画像: 育爪サロン ラメリック 代表:嶋田 美津惠 所在地:目黒区自由が丘

育爪サロン ラメリック
代表:嶋田 美津惠
所在地:目黒区自由が丘

塗らないネイルケア「育爪(いくづめ)」を提唱する育爪サロン「ラメリック」。皆さんは「育爪」というワードを耳にされたことはありますか?

育爪とは…?

素の自爪をいかに綺麗に育て、磨き、楽しむかという、一般にはあまり聞き馴染みのなかった衝撃の新概念である「育爪」。

コロナ禍でのマスク生活の影響で、以前では考えられなかった「ノーファンデ」や「脱カラコン」「脱まつエク」など、“あえてしない”を選ぶ女子が増えているのだそう…!

あざと可愛い女子代表である田中みな実さんもその1人。元々ジェルネイルユーザーだった田中さん。自爪ケアに特化したサロンにシフトし、プロに甘皮の処理や爪の表面の角質を丁寧にオフしてもらい、自分でもこまめに爪の美容液やハンドクリームを塗るケアを始めたのだそう。薄くて平べったかった爪が美しいカーブを描いた立体的な形になってきたのだそう…!手の形は変えられなくても、爪の形は変えられる。そのことに気づき、今も継続して育爪をされているのだそうです。

1番のモテ要素である“清潔感”を演出できる最強ケアである育爪。塗らない、隠さない、覆わない…!時代はスーパーナチュラル至上主義へ!ですね。

先日、『育爪といっしょに、ネイルサロンのこれからを考える会』先行講習会・体験会にお伺いさせていただきました。(参加者は主に現役ネイルサロン経営者や従事者)早速レポートしていきたいと思います。

画像: 育爪サロン「ラメリック」代表:嶋田 美津惠氏

育爪サロン「ラメリック」代表:嶋田 美津惠氏

今回の講師は、会場である育爪サロン「ラメリック」代表の嶋田さん。嶋田さんは元々大手ネイルサロンに勤務され、その後大阪・東京にネイルサロンを開業されました。しかし、ネイルカラーを間近で扱われていることが原因で化学物質過敏症(トルエン)を発症、ネイルの仕事を辞めることを余儀なくされます。「カラーリングはできなくても、爪のお手入れを続けよう。」そう思われたのだそうです。そこで始められたのが有機溶剤を一切使わず素の爪を育てる育爪サロン。「ラメリック」は2021年で19年目を迎えられます。

コロナ禍、テレワークやステイホームが人々の日常に浸透していく中で、カラーネイルやジェルネイルなどの需要は著しく減少、閉鎖・休業を余儀なくされた個人経営のネイルサロンの数は2020年末時点で、2000年以降過去最多を既に記録しており(※帝国バンク調べ)、その数は2021年に入り増え続けていると推測されます。

そうしたネイルサロンの悲惨な状況が日々聞こえてくる一方、塗らない・飾らない・ありのままの“すっぴん”の自爪ケアを推奨する「育爪」の需要は大幅に増え、実際育爪の施術を新たなメニューとして取り入れたとサロンが好調なのだそう。

これまで1万人以上に施術してきた嶋田さんは、「個人経営のネイルサロン経営者の方々が育爪の施術を習得し、自分のサロンに新たなメニューとして加えていくことができたら、ネイルサロンの売上は安定し、持続可能なネイルサロンに生まれ変わることができるのでは?」と予測されています。

通常のネイルサロンに比べ低コストで運営可能な点と、利用者が定着しやすい点が挙げられます。育爪を施術するサロンはデザインセンス不要であるのと、ネイル材料を爪に固定させておく技量も不要のため、施術のばらつきがデザイン系のネイルサロンに比べて少ないのが特徴。また、手の爪は3〜6ヶ月、足の爪は6〜12ヶ月かけて綺麗に生え変わるように育てていくため、利用者が定着しやすく、一度歯の治療が始まったら途中で歯科医院を変えないことににているとのこと。

育爪にできること、できないこと

そんな育爪。爪の形を変えること、二枚爪やピンクの部分を大きくしたり…という病気以外の爪の悩みを無くすこと、爪を綺麗にすることはできます!しかし、できないことが1つ…それは「今すぐに爪を綺麗にする」ということ。「明日出かけるから、今綺麗にしてほしい…!」それには応えられないのだそう。サロンでのケア+ご自宅でのケア、二人三脚で時間をかけて綺麗にする…それが『育爪』なんですね…!!

