睡眠データから見る、コロナ感染流行以前とコロナ感染拡大におけるの首都圏ビジネスマンの睡眠スタイルとは

オーダーメイド枕の店「まくらぼ」は、睡眠計測アプリ「睡眠ランキング」の計測データから、首都圏(一都二県)の30~59歳男性をサンプルに睡眠の実態を調査しました(2021年6月10日時点)。コロナ禍で変化していくビジネスマンの睡眠状況から、リモートワークや長距離勤務など勤務タイプ別に気をつけたい睡眠のポイントを紹介します。

画像: リモートワーク VS オフィス通勤!コロナ禍で二極化が進むビジネスマンの睡眠

平均睡眠時間「6時間9分」!日本人平均よりも一時間以上短い、首都圏働き盛り男性のリアルな睡眠

働き盛りであるビジネスマンの睡眠時間は短く、2019年厚生労働省の調査(※1)によると、30歳~50歳代で「睡眠時間が6時間未満」と回答した男性は、48.6%と5割に近くになります。また2018年OECD(経済協力開発機構)による調査では、日本人平均が「7時間22分」と加盟国の中でワースト1位の短い睡眠時間を記録しています。先進国の中でも労働・通勤時間が長いと指摘される日本のビジネスマンは、新型コロナウイルスの流行が長期化し働き方も大きく変化する中、どのような睡眠をとっているのでしょうか。
※1:令和元年「国民健康・栄養調査」(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_14156.html

画像: 図1:一都二県在住の30~59歳男性の平均就寝・起床・睡眠時間

図1:一都二県在住の30~59歳男性の平均就寝・起床・睡眠時間

無料でサービス提供している睡眠計測アプリ「睡眠ランキング」から、コロナ禍でしばしば緊急事態宣言の影響を受けている東京都・埼玉県・千葉県の一都二県を対象に、30~59歳男性ユーザーの睡眠スタイルを調査しました(サンプル数:466人、2021年6月10日調べ)。調査の結果、一都二県の働き盛り世代男性の平均睡眠時間は「6時間9分」となり、前述の厚生労働省の調査結果と同様に、睡眠が不足しがちな首都圏ビジネスマンの姿が浮かび上がってきました。

コロナ禍によって「早起き派」と「遅起き派」の二極化が進む首都圏ビジネスマン

また、コロナ禍感染拡大前と比べてビジネスマンの睡眠がどう変化したのかを、2019年から2021年起床時刻別割合の推移で見ると、2019年に一番多かった6時台に起きるユーザーが2020年から徐々に減少し、5時台の“早起き派”と、8時台の“遅起き派”が急増していることがわかります。

画像: 図2:2019年~2021年の一都二県在住の起床時刻の推移(2021年6月10日時点)

図2:2019年~2021年の一都二県在住の起床時刻の推移(2021年6月10日時点)

このデータから平均睡眠時間だけではわからない、ビジネスマンの睡眠が二極化している現状が見えてきました。
これは首都圏でも企業規模や業種、雇用体系によって、リモートワークに移行した会社とオフィス勤務が続く会社に二分されていることが要因のひとつと考えられます。

コロナ禍による新しい生活様式によって変化するビジネスマンが気を付けたい睡眠のポイントを、勤務タイプ別にお伝えします。

■リモートワークタイプが気をつけたい「ソーシャルジェットラグ」

リモートワークのビジネスマンに見られる睡眠の問題としては、通勤時間がなくなったことで、遅く寝て遅く起きる“夜型睡眠”になりやすいことです。図3ビジネスマンAの睡眠データに見られるように、平日の就寝時間がどんどん遅くなる一方で、起床時間は一定なため、足りない睡眠を休日に昼頃まで寝て補おうとする睡眠スタイルに陥りがちです。このように平日と休日の起床時間が大きくずれた状態を「ソーシャルジェットラグ」と言い、体内時計のリズムが乱れ、睡眠の質が下がる原因となります。

画像: 図3:「睡眠ランキング」首都圏在住ビジネスマンの1週間の睡眠データ例(2020年11月調べ)

図3:「睡眠ランキング」首都圏在住ビジネスマンの1週間の睡眠データ例(2020年11月調べ)

海外旅行で起きる時差ボケのような症状が起きており、だるさ、判断力の低下、起床後の眠気といった不調を抱えやすくなります。解決法としては、平日と休日の起床時間の差を「2時間以内」に抑えるようにすることです。

図3ビジネスマンBの睡眠データのように、休日にもなるべく同じ時間に起きることで体内時計が整い、夜も睡眠ホルモン(メラトニン)の分泌による自然な眠気で入眠しやすくなります。更に、起きたらすぐカーテンを開けて太陽を浴びると、体内時計がリセットされるのでおすすめです。

休日になかなか起きられない場合でも、いつもの起床時間に一度カーテンを開けて室内を明るくしてから二度寝すると、体内時計が狂いにくくなるので試してみてください。

■長距離通勤タイプが気をつけたい「通勤中のうたた寝」

長距離通勤のビジネスマンに見られる睡眠の問題としては、朝晩の通勤時に電車内などでうたた寝してしまうことです。特に帰宅時のうたた寝は、夜の本睡眠のときに、寝つきが悪くなったり途中で目覚めてしまうなど、睡眠の質の悪化に直結します。解決法としては、「日中、眠気を感じる前に仮眠をとる」ことがおすすめです。

画像1: ■長距離通勤タイプが気をつけたい「通勤中のうたた寝」

人は体内時計による睡眠ホルモン(メラトニン)の働きで、起きてから7~8時間後に眠気のピークが来るメカニズムを持っています。つまり朝6時に起きるとお昼過ぎの13~14時くらいに眠気がやってくるので、その前の12~13時くらいに仮眠をとることにより、起きている時間帯のパフォーマンス向上につなげることができます。夜の本睡眠に影響なく睡眠をとる為に、仮眠は15~30分ほどがオススメです。仮眠前にコーヒーなどカフェインを摂ると、比較的スムーズに目覚めることができます。生活リズムの乱れやすいWithコロナ時代、勤務タイプ別の正しい睡眠の知識で質の高い睡眠をとり、健康的な生活を目指しましょう。

画像2: ■長距離通勤タイプが気をつけたい「通勤中のうたた寝」

睡眠計測アプリ「睡眠ランキング」
https://www.makulab.jp/suiminranking/
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