画像: 不思議と違和感ゼロ!北斎の名画に猫が登場する話題の美術展開催

不思議と違和感ゼロ!北斎の名画に猫が登場する話題の美術展開催

猫と人との理想郷を描いた漫画「アタゴオル」シリーズで知られるますむらひろしさんが、「ますむらひろしの北斎展」を八王子市夢美術館で開催しています。
葛飾北斎 × アタゴオル!?
アタゴオルとは、ますむらひろしの代表的なシリーズ作品です。
現在までに「アタゴオル物語」「アタゴオル玉手箱」「アタゴオル」「アタゴオルは猫の森」の4シリーズが発表され、主に読み切りの短編が中心になっています。
宮沢賢治の心象世界「イーハトーブ」に呼応してつくられた独特の世界で繰り広げられる、ユーモラスな猫ヒデヨシと個性豊かなキャラクターの物語は、幅広い世代から人気を集めています。
同展では、そんなアタゴオルのキャラクターたち葛飾北斎の浮世絵に入り込んだ異色作の数々が展示されます。
パロディの領域を超える深い世界観
「アタゴオル × 北斎」は、2005年から2013年にかけて情報誌「王様手帖」に掲載されたイラスト作品で、これまでに52点が発表され、後に49点がカレンダーとしても制作されました。
作品の面白さは、なんといってもヒデヨシをはじめとする 「アタゴオル」の住人たちが北斎の描く名勝景勝地に違和感なく溶け込んでいるところ。
単に人物をキャラクターに置き換えただけのパロディにとどまらず、作品の一つひとつにはますむらさんによる文が付けられています。
そこには北斎の浮世絵を模写し「アタゴオル」の要素を加える際の考えやプロセスとともに、北斎の画業に対する自身の見解が、北斎への尊敬と畏敬の念を持って語られています。
同展では、「アタゴオ ル×北斎」と北斎の浮世絵(復刻浮世絵版画やパネル)を比較しながら、北斎との違いや氏の解釈を体感できるので、より深く両者の世界観を味わえます。
作品展示だけでなく、ますむらさんのサイン会や、羊毛フェルトでアタゴオルのキャラクター、ヒデヨシを制作できる小中学生対象のワークショップなども開催される予定。
展示期間は3月27日(日)までなので、あなたも足を運んでみてはいかがでしょうか。
特別展:ますむらひろしの北斎展 ATAGOAL × HOKUSAI
会期:~3月27日(日)
開館時間:10時~19時(ただし入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日(ただし、祝日の場合は開館し翌日休館)
会場:八王子市夢美術館
観覧料:一般 500円[400円] 学生(小学生以上)・65歳以上:250円[200円]
[ ]内は15名以上の団体料金
未就学児無料 土曜日小中学生無料
八王子市夢美術館:http://www.yumebi.com/
・アート(まとめ)

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