爪を育てる3つのステップ+1

今回この3つのステップ+1を実習&体験方式で教えていただきました!

①指づかい

実は嶋田さん、洋服の袖をたくしあげたり、ストッキングを履く時など爪を使わず、指の関節を使うのだそう。エレベーターのボタンを押す時は定期券を使ったり。

②紙ヤスリ(ファイル)で形を作る

画像1: ②紙ヤスリ(ファイル)で形を作る

この右の“S”のチップは、理想の爪の形である「アークスクエア」にスタッフさんが紙やすりで整えてくださったもの。ちなみに左の“4”のチップは私がやすりをかけたもの。

画像2: ②紙ヤスリ(ファイル)で形を作る

カーブをつくるときの紙やすりの動かし方を教えていただいたのですが、弧を描くように楕円の形にしているつもりが実際やってみるとこれがとても難しいんです…!(汗)バランスよくカーブが作れない…これは慣れなのかな…爪切りは使わず、このカーブを意識して自宅でも自爪で実践してみます!

画像3: ②紙ヤスリ(ファイル)で形を作る

そしてこちらが体験時のもの!お隣の席の方が体験されているときを撮影させていただきましたよ〜!(私の時は右手の小指をアークスクエアにしていただいたので、カメラのシャッターが切れませんでしたので、プッシャーマシンをかけていただいた項目で登場させていただきます!笑)手モデルありがとうございます⭐︎

画像4: ②紙ヤスリ(ファイル)で形を作る

正面から、裏から、逆さにして、逆さにして裏から…なんと4方向からカーブを確認されて完了♩立体感のある爪に仕上がりました。

③プッシャーマシン

画像1: ③プッシャーマシン

これがサロンでしかできない+1の部分、プッシャーマシン(薄皮のお手入れ)です!振動しながらお手入れしていくため、血行が良くなり、爪が綺麗に。老化にも効果があるのだそうです◎

画像2: ③プッシャーマシン

ちなみにこちらが私が体験させていただいた右手の小指です。(笑)カーブを作っていただいたことで、爪が長く立体的に見えるようになったんです…!爪の形を整えるだけでこんなに見え方が変わるのかと驚きました…!!

④オイル

画像: 〈左〉育爪オイル 〈右〉水

〈左〉育爪オイル
〈右〉水

最後にこの育爪オイルであるセサミユイールというオーガニックセサミオイルを塗布していきます。

画像: ④オイル
画像: ikuzume.jp
ikuzume.jp

付け方は、指先を伸ばし容器からオイルを爪の裏側と指の肉の間に一滴ずつ落としていきます。両手全ての指に落としたら、オイルが爪の左右の側面を伝って爪の生え際(甘皮、キューティクル)に流れるまで待ちます。手を組んで、手の甲にも塗り伸ばしていきます。その後、手のひらに一円玉大の水を置き、オイルと混ぜ合わせるように手のひらや手の甲をすり合わせていきます。水の中にオイルが混ざって乳化し、肌に速やかに浸透します。オイルをつけるタイミングは、1日5回以上が目安。外出先などでアルコール消毒をした後はオイルケアするのがおすすめ◎

この3つのステップ+1で、短くて丸い爪も美爪に変わっていくのだそうです。指の長さや形は変えられなくても、爪の形は変えられます…!爪に手をかけることは、自分で自分にエネルギーと愛情を注ぐ行為だと嶋田さんはおっしゃいます。飾らずに、素の爪を綺麗に。今から爪を変えてみませんか。

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