海があり⼭があり、豊かで穏やかな⾵⼟、平和への想いと復興を成し遂げたエネルギーが満ち溢れ、訪れる人々に多くの感動と発見を提供してくれる【広島県】。原爆ドームや厳島神社だけじゃない!行ってよかった広島の観光スポットに焦点をあててお届けします!

過去・現在・未来へつなぐ工房【santo(サント)】で鍛造体験

福山市の南側に位置する鞆の浦(とものうら)は、古くから潮待ちの港として栄え、現在もその風情を残す景勝地で「鉄鋼団地」と呼ばれる鉄鋼関係の工場が並んだ一帯があります。船をメンテナンスするために多くの鍛冶(かじ)が活躍していました。船の錨(いかり)や船釘などを作ってきた伝統的技術を鍛造(たんぞう)といいます。

画像: 過去・現在・未来へつなぐ工房【santo(サント)】で鍛造体験

今回お邪魔したのは、100年以上変わらない伝統的な錨(いかり)の製造に使われる”鍛造技術”を活かしたオリジナル製品の製造・販売に取り組む【株式会社三暁】が2022年8月8日にオープンした「ものづくりの価値を伝える」施設【santo(サント)】。こちらでは、地域に根付いている金属加工技術を広く啓蒙することをスタートに、ものづくり技術を後世に伝えることを目的として様々な活動を計画しています。

株式会社三暁が運営する家具ブランド「TAonTA」の家具やアウトドアブランド「cocinero」のフライパンなどの展示販売に加え、店舗什器・インテリア関連の特注品製造も可能です。隣の工場では鍛造体験も開催していて、フライパンや小物入れなどの制作もできます。

正真正銘!一生モノのフライパン作りに挑戦!

鍛造を体験できるプラン(約2時間)があり、フライパン、トレイ、御香立てから好きなものを選べます。まずは安全な服装に着替えます(ヘルメット、手袋、耳栓)

いろんな形があるので好みの形を選びます。一番おいしく焼けるのは厚めがいいというアドバイスを受け、両取っ手付きの丸型フライパンにしてみました。

スタッフが熱してくれるので、台の上で叩くだけ。急いで叩かないとどんどん色が変わってしまうので赤いうちに!火の中からでてきたばかりの温度は1000℃以上!まさに”鉄は熱いうちに打て”ということわざが何度も頭をよぎる中、無心に叩きます。

形が完成した後、刻印・研磨はスタッフが対応してくれます。

私達体験者が借りているデニムのスモッグ、スタッフのみなさんもデニムを着用していてとてもおしゃれ!これには理由があり、福山のデニム生産量は全国シェア約8割を占めているから。(日本綿スフ織物工業連合会による調査)デニムといえば岡山県かと思いきやここ広島県だったのです。この地域の特徴として、紡績、染色、織布、加工、縫製、洗いといったデニム、デニム製品の生産に関わる全ての工程が揃っています。工程は分業制により専門化されているため世界からも認められる高い技術を有しています。

世界でひとつだけのフライパンが完成しました。鍛造という技術にも触れられ、旅のいい思い出になりました。

オランダからやってきた16人乗りの自転車【ICHIROKU ONOMICHI】

画像1: オランダからやってきた16人乗りの自転車【ICHIROKU ONOMICHI】

尾道といえばサイクリング!なんと今回体験したのは「ICHIROKU ONOMICHI」のオランダから来た16人乗りの自転車です。一般的な自転車とは違いハンドルを握る必要がなく、ドリンク片手にお喋りを楽しみながらみんなで一緒にペダルを漕げるのはICHIROKUならでは。

画像2: オランダからやってきた16人乗りの自転車【ICHIROKU ONOMICHI】

そんなICHIROKUで、観光客がなかなか足を踏み入れない尾道市街地の東側エリアを散策するツアーに参加しました。

画像3: オランダからやってきた16人乗りの自転車【ICHIROKU ONOMICHI】

尾道の食文化を支えてきたお酢を使った特製ドリンクとCASTLE ROCKのクロワッサンを楽しみながらのサイクリング 。このクロワッサンがとってもとっても美味しくて!

