おしゃれで環境に優しいことで人気が高まっているミツロウラップ。布にミツロウをしみ込ませたものなので、野菜やスイーツといった食品を直接包めるのも魅力です。この記事では、ミツロウラップとは何か、使うメリットや使い方、注意点を解説します。さらに好みの布で手作りする方法や手作りする際におすすめのオイルも紹介します。

環境に優しいミツロウラップとは

画像: 環境に優しいミツロウラップとは

ミツロウラップとは、布にミツロウをしみ込ませたラップのことです。ミツロウ(蜜蝋)は、ミツバチが巣作りをする際に分泌する物質で、温めるとやわらかく冷えると固まる性質を持っています。食材や食器類の形に合わせ、手の体温で自由に形を変えられます。100%天然素材で作られ、繰り返し洗って何度でも使える、環境にも人にも優しいサステナブルなラップです。

ミツロウラップを使うメリット

画像: ミツロウラップを使うメリット

環境に優しいと人気が高まっているミツロウラップ。続いてはミツロウラップを使うメリットを紹介します。

くり返し利用できる

ミツロウラップは、水で洗ってくり返し利用できます。寿命はおよそ1年〜2年。一般的なラップのように使い捨てではないため、キッチンから出るプラスチックゴミを減らせます。

自由に形を変えられる

ミツロウラップは手の熱で温めると形を変えられるため、どんな形のものでも包めます。自由に形を変えられるので、ラップとしてだけではなく簡易的な皿や小物入れとしても使用可能です。

好きなデザインを選べる

おしゃれでデザイン性の高いいろいろな柄のミツロウラップが市販されているので、好きなものを選べます。キッチンの雰囲気にあわせて選べば、インテリアにもなじむでしょう。手作りも簡単なので、お気に入りの布を使えば、自分オリジナルのミツロウラップもできます。

環境に優しい素材を使用している

ミツロウラップは環境に優しい材料で作られている商品が多いため、保存容器にしたり、皿にふたをしたりするだけでなく、おにぎりやサンドイッチ、お菓子といった食品を直接包むことも可能です。

また、ミツロウラップに使用するオーガニックコットンなど天然素材の布やミツロウ、オイルなどの材料はすべて土に還るものなので、処分時も環境に優しいです。

ミツロウラップの使い方

画像: ミツロウラップの使い方

環境に優しいミツロウラップを繰り返し永く利用するためには、正しく使い、しっかりお手入れをすることが大切です。ここでは、ミツロウラップの包み方や使い終わった後の洗い方、収納方法といった使い方について解説します。

手の温度と圧力を使って包む

ミツロウラップで食品やお皿を包む際は、手の温度と圧力を使います。ミツロウラップは、体温ほどの温度でやわらかくなるため、しばらく手で包むようにして形を整えましょう。

冷やすと固まるミツロウラップを冷蔵庫に入れるとさらに固まります。そのため、作り置きのおかずや食べ残しを入れた容器もしっかり蓋をすることができます。

使い終わったら優しく洗う

使い終えたミツロウラップは、水で優しく洗います。お湯を使ったり、長時間水につけておいたりするのはミツロウが痛んでしまうので避けてください。汚れが気になる場合は、食器用洗剤とやわらかいスポンジを使い、優しく洗いましょう。

畳まずに収納する

洗い終わったミツロウラップは、優しく水気をふき取るか、直射日光の当たらない場所で自然乾燥させます。収納時は広げた状態、またはくるくる丸める形で保管しましょう。

小さく畳むと次に使用するときの使い勝手が悪くなるので、避けてくださいね。コップや瓶に丸めて入れたり、布巾と一緒に吊るしたりしても保管できます。

ミツロウラップの注意点

画像: ミツロウラップの注意点

ミツロウラップは加熱や冷凍に弱く、保存に向かない食品もあります。続いてはミツロウラップを永く使うための注意点を説明します。

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