いのち輝く未来社会のデザイン【EXPO 2025 大阪・関西万博】




「万博」は世界中からたくさんの人やモノが集まるイベントで、地球規模のさまざまな課題に取り組むために、世界各地から英知が集まる場です。1970年に日本、そしてアジアで最初に開催された
大阪万博(EXPO’70)は日本の高度経済成長をシンボライズする一大イベントとなりました。2025年大阪・関西万博は、 2005年に開催された愛・地球博に続き、20年ぶりに日本で開催される国際博覧会です。

People’s Living Lab–未来社会の実験場
- 展示をみるだけでなく、世界80億人がアイデアを交換し、
未来社会を「共創」(co-create)。 - 万博開催前から、世界中の課題やソリューションを共有できるオンラインプラットフォームを立ち上げ。
- 人類共通の課題解決に向け、先端技術など世界の英知を集め、
新たなアイデアを創造・発信する場に。
日本、大阪・関西で開催する万博の多彩な魅力
- 日本経済及び大阪・関西の地域経済の活性化やビジネス機会の拡大による中小企業の経営強化により、約2兆円の経済波及効果が見込まれる。
- 大阪・関西が世界に誇るライフサイエンス、バイオメディカルの集積が、万博のテーマに沿った新たなイノベーションでさらに発展する。
- 悠久の歴史・文化を誇る大阪・関西が、異なる文化との交流を通じて、さらに豊かなものとなり、世界における圏域の認知度が向上する。
- 日本の様々な分野における次世代の若いクリエーターが、自らの才能を世界に向けて発信できる。
- 日本には世界で最も安全な環境、先進的な交通インフラが整備され、大阪・関西は、世界の主要都市のどこからでも容易にアクセスできる。
開放感と自然美のシンフォニー♪【オーストラリア館】

まず訪れたのは、南半球の風が吹き抜けるような、オーストラリア館。テーマは『Chasing the Sun ― 太陽の大地へ』。


パビリオンの外観は、オーストラリアのシンボルであるユーカリの花から着想を得たデザインで、国の活気と多様性を象徴しています。持続可能性にも十分配慮し、過去の国際的な大規模イベントで使用された建築資材などを再利用しています。


パビリオンでは、オーストラリアの最新技術、豊かな文化、ダイナミックな社会を体感できる様々な文化イベントやビジネス・プログラムを開催予定です。





来場者は没入型体験を通じて、オーストラリアを横断する太陽を追いかけ、新たなオーストラリアの一面を発見する冒険の旅をすることができます。

オーストラリアのフードを楽しめる併設のカフェも大人気
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youtu.be「オーストラリアの大地」旅しているような気分に♡思わず深呼吸したくなる癒しの空間でした。
芸術は生命を再生する…also hosting the Holy See【イタリア館】


イタリア館は、建築家マリオ・クチネッラ(Mario Cucinella)氏がデザイン設計を手がけ、「アートは人生を再生する」というテーマを掲げています。また、持続可能性にも重点が置かれています。自然素材の使用、短いサプライチェーン、リサイクル素材、認証済みの材料を活用し、すべての要素が追加の加工なしで再利用できるように設計されています。

ヴィチェンツァの「テアトロ・オリンピコ」 を参考にデザイン(コロッセオではないそうです)
パビリオンのデザインの参考作品: 劇場には理想都市のエリアには「マルケ国立美術館」の『理想都市』 庭園には「ヴィラ・デステの素晴らしき庭園」



古代ローマ時代の世界的な文化遺産として知られる大理石の「ファルネーゼのアトラス」像

ミラノ・コルチナ2026オリンピックで使用予定の聖火トーチ

古代ローマ時代の文化的遺産を360度こんなに間近でみられるのも万博の魅力のひとつ

ルネサンス期の理想都市に着想を得た館内には、イタリアの都市文化を象徴する劇場、ポルティコ(列柱廊)、広場、庭園が配置されています。ここでいう「アート」とは、イタリアが誇る美、創造性、そして卓越した職人技を指す「テクネ」を意味します。

バチカン美術館が所蔵するイタリア絵画の巨匠カラバッジョ(1571~1610年)の成熟期の代表作「キリストの埋葬」*本物です!
参加するイタリアの地域

ヴェネト州: 5月4日〜10日
パビリオンでは、イタリアの全20州のうち18州が交代で参加し(加えて、ヴェネツィア市は都市として、またヴェネト州の一部として参加)、以下のスケジュールで開催されます。
ヴェネツィア: 4月14日〜19日
カラブリア州: 4月20日〜26日
フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州: 4月27日〜5月3日
ヴェネト州: 5月4日〜10日
プーリア州: 5月11日〜17日
ラツィオ州: 5月18日〜24日
マルケ州: 6月1日〜7日
シチリア州: 6月8日〜14日
アブルッツォ州: 6月15日〜21日
サルデーニャ州: 6月22日〜28日
リグーリア州: 6月29日〜7月5日
モリーゼ州: 7月6日〜12日
トスカーナ州: 7月13日〜19日
カンパニア州: 7月27日〜8月2日
バジリカータ州: 8月24日〜30日
ウンブリア州: 8月31日〜9月6日
エミリア=ロマーニャ州: 9月21日〜27日
ピエモンテ州: 9月28日〜10月4日
ロンバルディア州: 10月5日〜13日
レオナルド・ダ・ヴィンチの直筆「アトランティック・コード」素画(7月13日まで)

写真撮影もOK

芸術家・科学者のレオナルド・ダ・ヴィンチが生涯にわたり記した科学・工学・建築・数学・天文学・自然観察など多岐にわたるアイデアや発明、図面を集めた手稿集「アトランティック・コード」からスケッチが展示されています。