江戸時代から歴史を刻む歓楽街「新開(しんがい)」や「東京物語」のロケ地など、あまり知られていない見所がたくさん。尾道が初めてという方はもちろん、何度も尾道に足を運んだリピーターの方にも楽しめるツアーです。

画像4: オランダからやってきた16人乗りの自転車【ICHIROKU ONOMICHI】

440年の歴史を刻む【尾道造酢】

画像: 440年の歴史を刻む【尾道造酢】

現存する日本最古の酢蔵を有する440年受け継がれる酢酸菌と発酵技術。起点であるBETTER BICYCLESで選んだソフトドリンクが尾道造酢のいちじく酢のサイダー割り。

作業現場をそれぞれみせていただき、興味津々。昔から使っている瓶や、ポスターや看板、ノスタルジックでまるで美術館のよう。

画像13: 島⾵を感じる夏の“奥”深い魅⼒満載♡ひろしま(福山・尾道)ツアー【観光・体験編】
画像14: 島⾵を感じる夏の“奥”深い魅⼒満載♡ひろしま(福山・尾道)ツアー【観光・体験編】

隣接のショップでは看板商品の”そのまんま酢のもの”などが購入できます。

画像15: 島⾵を感じる夏の“奥”深い魅⼒満載♡ひろしま(福山・尾道)ツアー【観光・体験編】
画像16: 島⾵を感じる夏の“奥”深い魅⼒満載♡ひろしま(福山・尾道)ツアー【観光・体験編】

今回体験した『尾道今昔ツアー(※要予約)』は、毎週金曜 13時~(90分程度)価格:3300円 1ドリンク・クロワッサン付です。他にもブルワリーを見学する『尾道ビールツアー(※要予約)』、『尾道体験ツアー(※予約優先)』があります。海沿いや街中、両方楽しめるのでオススメです。

タイヤがある関係で2名だけペダルがない席がありますので、小さいお子様などはこの席に!今回、私は漕がずに乗車だけさせていただきました。

風光明媚な瀬戸内海を海上から堪能

画像: 風光明媚な瀬戸内海を海上から堪能

福山市鞆の浦にある”あぶと旅館”が運営するクルージングツアー。

画像17: 島⾵を感じる夏の“奥”深い魅⼒満載♡ひろしま(福山・尾道)ツアー【観光・体験編】
画像18: 島⾵を感じる夏の“奥”深い魅⼒満載♡ひろしま(福山・尾道)ツアー【観光・体験編】

鞆の浦や阿伏兎観音や坂本龍馬の縁の地、「崖の上のポニョ」を制作するに当たって宮崎監督が滞在された別荘も見る事ができます。

宿泊者以外でも参加できるコースは2ルートあります。

画像: Aコース 所要時間:40~60分 あぶと本館出発 ▶ ①鞆の浦港(潮街の港) ▶ ②あぶと観音様 ▶ ③田島・横島 ▶ ④常石造船沖 ▶ あぶと本館着

Aコース 所要時間:40~60分
あぶと本館出発 ▶ ①鞆の浦港(潮街の港) ▶ ②あぶと観音様 ▶ ③田島・横島 ▶ ④常石造船沖 ▶ あぶと本館着

画像: Bコース 所要時間:約90分 あぶと本館出発 ▶ ①田島・横島 ▶ ②常石造船沖 ▶ ③尾道大橋(しまなみ街道) ▶ ④因島大橋 ▶ ⑤あぶと観音様 ▶ あぶと本館着

Bコース 所要時間:約90分
あぶと本館出発 ▶ ①田島・横島 ▶ ②常石造船沖 ▶ ③尾道大橋(しまなみ街道) ▶ ④因島大橋 ▶ ⑤あぶと観音様 ▶ あぶと本館着

船長のガイド付きなので、乗船中も景色とともに楽しめます。

タイミングよく、とても美しい夕日を拝むことができました。

観光スポットは”行く”だけでなく、”体験”することでより、その地域の理解が深まる経験ができます。お天気にも恵まれ、楽しい時間が過ごせた旅となりました。今回宿泊した宿がとても素敵だったので次の記事でご紹介します。

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