画像1: 【2024年】値崩れしにくい車ランキング!高額買取が期待できる車をご紹介【輸入車編】

車の人気を測るバロメーターは大きく2つあります。一つ目は新車の納期です。人気の高い車種によっては納車まで数年ということもあります。そして、もう一つが売却の際の買取りや下取り価格などでの残価率です。中古車は新車と異なり人気が価格に影響するため、新車時価格が同じでも残価率は異なります。そこで、国産、輸入車約150車種の残価率を調べて判明した、値崩れしにくい車のランキングを国産車と輸入車にわけてご紹介します。

今回は、輸入車のランキングを見てみましょう。

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画像2: 【2024年】値崩れしにくい車ランキング!高額買取が期待できる車をご紹介【輸入車編】

モータージャーナリスト 萩原文博(はぎはらふみひろ)

中古車雑誌編集部を経てフリーランスとして独立、現在はAJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員として多くのメディアで執筆中。日本で最も多くの広報車両を借り出している男として業界で有名だ。もともと走り屋だけに走行性能の評価は得意。それだけでなく長年の中古車相場の研究で培った、人気車種の動向や流行りの装備の価値評価などを加味した、総合的に買いのクルマ・グレードの紹介をモットーとしている。

値崩れしにくい輸入車ランキングTOP5

フェラーリやランボルギーニといったスーパースポーツカーや、ロールス・ロイス、ベントレーといった超高級ブランドの車を除いた値崩れしにくい輸入車ランキングでは上位5台すべてSUVとなりました。唯一無二の個性派SUVが3車種。そしてメルセデス・ベンツブランドのコンパクトSUVが3モデルとメルセデス・ベンツブランド強し!という印象が強いランキングです。

1ジープ「ラングラー」 スポーツ513万円425万円82.84%
2メルセデス・ベンツ「G550」 AMGライン1685万円1387万円82.31%
3ランドローバー「ディフェンダー」110X1124万円891万円79.27%
4メルセデス・ベンツ「GLB200d」 AMGライン553万円434万円78.48%
5メルセデス・ベンツ「GLA200d」 AMGライン518万円360万円69.49%
*買取相場と残価率は3年落ちの2021年式、走行距離2.4万km(年間平均走行距離8000kmで計算)を基準に算出。
この算出した価格はあくまでも参考価格です。
実際には走行距離、車のキズや凹みといった状態、事故歴、ボディカラー、地域などによって変動します。
なお、人気が高すぎて買取価格が新車時価格を上回ってしまうため算出できない車種を除外しています。

1位:ジープ「ラングラー」

画像: 1位:ジープ「ラングラー」

2018年に登場した現行型ジープ「ラングラー」が残価率82.84%で値崩れしにくい輸入車のトップとなりました。ジープラングラーというと、1955年に登場したジープCJ-5のデザインを色濃く継承したモデルで、特に、ヘッドライトの内側が7スロットグリルにまで食い込んだデザインや、台形のフロントフェイシアは、DNAを色濃く残したモデルです。ラングラーは、ジープブランドのコアモデルで、約40%のシェアを占めているモデルです。取り回ししにくい大きなボディながら、熱心なファンに支えられており、高い残価率を記録しています。

2位:メルセデス・ベンツ「Gクラス」

画像: 2位:メルセデス・ベンツ「Gクラス」

メルセデス・ベンツ「Gクラス」のG550 AMGラインが残価率82.31%で値崩れしにくい輸入車の第2位です。ディーゼルエンジンを搭載している400dならば、もっと高い残価率となるのは間違いないのですが、正確な数値がでませんでした。しかし550AMGラインから考えると90%近い数値がでることでしょう。メルセデス・ベンツGクラスは、1991年に導入されたクロカン系SUVです。2018年に第二世代となり、現在は5ドアモデルのみ。搭載しているエンジンも3L直6ディーゼルターボと4LV8ツインターボの2醜類となっています。

日本で火がついたGクラス人気は今や北米などへも波及しており、高い残価率となっています。

3位:ランドローバー「ディフェンダー」

画像: 3位:ランドローバー「ディフェンダー」

2020年4月に日本市場に導入されたランドローバー「ディフェンダー」が、残価率79.27%で第3位となりました。ディフェンダーは3ドアの90、5ドアの110、サードシートを持つ130と3つのモデル体系があり、この残価率は110のものです。

搭載するエンジンは2L直4ターボ、3L直6ターボそして5LV8スーパーチャージャーと豊富なのが特徴です。シャシーに軽量アルミニウム構造で全く新しいアーキテクチャアーである「D7x」を採用。クロカンSUVだった前型のラダーフレーム構造と比較して3倍のねじり剛性を確保するだけでなく、軽量化も両立し、ランドローバー史上最も頑丈なボディ構造を採用することで、高い悪路走破性を実現しています。こちらもGクラス同様、富裕層の流行りモノというニュアンスの強い車種です。

4位:メルセデス・ベンツ「GLB」

画像: 4位:メルセデス・ベンツ「GLB」

メルセデス・ベンツ「GLB」はブランド9車種目のSUVとして2020年6月に導入されました。エントリーモデルのGLAと共通のコンポーネンツを使用していますが、GLBは7人乗り3列シートをレイアウトする優れたパッケージが特徴です。Gクラスを彷彿させるスクエアな外観デザインに最低地上高200mmのロードクリアランスを確保し、高い悪路走破性を実現しています。

メルセデス・ベンツGLBの人気グレードは2L直4ディーゼルターボエンジンを搭載したGLB200dで、残価率は78.48%となっています。メルセデスならではの安心感に加えて使い勝手に優れるモデルという点が値崩れしない理由でしょう。

5位:メルセデス・ベンツ「GLA」

画像: 5位:メルセデス・ベンツ「GLA」

2020年に導入されたメルセデス・ベンツのスタイリッシュな都市型SUVのGLAが、残価率69.49%で値崩れしにくい輸入車の第5位となりました。エントリーモデルであるAクラスをベースとしたSUVで、クーペのようなスタイリッシュな外観が特徴です。最低地上高は約200mm確保され、高い悪路走破性だけでなく、優れた乗降性を実現しています。

人気グレードは最高出力150ps、最大トルク320Nmを発生する2L直4ディーゼルターボエンジンを搭載したGLA200dで、残価率69.49%もこのグレードの数字となっています。メルセデス・ベンツのステータスを手軽に手に入れられるSUVという点で支持されています。

※この記事は2024年6月時点の情報で制作しています

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