焼津市:駿河湾の恵みを味わう

駿河湾で獲れた新鮮な魚介が集まる「焼津さかなセンター」。市場には多彩な海鮮丼やお寿司が並びます。
特に人気なのが「生しらす生桜えび丼」。甘みととろける食感がたまらない、ここでしか味わえない絶品グルメです。

海鮮丼と浜焼きのお店『スマル家』へ。





ネタの旨さにこだわった海鮮丼、貝の浜焼き、各種刺身を取り揃えています。貝の品揃えは場内一。

生しらす・生桜えび丼 1760円(税込)
桜えび漁は日本で唯一、駿河湾のみで行われる特別な漁。春(3~6月)と秋(10~12月)の年2回しか漁が解禁されないため、旬の時期にはより新鮮な生桜えびを味わうことができます。国産の桜えびは、すべて駿河湾産。その希少価値の高さから、シーズン中はまさに“限定グルメ”として人気を集めます。漁が解禁されると、生桜えびの甘みととろける食感を求めて多くの人が訪れます。
今回の取材時は生しらすとともに休漁中だったため、提供されたのは冷凍の桜えび。しかし、最近の冷凍技術の進化により、解凍後も苦みや臭みがなく、驚くほど鮮度が抜群!「旬でなくても美味しく食べられる」というのは、グルメ好きにとって嬉しいポイント。新鮮な状態で急速冷凍されることで、桜えび特有の旨みがぎゅっと閉じ込められています。
同様に駿河湾で水揚げされるしらすは、その鮮度と品質の高さから全国的にも評価されています。しかし、近年の気候変動や乱獲の影響を受け、持続可能な漁業が求められています。そこで、環境保全を考慮したしらす漁が注目を集めています。
駿河湾のしらすは、透き通るような白さとふっくらとした食感が特徴。地元の漁業者たちは、環境と共生しながらも、このおいしさを守り続けるために努力を重ねています。


旬の時期はもちろん、通年で楽しめるようになった駿河湾産の桜えび。静岡グルメを味わうなら、ぜひ一度堪能してみてください!

各テーブルに常備されているスマル家オリジナルの”特選だし醤油” テイクアウトもできます。
さかなセンター唯一のドライフルーツ・椎茸の販売店『SAKURAファーム』



体に良い無添加、天然素材のナッツ類が並びます。同店人気No.1の殻付きアーモンドは殻ごと煎ることで水分を逃がさず、しっとりおいしい仕上がり。気になる商品はどんどん味見をさせてくれます。

渋皮付きカシューナッツを購入。美味しくて止まらず、帰りの新幹線でほぼ完食してしまいました。
さかなセンター唯一の八百屋『ヤオキュウフレッシュ』




今が旬の石垣いちごはなんと税込600円。静岡県の温暖な気候を活かして栽培される「石垣イチゴ」は、斜面を利用した独自の栽培方法で育てられる特別な苺です。一般的な平地のハウス栽培とは異なり、石垣を積み上げた畑に苗を植えることで、太陽の光を最大限に浴びることができるのが特徴。この方法により、苺の甘みがより凝縮され、香り豊かな仕上がりになります。甘みと酸味のバランスが抜群です。
日本初!焼きプリンを中心としたプリン商店『焼津プリン商店』





プリン好きなスタッフが考案した焼きプリンはその場で焼き上げ、賞味期限はなんと3分。瓶ごと焼き上がる”炎の焼きプリン”(580円税込)はオーダー必至です。


もう一つの人気商品は”奇跡のまぐろソフト”(580円税込)。マグロの切身はベリー味のジェラート、わさびは抹茶のメレンゲでできています。近くでみてもマグロの切身にしかみえないクオリティの高さです。
⇒ 焼津プリン商店 | 公式 | 賞味期限3分の炎の焼きプリンはインパクト抜群!
高品質なだしを提供するだし専門店『勝男屋』



明治年間創業の鰹節製造元で、高品質なだしを提供するだし専門店『勝男屋』では8種類のだしの試飲ができます。野菜やあごだしなど、こちらの出汁を使ったら普段の料理が格段においしくなりそうです。
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youtu.be藤枝市:歴史と自然を楽しむ
河津桜が彩る春の風景SH

朝比奈川左岸沿いに約2kmにわたって広がる河津桜の名所。地元有志団体「焼津市山の手未来の会」が、東名高速道路北側の朝比奈川左岸沿いに約200本を植え、育ててきた早咲き桜「山の手さくら」。2月中旬から3月上旬にかけて見頃を迎え、濃いピンク色の桜が一足早い春を演出します。

2025.2.21撮影
2025.2.21撮影

2025.2.21撮影
例年だと見頃の時期ですが、今年は開花が遅く、2月21日時点でまだつぼみ。

見頃になると河津桜と菜の花が咲き乱れます。







公園入口にあるトレーラーハウスのかわいいカフェ”Cafe O3PO”(カフェオサンポ)で、コーヒーや軽食も楽しめます。
初亀醸造:静岡最古の酒蔵を特別見学


江戸時代から続く静岡最古の酒蔵「初亀醸造」。普段は公開されていない酒蔵を特別に見学させていただきました。「初亀」の日本酒は、甘さと酸味を控えめにしながらも、爽やかで品のある香りと軽やかな口当たりが特徴。酒米由来の程よい旨味が口の中で広がる、バランスの取れた味わいが楽しめます。この「静岡型」とも呼ばれるスタイルは、静岡の繊細な料理との相性を考えて作られたもの。たとえば、駿河湾の海の幸や静岡の郷土料理と合わせることで、その魅力を最大限に引き出します。

静岡の日本酒は、食文化との調和を大切にしています。「初亀」もまた、その土地の風土を活かした味わいで、旬の食材と共に楽しむことができるのが魅力。




春は桜えびや新茶、夏は爽やかな白身魚、秋はきのこや鰹、冬はおでんや鍋料理と。季節ごとに異なる静岡の味覚と合わせて、日本酒の多面的な味わいを堪能してみてはいかがでしょうか?静岡の風土が生んだ「初亀」の一杯が、あなたの食体験をより豊かにしてくれるはずです。
真茶園:極上の静岡茶飲み比べ



藤枝市は、静岡茶発祥の地としても知られるお茶の名産地。江戸時代から続く老舗「真茶園」では、日本一の利き茶名人が選ぶ厳選茶を飲み比べできます。お茶の奥深さを五感で味わう、贅沢なひとときが待っています。
五感で楽しむ静岡の旅へ

静岡駅前
焼津市・藤枝市は、静岡の自然と食文化がぎゅっと詰まった魅力的なエリア。東京駅からは新幹線で1時間と好アクセスです。旬の食材を味わい、伝統を学び、美しい風景に癒される特別な旅に、ぜひ出かけてみませんか?