画像: 正しく使うと便利!しかし深刻化する問題点も、ユーザーコンプライアンスの意識の差に警鐘

9月10日「コンタクトレンズの日」に一般社団法人日本コンタクトレンズ協会によるメディアセミナーが行われました。

「コンタクトレンズの日」とは、2017年に日本コンタクトレンズ協会が業界の健全な発展と消費者への幅広い認知、そして正しく安全なコンタクトレンズ使用の啓発を目指して定めたものです。10月10日「目の愛護デー」に向けた1ヶ月間、コンタクトレンズの正しい使用と目の健康の啓発期間として定着させることを目的としています。

コンタクトレンズユーザーのコンプライアンス意識を調査!驚くべき結果が明らかに

画像: コンタクトレンズユーザーのコンプライアンス意識を調査!驚くべき結果が明らかに

一般社団法人日本コンタクトレンズ協会の会長・川浦康嗣氏は、コンタクトレンズユーザーの消費者実態調査を発表し、ユーザーのコンプライアンス意識について言及しました。

調査の結果、コンタクトレンズの利用者が年々増えている一方で、眼科を受診しない、間違った装用をしているなどのコンプライアンス意識の低さが明らかに。特にカラーレンズを購入した10代、20代の女性の定期的な眼科受診率は1割以下に留まり、男性使用者の眼障害発生率は10.8%と女性4.8%に比べて高いことにも警鐘を鳴らしました。

なぜ購入時に眼科を受診しないのかユーザーに理由を聞いた結果、2020年と比較して受診をすすめられていないという理由で2.1ポイント上昇。実際購入時に眼科受診をすすめられた人の割合は、64%から57%に減少していたそうです。

これについて川浦康嗣氏は「眼科へ行く必要性の啓発、購入時の眼科受診の推奨に課題があると考えます」とコメントしました。

また、女性ユーザーの半数近く、カラーレンズに絞ると6割以上がネットや雑貨店、ディスカウントストアなどで購入しており、眼科の受診を通さない購入が増えていることも原因と推察されます。

コンタクトレンズは医療機器!正しく使用しないと深刻な眼障害のリスク

画像: コンタクトレンズは医療機器!正しく使用しないと深刻な眼障害のリスク

その後聖マリアンナ医科大学眼科の講師で、川崎市立多摩病院眼科の部長・松澤亜紀子先生が、コンタクトレンズのコンプライアンス軽視で起こる深刻な眼障害の症例を発表しました。

先生コンタクトレンズを過度に装用すると、角膜へ酸素が従分に供給できなくなり負担をかける原因となります。また、適切な衛生管理が行われていないことでさまざまな感染症を引き起こすとのことです。
松澤先生は「コンタクトレンズの不適切な装用により発生した症状の中には、手術が必要であったり一生涯治らない視力障害を生じることもあります。

また眼科での定期的な検査を受けないことによって、正しい知識を持たない方がいろいろな障害を起こしている実態がございます。ぜひ正しい知識を広めて障害を減らす活動をお手伝いいただけたらなと思っています」と呼びかけました。

コンタクトにはさまざまなメリット!正しく使用し毎日を快適に過ごそう

画像: コンタクトにはさまざまなメリット!正しく使用し毎日を快適に過ごそう

医療機器であるコンタクトレンズは、正しく使用しないと深刻な眼障害を引き起こす可能性があります。しかし一方で、コンタクトレンズにはさまざまなメリットも。スポーツやファッションを思いきり楽しめたり、マスクをしてもレンズが曇らないのは眼鏡では得られない快適さです。

定期的な眼科の受診とともに、取扱方法には十分注意し、快適なコンタクトライフを送ってみてはいかがでしょうか。

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