無料音声通話アプリ「Telop by goo(テロップ バイ グー)」では、若者マーケティング研究機関『SHIBUYA109 lab.(シブヤイチマルキューラボ)』のサポートのもと、10代女性が日常的に使用している言葉について調査を実施しました。
「10代女性がリアルに使うトレンドワードランキング」
「Telop by goo」には、自動でテキスト化した音声通話から喜怒哀楽を読み取り、フォントや絵文字で装飾する機能があります。「Telop by goo」で文字装飾できる言葉のバリエーションを増やすため、今回は、流行に敏感な若者の間で使われる言葉に着目。10代女性を対象に、普段コミュニケーションを取る際、日常的に使用している言葉についてアンケート調査を実施しました。今回実施したアンケート調査の結果を基に、全6部門でランキングを作成。「日常生活部門」は「それなー」、「トレンドワード部門」は「エモい」、「うれしいとき部門」は「語彙力」、「かなしいとき部門」は「しんど」、「語尾部門」は「○○しか勝たん」が1位となりました。

全6部門のなかでも、日常会話で使う言葉が多くノミネートされた「日常生活部門」の第1位には、同意や共感を表し、相づちとして使われる「それなー」がランクイン。8割には届かなかったものの、77.1%の票を集め、広く使われていることがわかります。続く第2位は「知らんけど」で、66.7%。あいまいな情報や、興味のない話を一通り話し終えた後に使われる、結びの一言です。第3位の「あーね」は61%。「ああ、なるほどね」という納得の意を示す言葉で、1位の「それなー」と同様に相づちとして会話で使われています。
トレンドワード部門の第1位には、一言で表現できないような心情を表す際に広く使われる「エモい」がランクイン。投票率は57.9%でした。第2位には「レベチ」(48.6%)、第3位には「かまちょ」(46.2%)が続きました。「レベチ」は「レベルが違う」の省略言葉で、「他と比べられないほどすごい」という肯定的なニュアンスが含まれる言葉。「かまちょ」も省略言葉で「かまってちょうだい」が元になっており、「だれかに相手をしてほしい状態」を指します。

全体の半数を上回ったのは第1位の「エモい」のみで、第2位以降は50%以下かつ票数が僅差であることが特徴的。毎年新たな流行が生まれ、変化が激しい若者言葉においては、人によって「トレンド」と感じる言葉に差が生じたと考えられます。
【あいさつ部門】
【うれしいとき部門】
【かなしいとき部門】
【語尾部門】

若者が日常的に使っているトレンドワードは、TikTokやYouTubeの投稿を起点に生まれており、彼らは動画を介して各ワードを使うシーンや言葉のニュアンスを把握・使用しています。ノミネート語も含め見ていくと、厳密に意味が言語化されていないものや、さまざまなシーンや感情表現に対応できるものも多くみられます。これはビジュアルコミュニケーションが主流となるなかで、言語化しにくいその場の空気感やニュアンスを捉える高いスキルを多くの若者が持っていることが背景にあると考えられます。大人には使い方や意味が全く想像できない言葉も、若者の間では共通認識が存在し、その言葉を使うことで友人との一体感や仲間感を楽しんでいるようです。
ー SHIBUYA109 lab.所長 長田麻衣氏
「Telop by goo」について
「Telop by goo」は、音声通話をAIがチャット形式のテキストに自動変換する無料の音声通話アプリです。会話をリアルタイムでテキスト化するだけでなく、認識した音声から喜怒哀楽を読み取り、フォントや絵文字で感情豊かに表現。さらに、会話内容に応じたニュースや画像を自動で表示して、会話の盛り上げをアシストします。
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