海も、山も、人も―すべてがつながる竜串エリア



高知県立 足摺海洋館「SATOUMI」は、竜串エリアの自然と海を丸ごと体感できる“アドベンチャーミュージアム”です。約350種・15,000点の生き物を展示し、黒潮が育む豊かな海の生態系を学び、遊び、楽しむことができます。

さかなクンから送られたメッセ―ジ付きイラスト

トサシミズサンショウウオ


あえて川の流れを再現することで魚が上流に移動していく様子もみることができます。


2020年7月に新しく生まれ変わり、最新の展示技術を導入。




江戸時代、あまりに美しいために土佐藩がその存在を秘したと伝えられる高知サンゴ。 海底に眠る赤サンゴは「海の宝石」と呼ばれ、希少性と美しさから人々を魅了してきました。 明治以降は全国へ広がり、工芸や装飾品として高知の産業を支える存在に。高知県は、全国のサンゴ製品の8割以上を生産する一大産地として知られています。
足摺海洋館「SATOUMI」では、あえて広い水槽にサンゴを主役として配する展示が行われています。魚たちの背景ではなく、サンゴそのものの成長を見守ることができるのは、ここならではの体験です。


通常、水族館では来館者が目にするのは美しく整えられた水槽の中だけ。しかし足摺海洋館「SATOUMI」では、あえて水槽上部の舞台裏を公開しています。こういった隠さず見せることで、海の生態系や飼育の工夫に理解が深まり、生き物と人との関わりを知ることで、海の世界がより身近に感じられます。


階下へ降りると目の前に広がるのは「竜串湾大水槽」。竜串湾の海中をそのまま切り取ったような巨大水槽は、まさに施設のハイライトです。

もうひとつの見どころは、頭上に広がる箱型水槽。黒潮が流れる透明度の高い足摺・竜串の海の外洋は、浮遊生活や遊泳生活をする生き物たちの豊かな生態系が形成されています。



色鮮やかでユニークな姿が人気のウミウシ。
貝殻が退化した貝の仲間で、日本国内には約1,400種類が生息しています。
その中でも、足摺宇和海国立公園に位置する竜串湾は、国内有数のウミウシの宝庫。環境省の2018年調査報告書では、なんと384種類ものウミウシが確認されたとされています。

ウミウシの産卵に遭遇
四万十川屋形船「さこや」で自然を感じる屋形船体験


かりんとうのサービス


ガイドの案内で、川と人との歴史や文化を学びながら進みます。

アユを狙うシラサギ
オシドリ

三里沈下橋
日本最後の清流と呼ばれる四万十川。その豊かな流れを間近に感じられるのが、屋形舟「さこや」での船旅です。四万十の自然が大きく開けた佐田の沈下橋から運行しています。
川漁師さんが船頭を務める屋形舟で、ガイド付き。エンジンを止めて艪をこいで進めることもあり、川面をゆったりと進みながら、四万十の自然と人々の暮らしに触れることができます。
四万十川屋形船「さこや」で過ごす時間は、自然と一体になる贅沢な体験。川の流れに身をゆだねながら、心を静かに解きほぐすひとときを楽しんでみませんか。
冬が旬!土佐市発祥の郷土料理「うつぼ料理」を満喫

土佐市で昭和49年に開業した鮮魚店「さかなの森澤」。その直営のお食事処が「稲月」です。魚を知りつくした魚屋ならではの目利きとひと手間が加わった料理を、リーズナブルに楽しめるのが魅力。
稲月のこだわり
- 鮮度抜群の地魚:地場で捕れた魚を中心に、鮮魚店ならではの仕入れで提供。
- 希少な魚も登場:市場にはあまり出回らない珍しい魚も味わえる。
- 居心地の良さ:落ち着いた空間で、ゆっくりと食事を楽しめる。

