10月18日は「統計の日」/「貯蓄から投資へ」のスタートはまずライフプランニングから

「金融の力を解き放つ」をパーパスに掲げ、人々のライフプラン実現をサポートするブロードマインド株式会社は、10月18日「統計の日」にちなみ、子育て世帯の20歳から55歳の男女1,000名を対象に、「ライフプランニングに関する実態調査」を行いました。

人生100年時代の到来、老後2,000万円問題や社会保障の縮小など様々な背景を受け、自助努力による長期的な資産形成が求められています。そこで同社では、お子様を持つ20~55歳の男女 1,000人を対象に長期的な資金計画を立てること、すなわち“ライフプランニング”について調査を行いました。

画像: 【調査結果】ライフプランニングの経験がある人のうち94.7%の方が「やって良かった」と満足度が高いものの、本来の目的である「資金計画や対策までできた」方は39.1%にとどまる!

ライフプランの認知度、2人に1人は「知っている」

「あなたはライフプランニング・ライフプラン※とは何か、知っていますか?」と質問をしたところ、「意味を理解している・よく知っている」14.9%、「言葉は聞いたことがあり、意味も何となく知っている」38.6%と回答し、意味を何となく知っている人を含めると53.5%となり、2人に1人はライフプランニングについて知っている結果となりました。

画像: ライフプランの認知度、2人に1人は「知っている」

約8割がライフプランニングの重要性を感じているにも関わらず、約6割がライフプランニング“未経験”

「ライフプランニング・ライフプランの重要性について、どう思いますか?」と質問をしたところ、「とても重要」26.1%、「重要」52.3%と回答しました。合計すると78.4%の人がライフプランニングは重要だと考えていることが分かりました。
また、「ライフプランニングをやったことがあるかどうか教えてください」と質問をしたところ、「一度もない」と答えた人が59.1%となり、約6割の方が未経験ということが明らかになりました。

画像: 約8割がライフプランニングの重要性を感じているにも関わらず、約6割がライフプランニング“未経験”

また、年代別で見てみると実施経験の有無が20代と50代で25.2%の差が開き、20代2人に1人は実施経験があるのに対して、50代は4人に1人という結果となりました。冒頭記載の社会的背景やライフスタイルの多様化で自助努力が必要となり、その手段としてライフプランニングの必要性がここ数年で高まってきているのではないかと考えられます。人生100年時代の中で、50代でライフプランニングすることは手遅れではなく、老後を見据えてもう一度生活を見直すきっかけや、すでに準備ができている方もライフプランニングを実施するといつ出番が来るお金なのかが明確になるので、「お金を長生きさせる」対策のきっかけにもなります。

・20代 ある:48.9%、一度もない:51.1%
・30代 ある:46.3%、一度もない:53.7%
・40代 ある:37.7%、一度もない:62.3%
・50代 ある:23.6%、一度もない:76.4%

ライフプランニングの方法はプロに頼る派と自分で作成する派が分かれた結果に

「(Q3であると回答された方へ)ライフプランニングの方法(手段・ツール)について、教えてください。」と質問をしたところ、最多の回答が「金融機関やFPなどプロを通じて作成してもらった」45.4%、次いで「イチから、家族や自分が作成した」29.5%、「既存サービスを使って、家族や自分が作成した」22.2%の順となりました。

画像: ライフプランニングの方法はプロに頼る派と自分で作成する派が分かれた結果に

ライフプランニングを実施して「良かった」は9割超!一方で本来の目的達成は4割未満

「(Q3であると回答された方へ)ライフプランニングを実施しての感想に一番近いものをお選びください。」と質問をしたところ、「やって効果・意味があった(長期的な資金計画・対策を練ることができた)」39.1%、「やって良かった(対策まではできなかったが、現状が分かった)」55.6%と回答しており、94.7%の人がライフプランニングを実施して良かったとポジティブな意見が多い結果となりました。しかし、「長期的な資金計画・対策を練ること」までできている人が39.1%のみという結果となり、ライフプランニングの本来の目的が達成できている人が少ないという課題が浮き彫りになりました。

画像: ライフプランニングを実施して「良かった」は9割超!一方で本来の目的達成は4割未満

あくまでもライフプランニングは、ライフプラン表を作成することがゴール(目的)ではなく、自分らしい人生を実現するためのスタート(手段)ですので、作成して満足するのではなくその後の対策、実行まで行うことが重要だと考えます。

ライフプランニングをしない理由トップ3は、何からすればよいか分からないから・やってもどうせ計画通りにならないから・興味はあるがやる機会がなかったから

「(Q3で一度もないと回答された方へ)ライフプランニングをやっていない理由について教えてください」と質問をしたところ、1位から順に「やり方が分からない・何からすればよいか分からないから」、「やってもどうせ計画通りにならないから」、「興味はあるが、やる機会がなかったから」という結果となり、正しい(意味のある)ライフプランニングのやり方が分からない方が多いと考えられます。

画像: ライフプランニングをしない理由トップ3は、何からすればよいか分からないから・やってもどうせ計画通りにならないから・興味はあるがやる機会がなかったから

まとめ

政府は国民の資産を「貯蓄から投資へ」シフトさせることを通じて、投資から得られる所得、資産所得を増加させる「資産所得倍増計画」を掲げています。しかし様々な情報があふれていて、正しいお金の判断しにくい中でご自身に合った対策にたどり着けていない方も少なくありません。実際に、長期的な資産形成の手段としてつみたてNISAをご自身でスタートしたものの、その後ライフプランニングをしてみると短期で引き出す必要があったり、生命保険加入後にセカンドオピニオンとして相談にいらっしゃった方が、ライフプランニングをしてみると万一時の保障額が足りていなかったりと、ライフプランと金融商品のミスマッチが起きてしまっていた方もいます。このようなミスマッチが起きないようにするためには、商品ありきで考えるのではなく、「ライフプランニングで課題を把握し、ご家庭の中で対策を話し合っていただく。その上で金融商品は、課題解決の1つの手段として活用する」という考え方が重要です。

今回の調査から、「ライフプランニングが重要と思いつつも、作成経験はない」と答える方が多く、ライフプランニングに対してのハードルがまだまだ高いことが分かりました。最初からFPへ相談するのはハードルが高いと思う方は、まず「マネパス」※をはじめとするライフプランシミュレーターを利用して、ご自身やご家族の希望を実現するにはどのくらいお金がかかるのか「お金の流れを可視化」みてはいかがでしょうか。
※「マネパス」:ライフプランは本来ご自身のものであり、手元に置いてほしいという想いから当社で開発をしたライフプランシミュレーターです。

■調査概要
調査概要:「ライフプランに関する実態調査」
調査方法:インターネット調査
調査期間:2022年7月12日
有効回答:全国のお子様を持つ20~55歳の男女 1,000人
※データは小数第2位以下を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります。

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