ロビーラウンジが、時空を超えたアート空間に変身

テーマは「江戸木版画・継承される江戸の風景と現代アート」。会場となる「アスコット丸の内東京」のロビーラウンジには、江戸の粋を映した浮世絵の名作と、現代アーティストによる作品が共演。








歌川広重の『名所江戸百景「亀戸梅屋舗」』や『大はしあたけの夕立』といった名品に加え、現代の美を感じさせる舘鼻則孝氏による作品『東海道五十七次 伏見「松本酒造」』など、伝統と革新が調和する空間に思わずため息がこぼれそう。

“アートのある暮らし”を日常に

舘鼻則孝 東海道五十七次 伏見「松本酒造」

歌川広重 名所江戸百景 「亀戸梅屋舗」

歌川広重 名所江戸百景 「大はしあたけの夕立」
今回の展示は、江戸時代から継承されてきた技術を守る「高橋工房」と、アートと暮らすホテルライフを提案するアスコット丸の内東京のコラボレーション。
江戸の街を彩った「江戸木版画」。その魅力は、200年以上前に庶民が楽しんだ鮮やかな色彩と大胆なデザイン。浮世絵の美しさと職人技が融合し、ゴッホやモネなどの西洋画家たちをも魅了し、世界に「ジャポニスム」ブームを巻き起こしました。

本展では、江戸の天才絵師たちが生み出した古典作品と、現代アーティストが挑む革新的な木版画が一堂に集結。レディ・ガガのシューズデザインで話題を呼んだ舘鼻則孝氏が手がけた、令和版「東海道五十七次」の初公開作品も必見です。さらに、建築家・隈研吾氏のデッサンを木版画に仕上げた斬新なコラボ作品も展示。古き良き江戸と現代アートが響き合う空間を楽しめます。
創業160余年 最も歴史ある浮世絵木版画工房

前日に開催された内覧会では、東京伝統木版画工芸協同組合理事長であり、安政年間創業の東京 高橋工房・6代目の高橋由貴子氏がゲスト登壇し、現代の版元としての活動や今後に向けての展望などお話しいただきました。
「浮世絵」の多くが版画で制作されたもので、色鮮やかな多色摺りを特徴とする日本の印刷技術のルーツと言われています。その技術は「江戸木版画」と呼ばれ、400年以上にわたり、東京を中心に伝統的に継承されてきました。高橋工房では、江戸当時と変わらぬ素材と技術・技法を用い、今もなお、職人たちの手によって江戸の人々に愛された浮世絵木版画を現代に蘇らせています。
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youtu.be高橋工房の創立は安政年間。(1855年~1860年)

高橋は代々続く江戸木版画の「摺師」の家系で、四代目からは「版元」の暖簾も兼ねました。160余年前の創業から今に至るまで変わることなく、伝統の木版画の制作を続けています。

高橋由貴子代表は、摺りの技術を父に学んだ後に六代目代表に就任し、江戸木版画の文化の普及と発展のため、版元としての活動を開始しました。

内輪作りに挑戦!4回色を重ねていきます。

角をしっかり合わせれば、絶対ずれない!

色がどんどん浮き上がってくるのが楽しい

輪郭が入り、完成!
高橋代表直々にご指導をいただきました。
小学生の図工の授業で使ったバレン。懐かしい!

使いたい絵の部分を切り抜きます。
完成です!
和×モダンな空間で、感性が磨かれる春の午後を

おしゃれ感度の高い女性にこそ訪れてほしい、アートな春の丸の内時間。ホテルの洗練された雰囲気の中で、日本の伝統美と現代のクリエイティビティが交差するこの展示は、まさに“一期一会”の体験です。
また、江戸木版画の理解をより深めていただくために、27日(日)には、職人が木版画の制作工程を実演し、その圧巻の技術を間近で体感できます。伝統と革新が交差するこの貴重な機会をお見逃しなく!
入場無料で楽しめるので、オフィスワーカーの息抜きにもぴったり。都会のど真ん中で、静かな“和のひととき”を感じてみてください。
Ascott Soiree ✕「江戸木版画・継承される江戸の風景と現代アート」
* 日時:2025年4月19日(土)~27日(日) 10:00~18:00
* 場所:アスコット丸の内東京
東京都千代田区大手町1-1-1 大手町パークビルディング22階 (代表 03-5208-2001)
<※地
下鉄大手町駅直結。東京駅より徒歩約10分>
* 入場料:無料
* 展示内容:
◎ 江戸時代の町民文化を伝える江戸木版画 (復刻版)
◎ 舘鼻則孝氏による令和版浮世絵「東海道五十七次」から未公開作品数点
◎ 江戸木版画の技術を見ていただくための職人による摺り実演(4月27日(日))
協力 :東京 高橋工房/東京伝統木版画工芸協同組合







