示)※小学生以下無料
■会場  :ホテル雅叙園東京内 東京都指定有形文化財「百段階段」
■お問合せ:03-5434-3140(10:00~18:00 イベント企画)
■アクセス:電車…目黒駅(JR山手線・東急目黒線・東京メトロ南北線・都営三田線)より徒歩3分
■主催  :百段雛まつり展実行委員会
      (ホテル雅叙園東京、長浜市、東近江市、日野観光協会、
      一般社団法人近江八幡観光物産協会、美濃市、美濃市観光協会、
      美濃市教育委員会、一般社団法人飛騨・高山観光コンベンション協会、
      公益財団法人日本大正村、郡上市、郡上市観光連盟、日本土鈴館)
■後援  :外務省・観光庁・岐阜県・滋賀県・目黒区・
      一般社団法人めぐろ観光まちづくり協会
※展示品保護のため、暖房を控えております

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