クレカ積立は約4割が10万円設定に切り替え

マネックス証券では、制度の開始から半年を迎えた新NISAに関する意識調査を実施しました。調査ではマネックス証券に口座を保有している方を対象に行い、計3,225名(うち、NISA口座保有者2,996名)の回答を得ました

■調査概要と回答者の属性
調査方式:インターネット調査
調査対象:マネックス証券口座保有者
回答数:3,225
調査期間:2024年7月12日(金)~7 月15日(月)

アンケート調査結果

新NISAの改正内容についての評価(10段階)

新NISAを利用している個人投資家に今回の制度変更を10段階で評価してもらったところ、7以上の評価を付けた個人投資家が82%となりました。2020年以降旧NISAの満足度を調査していた際には、満足していると回答した割合は一定して40%台でしたが、新NISAになり満足度は飛躍的に向上しました。実際に新制度がスタートしてから半年経ってもかなり好意的に受け取られていることが分かります。

画像: 新NISAの改正内容についての評価(10段階)

新NISAで評価できるポイント(複数回答)

評価できるポイントの順位は前回調査時(2024年2月)と変わりませんでした。「非課税で保有できる期間の制限がなくなったこと」が70%以上の個人投資家に評価されています。「評価できるポイントが無い」と答えた個人投資家は1%にとどまっています。

画像: 新NISAで評価できるポイント(複数回答)

新NISAで評価できないポイント(複数回答)

「旧NISAからロールオーバーできないこと」が評価できないポイントとして突出した結果となりました。年間投資枠についてや対象投資先についてなど、実際に制度利用をしてみて気付くポイントに票が集まりました。しかし「評価できないポイントがない」も15%と依然として高く、引き続き「神改正」と言われた制度変更は評価されていることが伺えます。

画像: 新NISAで評価できないポイント(複数回答)

マネックス証券での取引実績は…?

マネックス証券では2024年1月から6月までの半年間の取引データを調査、見えてきた傾向を発表しました。

新NISA口座の稼働割合

マネックス証券の新NISA口座は半年で稼働が約1.4倍に増えました。口座を開設しただけでなく、投資も行っている個人投資家が着実に増えていっています。

画像: 新NISA口座の稼働割合

新NISA利用者の内訳

1月時点ではつみたて投資枠しか利用していなかった個人投資家が、成長投資枠も利用し始めているという傾向が見て取れます。利用者の3割が両方の枠を使い、より積極的に資産形成を行っていることがわかります。

画像: 新NISA利用者の内訳

新NISAでの購入商品傾向

新NISAで購入されている商品は日本株の買付金額の割合が最も高く61%となりました。年初来日経平均が上昇し、日本の株式市場が活性化したため日本株への投資に人気が集まる傾向が見られます。投資信託は積立などで少額でも着実に投資を行っていっている一方、個別株は株価上昇を期待し上半期のうちに投資枠をめいっぱい利用して購入していっていると考えられます。

画像: 新NISAでの購入商品傾向

新NISA口座での成長投資枠の利用状況

画像: 新NISA口座での成長投資枠の利用状況

成長投資枠利用口座のうちの枠利用状況

新NISA口座の利用者では1/4に迫る割合の個人投資家がこの半年で100万円以上を投資していることが分かります。成長投資枠利用者に限ると、既に100万円以上投資に利用している個人投資家がなんと半数を超えていました。更に、成長投資枠利用者でみると既に200万円以上(枠の上限は240万円)利用している個人投資家は31%、240万円の枠を使い切っている個人投資家も9%いるという結果となり、積極的にNISAでの投資活動が行われていることが分かりました。

画像: 成長投資枠利用口座のうちの枠利用状況

つみたて投資枠での積立状況

つみたて投資枠での積立金額を調べたところ、つみたて投資枠をフルで利用して積立を行っている個人投資家が多いことが分かります。クレカ積立の上限額が10万円まで引き上げられたことも奏功し、積立額が増えている傾向が見て取れます。続いて多いのが3万円台で、去年までのつみたてNISAの上限(33,333円/月)に近い金額設定のまま、特に金額変更せず地道に積立を行っている個人投資家も一定数いるという結果となりました。

