国際資格講座などを展開するパスメイクグループの株式会社アビタスは、2021年にU.S.CPA(以下USCPA)の資格に合格した、アビタス卒業生を対象として、2024年12月に合格後のキャリア実態についてのアンケート調査を実施しました。本調査によると、卒業生の60.5%が年収1,000万円以上となっており、71.1%が資格取得後に年収が上がったという結果になりました。USCPAを取得後、ビジネスの最前線で活躍している卒業生が続出していることが明らかに。そこでこの資格についてや、女性の資格取得者の活躍についてなどを株式会社アビタスの担当者様にインタビューしてきました。
USCPAを取得するメリットは?

USCPA取得後の現在の年収
USCPA(U.S. Certified Public Accountant)は、米国各州が認定する公認会計士の資格。アメリカの会計基準に基づいて英文で受ける試験のため英語×会計のスキルを証明する資格になります。日本の中でも語学が堪能な人はいますが、それに対して会計のスキルもプラスされるため、人材価値も高まります。この資格を取得することで就職や転職で有利に進められている人も多数。海外で活躍するための資格と思われがちですが、日本国内の会計や財務部門、そして日本国内のグローバル企業で働いている人もたくさんいます。

経理の仕事に従事している女性も多いと思いますが、USCPAを取得することで経理の事務員からスキルアップした人材となり給料アップに繋がる卒業生も見られます。
USCPAの試験とは?
30年くらい前はアメリカに行かないと受けられなかった資格ですが、今は日本でオンラインのテストセンターがあり、そこで受験することができます。日本の公認会計士は年に一度しか受けるチャンスがないですが、このUSCPAの試験は、ほぼ毎日、テストがあるのでトライできるチャンスが多いのも魅力の一つです。USCPAを受験するにはアメリカの大学で授業を受けて得られる単位も必須となります。それをアビタスの講座を受講することでアビタスが提携しているカリフォルニア大学から単位を得ることができるため、日本にいながらUSCPAの試験の準備ができます。
日本の公認会計士の取得はハードルがとても高いイメージがありますが、USCPAは最後までしっかりと勉強、努力すれば報われる資格。日本人だと試験の合格率は約40%と、高いのであきらめずに続けてもらいたいと思います。
受講生がこの資格に出会うきっかけは?

家族や学生時代の先輩がUSCPAを持っていて、人伝で知る人が多いです。例えば公認会計士の家族や経済学部のゼミの先輩や教授から耳にしてキャリアアップの際に取得を考えるケースです。また、将来に備えて学生時代から勉強して受験する人もいます。
特に女性はライフステージの変化もあるので、会社でこの資格について知り、復職時のキャリアアップを考えて育休や産休中に取得する人もいます。
アビタスが選ばれる理由はなんだと思いますか?
日本在住者でUSCPAを合格した約8割の人がアビタスの出身で業界トップシェアを誇っているのが大きいです。アビタスは今年で30年となり累計でも約7000人の合格者を輩出しているので、安心感もあるんだと思います。英語と日本語を併記した勉強法で隙間時間に勉強している人もいます。そのため学生さんや働いている人も勉強しやすいというお声をいただいています。
アビタス卒業生のコミュニティもあり、USCPA女子会には50人も集まりました。その中には大学生から社会人もいて年齢問わずキャリアについて話せて、いいコミュニティづくりもできているようです。
大幅なキャリア変更をした女性もいるんですか?

もともと保育士やCAだった人など、さまざまな業種の女性が資格を取得して新たな道を進んでいます。英語が得意でプラスワンの資格が欲しいと思ったり、ライフステージの変化で在宅勤務で働きたいという希望があってUSCPAを取得した人もいます。女性にとっては、外資系企業の方が柔軟性もあり働きやすさの魅力を感じる人もいますが、この資格を取得することで外資系企業への転職のきっかけとなることもあります。
USCPAを取得後、アンケート結果からは7割以上の方の年収がアップしています。合格までの資格取得には約60万~100万円ほどコストはかかりますが(人によって異なる)、取得後は年収アップにより、ほぼ回収できている人がほとんど。そのため自分への先行投資とも考えられます。そして、取得後は監査法人や企業の財務・経理の部署、経営企画の部署で働いているケースもあり、みなさんキャリアを広げています。
どのような人にUSCPAをおすすめしますか?
“自分の人生を変える資格”だと思っているので、学びを通じて自分の人生を変えたい人や専門性を持ちたい人におすすめです。また、ジョブチェンジをしたいけれど、ITやプログラミングなど今更学ぶのはちょっと・・・という人も英語×会計は入りやすいと思います。
若い時から取得しておくと、会計の経験がなくても転職活動のメリットにもなるため、気になっている人は早めに取るのもおすすめ。自分のキャリアに自信がない人もこの資格を取得して自信がついた、スキルアップできたと自分自身に自信がついたという事例もあります。
インタビューを終えて
キャリアの飛躍だけではなく、収入アップの可能性もあるUSCPA。実際に株式会社アビタスの担当者様に話を聞くと、思ったほど受験のハードルが高い資格ではないことがわかりました。興味がある人は若い時から勉強して取得を目指すのもおすすめです。

また、現在「USCPA100日チャレンジ」に挑戦する大学生の学習風景をSNSなどでモニタリングもできます。実際、どのように勉強しているのか、チャレンジクリアなるのか、気になる方はチェックしてみてください。
人生に変化を起こすこの資格。少しでも興味を持ったのなら、まずは情報を得て、知ることから始めてみてはいかがでしょうか。