写真を撮るだけでごみの種類を即判定。自治体の業務負担軽減と市民のストレス解消を同時に実現

複雑化するごみ分別ルールに、AIが新たな解決策を提示しました。

画像: AIで“分別の悩み”を解消 南九州市が「AIごみ分別機能」を導入

インターネットサービスを展開するジーニーが開発した「AIごみ分別機能」が、鹿児島県南九州市で採用されました。スマートフォンやPCで撮影した画像をもとに、AIが自治体ごとのルールに従ってごみの種類を即時判定。市民の「どのごみ袋に入れればいいの?」という悩みを解消し、自治体職員の問い合わせ対応負担を軽減します。

写真をアップするだけでごみを判別

「AIごみ分別機能」は、ジーニーが提供するサイト内検索サービス「GENIEE SEARCH」上で動作する新機能です。カメラで撮影した画像をもとに、AIが「可燃ごみ」「不燃ごみ」「資源」「粗大ごみ」などを即時に判定。自治体ごとのルールを学習しているため、地域ごとの細かな分類にも対応します。

主な特徴は以下の通りです。

自治体単位のルール学習:各自治体の最新ルールを反映し、地域固有の分類に対応。
複数ごみの同時判別:1枚の写真に複数のごみが写っていても、それぞれを個別に認識。
インストール不要:ブラウザ上で動作するため、専用アプリのインストールは不要。自治体サイトやLINE公式アカウント、SNSなどのリンクからすぐに利用可能です。

市民はスマホやPCのブラウザで「写真を撮る」だけ。AIが即座に分別方法と捨て方を表示します。

画像: AIごみ分別の画面①「写真を撮る」

AIごみ分別の画面①「写真を撮る」

画像: AIごみ分別の画面②「回答」

AIごみ分別の画面②「回答」

「AIごみ分別機能」導入の背景

自治体によって分別ルールが異なり、「これは燃える?燃えない?」という疑問が絶えない現状。特に高齢者や転入者にとって、自治体ごとの分別ルールの違いは大きなストレスとなっています。自治体側でも、電話や窓口で寄せられる「分別に関する問い合わせ」が業務負担の一因となっており、職員の人手不足が課題です。ジーニーは、こうした市民・自治体双方の課題を解決するために、画像認識AIとWeb技術を融合し、この機能を開発しました。

鹿児島県南九州市での導入事例

鹿児島県南九州市では、以前からジーニーのAI検索エンジン「GENIEE AI SEARCH」を公式サイトに導入し、サイト内情報を要約して回答する仕組みを活用してきました。今回さらに、ごみ分別専用のAI機能を導入することで、問い合わせ対応の効率化を実現しています。市民は、ごみの写真をアップロードするだけで瞬時に分別ルールを確認できるようになり、自治体側では職員の対応工数削減につながっています。

関連リンク:
「GENIEE AI SEARCH」リリース(2024年8月22日公開)
https://geniee.co.jp/news/20240822/692

ごみ分別のストレスを“ゼロ”に

ジーニーは今後も、AI技術を活用して自治体や企業が抱える課題を解決し、市民やユーザーがより快適に情報へアクセスできる社会の実現を目指すとしています。

ごみ分別に関する問い合わせ対応をAIが代替する――。
自治体DXの新たな一歩が、南九州市から始まりました。

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