画像: つみたて投資枠での積立状況

マネックスカードでのクレカ積立金額傾向

マネックスカードを利用したクレカ積立は、約4割の個人投資家が上限である10万円を積み立てており、NISA枠でのクレカ積立の平均積立金額は6.4万円となりました。クレカ積立の上限額引き上げに伴って半数近い46%の個人投資家が設定額を引き上げているという結果となっています。

画像: マネックスカードでのクレカ積立金額傾向

新NISAで購入された銘柄ランキング(日本株・口座数ベース・2024年1月~6月)

昨年7月に株式を25分割した日本電信電話(NTT)が非常に多く買われ続けており、毎月買い増しも続いたことでNISA口座で購入された日本株銘柄の中でのシェア20%を超えました。株式分割が、個人投資家を増やすことにとても有効な手段であることが分かります。

画像: 新NISAで購入された銘柄ランキング(日本株・口座数ベース・2024年1月~6月)

新NISAで購入された銘柄ランキング(米国株・口座数ベース・2024年1月~6月)

半導体銘柄としての人気が急上昇したエヌビディアが2月以降急激にシェアを伸ばし、20%を超えました。また、一時時価総額世界1位となっていたマイクロソフトが3位に入った反面、昨年1位だったテスラが株価下落に伴い4位に落ち込みました。

画像: 新NISAで購入された銘柄ランキング(米国株・口座数ベース・2024年1月~6月)

新NISAで購入された銘柄ランキング(投信・口座数ベース・2024年1月~6月)

各メディアでも取り上げられている「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」と「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」に人気が偏っていますが、成長投資枠ではつみたて投資枠に無いインド株銘柄で構成された投資信託も人気となっていることが分かります。

画像: 新NISAで購入された銘柄ランキング(投信・口座数ベース・2024年1月~6月)

このように、新NISAの評価について、10段階評価で7以上の評価を付けた個人投資家が82%と高い評価を得ています。また、新NISA口座の稼働口座数は半年で1.4倍に増加、成長投資枠も積立投資枠も利用している人の割合は19%から34%に増加しています。さらに、成長投資枠利用者のうち、100万円以上利用した個人投資家は半数を超え、200万円以上の利用者も31%いるとのことです。

投資先については、日本株の買付金額の割合が最も高く61%となりました。また、つみたて投資枠での積立金額でみると、つみたて投資枠をフルで利用して積立を行っている個人投資家が多いことが分かりました。特に、クレカ積立の上限額が10万円まで引き上げられたことも奏功し、積立額が増えている傾向が見られます。

マネックス証券のNISAとは?

NISA で取り扱うすべての商品の売買手数料が無料
新 NISA で取り扱うすべての商品(日本株・米国株・中国株・投資信託)の売買手数料が無料です。さらに、旧 NISA において保有いただいている商品の売却手数料も無料です。

画像: マネックス証券のNISAとは?

■クレカ積立
投信つみたて決済をカードで行うことでポイントが貯まります。NISA枠での積立も可能です。
d カードのクレカ積立(d カード積立)
ドコモのクレジットカードで投信つみたてを行うとdポイントが貯まるサービスです。毎月の積立額に対して最大1.1%のdポイントが還元され、さらに「dカード GOLD�」を利用した NISA 口座での積立については一律1.1%の還元率となります。本サービスは、新しいdカード�をお持ちのお客様が対象です。(※)
※ 家族カードは対象外です。
マネックスカードのクレカ積立
マネックスカードでのカード決済で投信つみたてを行うとマネックスポイントが貯まるサービスです。通常のカードショッピングでのご利用の場合、マネックスポイント還元率は1.0%ですが、マネックスカードでの投信つみたて決済では、還元率が最大 1.1%です。
*「d カード」「d カード GOLD」は、株式会社 NTT ドコモの登録商標です。

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