キムチ専門店「おつけもの慶」を運営する有限会社グリーンフーズあつみが3月26日、「おつけもの慶」のキムチに関するラウンドテーブル&試食会を開催しました。

今回のラウンドテーブルでは、「おつけもの慶」の創業秘話や川崎市との関わり、キムチを製造するうえでのこだわりや季節ごとのラインナップ、川崎産の野菜の使用についてなどが紹介されました。

昨今のキムチ市場と「おつけもの慶」の歩み

画像1: 昨今のキムチ市場と「おつけもの慶」の歩み

発表会冒頭では、有限会社グリーンフーズあつみ 渥美和幸代表取締役が登壇し、昨今のキムチ市場と「おつけもの慶」の歩みについて紹介しました。

渥美氏は「『おつけもの慶』のキムチは、“川崎から世界へ”をテーマにしている。キムチは最近では、韓流ブームや、コロナ渦による家飯需要の上昇、免疫力アップとしての話題沸騰により、世界中でブームになっている。現在では、梅干しの約8倍ほどの製造量があり、昔からキムチは、いつの時代も話題の多い面白い食材だと思う。」と述べました。

2003年に最初の転機を迎えたという「おつけもの慶」。青果店として野菜の卸しを行う渥美氏と川崎のコリアンタウンにある人気焼肉店「慶北苑」のチーフであった城野勝氏の出会いにより、たった一坪のお店からスタートしました。

画像2: 昨今のキムチ市場と「おつけもの慶」の歩み

当初は売上に苦戦したものの、2015年に新たな転機として、取引先のスタッフであった現在の奥様と出会います。奥様がご入社され、一緒に仕事をすることになり、徐々に事業拡大、新商品開発、リクルート、イベントの出店などを始め、今では8店舗に拡大し売上も成長しているそうです。渥美氏は「結婚前の売上が2億円弱、今では5億円程」と結婚前後で売上が大きく変わったと、奥様のパワーに関する裏話も話ってくれました。

さらに、今後については、「”川崎から世界へ”というコンセプトのもと、川崎市を盛り上げるべく、地域に根付いた取り組みをしていきたい。」と強い思いを述べました。

川崎をもっと発信!「おつけもの慶」のさまざまな取り組み

続いて、有限会社グリーンフーズあつみ伊藤泰介プロジェクトマネージャーより、「おつけもの慶」の取り組みが紹介されました。

伊藤氏は「『おつけもの慶』は“川崎から世界へ”をコンセプトに川崎を発信していくことを目指している。2019年からは、地産地消にも力を入れており、地元・川崎の名物野菜を使用したキムチの販売を始めた。さらに、“野菜の数だけキムチがある”という社長のテーマのもと、その季節に合ったキムチを製造・販売している。そして、コロナ渦の非接触事業として、おそらく全国初である取り組みである、川崎駅構内に“キムチの自動販売機”の設置を行い、川崎に来た人が気軽に『おつけもの慶』のキムチを購入できるようになった。また、昨年3月からは“プロジェクトK”を開始、これは川崎市の教育委員会と協力をして、地元の市立川崎高校の生徒とコラボしたキムチを商品化するプロジェクト。川崎市を盛り上げるべく、地域に根付いた取り組みを多く行っている。」と述べました。

画像: 川崎をもっと発信!「おつけもの慶」のさまざまな取り組み

「キムチカレンダー」を見ると、昨年の10月にはさつまいも、今年の3月はごぼうを使ったキムチなど、本当に多くの旬の野菜を使ったキムチが製造されており、とてもユニークな取り組みだと感じました。

都市型農業を営む川崎の農家の方と語る”地産地消”

画像1: 都市型農業を営む川崎の農家の方と語る”地産地消”

トークセッションでは、有限会社グリーンフーズあつみ 渥美和幸代表取締役のほか、株式会社熱源
小山ひとみ部長、セレサ川崎農業協同組合大型農産物直売所ファーマーズマーケットセレサモス宮前店 興津幸貴店長が登壇。

川崎市は、人口150万人を超える大都市であると同時に、農地の面積は東京ドームおよそ66個分にもおよび、広大な敷地が農業に活用されていること。住宅に囲まれた農地であるからこそ、消費者との距離が近く、収穫したばかりの川崎の野菜を届けることができること。生産者と消費者が会話することも多く、様々なニーズを直接聞くことができ、消費者の期待に応える生産者が多いこと。また、川崎では、普段土に触れることの少ない子供たちに、農業への関心を深めてもらうため、生産者や小学校などが連携し、田植えから収穫まで一連の農作業を体験する食農教育事業を展開していることなど、川崎産の野菜や川崎での都市型農業の現状などに関するトークが繰り広げられました。

川崎市の貸農園や体験型農業の運営では、子どもから大人まで幅広い世代に楽しみながら農作業を体験してもらえる環境があります。「農を通じて、交流の場もさらに広げていきたい。」と、今後に向けた思いも語られました。

画像2: 都市型農業を営む川崎の農家の方と語る”地産地消”

現在では「かながわ名産100選」に選ばれ、川崎の名物となっている「おつけもの慶」のキムチ。青果店ならではの目利きで野菜を厳選し、職人が野菜に適した塩漬けを行うことで、野菜のおいしさを最大限に引き出しているそうです。他のキムチにはない旨味と歯ごたえが特徴であり、子どもからお年寄りまで、世代を問わず愛されています。

皆様も川崎に立ち寄られる際には、「おつけもの慶」のキムチを一度試してみてはいかがでしょうか。

This article is a sponsored article by
''.