「渋谷スクランブルスクエア」の14階・45階・46階・屋上に位置する展望施設「SHIBUYA SKY」では「SKY GALLERY EXHIBITION SERIES」と題して、本格的な企画展を定期的に開催しています。「SKY GALLERY EXHIBITION SERIES」は、本施設の来場者に、渋谷最高峰の景色を眺めるだけにとどまらず、まだ見ぬ世界への興味を抱かせ、想像力を育てる体験を提供することを目的に開催。「視点を拡げる」を共通テーマに、アーティストが本施設を体験したインスピレーションから制作された作品を展開しています。7回目となる今回は、中﨑透による企画展「Ding-dong, ding-dong 〜Bells ringing at the bottom of the valley〜」「を開催することが決定しました。開催期間は、2024年1月23日(火)から3月31日(日)までです。

Ding-dong, ding-dong 〜Bells ringing at the bottom of the valley〜

画像1: Ding-dong, ding-dong 〜Bells ringing at the bottom of the valley〜

ベルボトムと呼ばれるズボンの型をご存知だろうか?妙な縁から、渋谷で90年代からベルボトムの専門店をやっている店主と出会った。かつてのベトナム戦争の時代に、兵士が戦争への抵抗として、ブーツからズボンの裾を出したスタイルが、「鐘/ベル」の形をしていたことが発祥だという説があるらしい。それはアメリカにおいて「自由の鐘/Liberty bell」を連想させ、自由や平和、愛の象徴としてのファッションとして広まったと言われている。

画像2: Ding-dong, ding-dong 〜Bells ringing at the bottom of the valley〜

ベルボトム専門店の店主、渋谷の都市開発に従事した男性、現在、渋谷の街を闊歩しつつテクノ音楽をこよなく愛する女性、といった三人の言葉をモチーフに一つの物語を紡いだ。

画像3: Ding-dong, ding-dong 〜Bells ringing at the bottom of the valley〜

東京を、渋谷を一望するようなこの場所から、足元から力強く鳴り続ける「谷底の鐘の音」に耳を澄ましてみる。

展示概要

茨城県水戸市を拠点とする美術家の中﨑透は、“言葉”と“イメージ”の「ズレ」をテーマにしたユニークな看板作品をはじめ、多くの人を巻き込みながらプロセス自体を作品化したプロジェクト型の作品など、活動が多岐にわたることで知られています。中﨑はここ数年ほど、その土地/地域や建物に所縁ある人々を取材したインタビューを基点にし、紡いだ言葉とともに空間を構成したツアー型のインスタレーション作品のシリーズを全国各地で展開しています。

今回の展示において中﨑は、渋谷という街に深く関わりながら独自の人生を歩む、年齢や性別、職業の全く異なる三人のインタビューを実施。決して交わり合う事の無かった三つの人生が、中﨑の新作を中心とした作品群と共に紡がれていきます。鑑賞者はこの舞台に散りばめられた断片を通して、ここSHIBUYA SKYの上空から見下ろす街のイメージとのズレ、自らの今や人生との差異に触れながら、社会といち個人の間にある影響の密接さを感じることでしょう。再開発が続くこの街の輪郭は常に変化していきますが、その輪郭もまた揺さぶられる体験になるかもしれません。

画像: 展示概要

SKY GALLERY EXHIBITION SERIES vol.7
「Ding-dong, ding-dong 〜Bells ringing at the bottom of the valley〜」

■開催期間:2024年1月23日(火)~3月31日(日)

■開催場所:SHIBUYA SKY 46階「SKY GALLERY」

■参加方法:

イベント当日のSHIBUYA SKY入場チケット、もしくは年間パスポートをお持ちの方は、どなたでもご鑑賞いただけます。入場チケットのご購入について、詳しくは下記サイトをご覧ください。

https://www.shibuya-scramble-square.com/sky/ticket/

※SHIBUYA SKYチケットは数に限りがございます。希望日時のチケットが完売の場合は購入いただけません

※4週間先の日付までの入場チケットをご購入いただけます。

※入場後の滞在時間に制限を設けていませんが、退場後の再入場はできません

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