ティントレットが筆をとった16世紀にヨーロッパに渡った日本人少年・伊東マンショ
16世紀にヨーロッパを訪れた日本人少年使節の一人、伊東マンショを描いたティントレットの肖像画が展示。日本とイタリアの歴史的な交流を象徴しています。
屋上庭園に臨む『EATALY』で本格的イタリアン



屋上には再構築されたイタリア式庭園、本格イタリアンレストラン『EATALY』があります。




EATALYでは、前菜、パスタ、肉・魚料理、ピザ、ドルチェ、ワインも各種提供され、価格設定も万博価格ではなく市内価格という良心的な設定です。万博会場でこんなにゆったり本格的なイタリアンにありつけると思っていなかったのでとても嬉しいサプライズでした。
*レセプションは1階になるので、レストランで食事をと考えている方は先に予約してから3階にあがったほうが効率的です。

国宝級の芸術品を、“数センチの距離”で鑑賞できる展示の数々!美術館ではガラス越しに遠巻きで見るのが当たり前と思っていたあの名品が、目の前で、繊細な筆致、細やかな装飾、時を越えて受け継がれた匠の技を、肉眼でじっくり堪能できるなんて……これはもう感動レベル。芸術に詳しくなくても、見るだけで気持ちが高まる“本物の力”をぜひ体感してみてください♡
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youtu.beこころに寄り添う!いのち花開く未来へ”With Hearts”【韓国館】

全世界の人々の心を1つに寄せ合わせすべてのいのちが共存できる新しい未来を創っていきます。
私たちの先端未来技術は、いのちの尊さを重んじながら人と人をつなぎ、持続可能な未来社会へと導いてくれるでしょう。私とあなたの心が出会う場所、韓国パビリオンですべてのいのちが共に未来を描いていきます。
韓国パビリオンは3つの展示ホールで構成されています。*韓国パビリオンを体験するには通常20分かかります。

「Exhibit Space I」エントランスで質問に答えた声がそのまま最初の部屋で再生され、光と音の中に没入体験ができます。自分の声がサウンドアートの作品の一部となり、録音を音楽に変換し、音と光を織り交ぜてそれぞれの声を形にすることで、音楽と光の質感豊かなダンスとして展示の共感覚的なデザインを来場者に届けます。
「Exhibit Space II」では、工業化によって荒廃した都市並みを描いたコンクリートの人工物や日常の現代性を展示するオブジェを展示し、化石化した都市の存在を視覚化し、人類が直面する環境問題やエネルギー問題の重大さに警鐘を鳴らすメッセージが込められています。
韓国の主力グリーンテクノロジーである水素燃料電池が、来場者の息づかいと組み合わさり、カーボンフリーの世界を体験できるインタラクティブな展示です。水素燃料電池は、訪問者の息づかいと組み合わさり、カーボンフリーの世界という力強く象徴的なイメージを呼び起こします。



「Exhibition Space III」は、2040年の韓国を舞台に、祖父が2025年に未完成のまま残していた音楽作品を未来のテクノロジーを使って完成させるという、没入型の3面映画体験です。音楽は、家族や愛、世代間の絆など、時代を超えた普遍的な価値を伝えるために、世代をつなぐ時間を超えたメディアです。
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youtu.be愛の讃歌、大胆さとコミットメントへ【フランス館】
フランスパビリオンのテーマは「愛の讃歌」。互いの小指が見えない魔法の糸で結ばれているという「赤い糸の伝説」。この赤い糸を通じて、「自分への愛」、「他者への愛」、「自然への愛」といった様々な「愛」に導かれる新しい未来のビジョンを提案します。パビリオンのエントランスは、神秘的な雰囲気かつ開放的な劇場がデザインされ、パビリオン建屋の外側は、劇場のカーテンのようなベールで覆われています。展示の最後に庭園が姿を現します。
美と革新の融合♡ラグジュアリーの真髄
フランス館では、誰もが知るラグジュアリーメゾン―ルイ・ヴィトンやクリスチャン・ディオールといった、世界を魅了し続けるブランドの展示がとても印象的でした。
単なるブランド紹介にとどまらず、それぞれのメゾンの世界観にどっぷり“没入”できる空間になっていて、まさに“大人の知的好奇心”を刺激されるひととき♡ハイブランドの“未来へのまなざし”に触れられるこの場所は、ファッション好きならずとも必見!“美”と“革新”が出会う瞬間を、ぜひあなたの五感で体感してみてください。
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youtu.beまるで1日で世界旅行♡
今回、実際に足を運んで感じたのは、万博はただの展示イベントじゃなくて、「未来を体験する場所」だということ。技術や文化、アート、美食―世界中の“とっておき”が詰まった空間、胸が高鳴りました。これからの暮らしがどう変わっていくのか、地球のために自分に何ができるのか。そんなことを考えるきっかけにもなって、感性もアップデートされた気分♡


無料で給水できます。


ダイハツ「e-SNEAKER」無料貸し出ししています。*タイヤには「ミャクミャク」の目のデザイン
東西ゲート付近に貸出所(計150台)、会場内の各ゾーンに駐機場が点在。最大時速は4km、バッテリー駆動時間は約2時間。免許不要、顔写真付きの身分証明書の提示必要。
1時間に1回抽選が各ゲートで行われ、最大4時間貸出(2025年5月7日現在)

歩き疲れても、休憩スポットやグルメが豊富なので1日中楽しめちゃいます♡


自分だけの“推しパビリオン”を見つけに、未来の世界へ旅してみてくださいね!きっと新しいワクワクが、あなたを待っています♡

【EXPO 2025 大阪・関西万博】
開催期間
2025年4月13日(日) – 10月13日(月)184日間
開催場所
大阪 夢洲(ゆめしま)






