高知では「ウツボ」が郷土料理として親しまれ、カツオに並ぶ名物食材です。見た目は鋭い歯を持つ海のギャングですが、調理すると淡泊で旨みのある白身と、ぷるぷるのゼラチン質を楽しめます。代表的な料理は「ウツボのたたき」「唐揚げ」「煮こごり」「すき焼き」など。秋から冬にかけて脂がのり、旬を迎えます。鶏肉のように柔らかく、クセがなく食べやすく、口に入れるとぷるっとしたゼラチン質が広がり、旨みがじゅわっと染み出します。日本酒が飲みたくなりました。

高知のウツボは、見た目のインパクトに反して滋養強壮の食材として古くから愛されてきました。カツオと並ぶ土佐の味覚として、旅の食卓にぜひ加えたい一品です。
高知は2025年 全国新酒鑑評会で入賞率No.1!
2025年の全国新酒鑑評会で、入賞率No.1を誇った高知県。酒どころとしての実力を改めて示した高知の酒蔵では、伝統の技と最新設備が融合した酒づくりを間近で見学できます。


今回立ち寄ったのは、酔鯨酒造の「土佐蔵」。工場見学と試飲体験が可能です。最新設備と伝統的な酒造りを間近で見学し、蔵限定の日本酒を味わえる特別な時間を楽しめます。
最新設備と蔵人の技術を集結。酔鯨こだわりの酒造りを体感。








土佐蔵は、酔鯨の商品の中でも「HIGH END COLLECTION」を中心に製造するため、2018年に最新醸造設備を導入し建てられた酒蔵です。こだわりの酒造りを紹介しながら酒造りの工程を楽しめる「蔵見学」を実施しています。


土佐蔵では原料米の精米から商品瓶詰後の冷蔵保管まで一気通貫して製造を行っていて、実際の酒造りの工程に沿って説明いただけるので、日本酒に対してより理解が深まります。実際にお酒に使われる貴重な原料米やお酒になる発酵過程を間近で!普段見ることができない酒蔵の裏側を惜しみなく見せてくれます。
酒造りは昔から重労働の連続。原料米の運搬や仕込み、発酵管理など、体力を要する作業が多くあります。しかし土佐蔵では、極力重労働を軽減できるような最新設備や工夫が随所に取り入れられています。随所にスタッフを大切にするオーナーの心遣いが感じられます。その思いが込められた一杯は、より深い味わいとなって私たちの手元に届くのです。
開催日:月・水・木・金・土・日
見学時間❶10時30分~11時20分 ❷12時30分~13時20分 ❸15時~15時50分(所要時間50分) 参加費1名につき500円(税込)
無料試飲2杯・オリジナルお猪口プレゼント
- 蔵見学服の着用をお願いしていますので、開始時間10分前にお越しください。
- 事前お申し込み見学者様以外の一般ご来場の際の試飲は、有料試飲となります。
- お車の運転がある方に試飲をお出しすることは出来かねますので、ご了承下さい。
- ツアー会社の方は、バスの受け入れ等の調整が必要なため、お電話にてお問い合わせをお願い致します。
ここにしかない限定酒。オリジナルスイーツ。お酒の新たな楽しさを発見。





併設の土佐蔵の「SUIGEI STORE」では、「HIGH END COLLECTION」を中心とした純米大吟醸や、ここにしかない限定酒の試飲や販売はもちろん、酔鯨オリジナルグッズも展開しています。また、お酒を飲めない方やお子様にも酔鯨を楽しんでもらえるよう、ノンアルコールスイーツの楽しめる「SAKE LAB CAFE」のコーナーもあります。
酔鯨が誇る最高級酒も一杯から試飲

「もっと手軽に純米大吟醸を味わいたい」「いろんな種類のお酒を飲み比べしたい」そんな方には有料試飲がおすすめ。酔鯨の誇る最高級酒「DAITO」や「HIGH END COLLECTION」など、土佐蔵で製造しているお酒が一杯から楽しめます。お気に入りの一杯を見つけたら、もちろんその場で購入することもできます。

「土佐蔵限定酒 吟の夢」

「純米吟醸 小仕込4号 山田錦」
試飲 30ml 200円(税込)/ 販売価格 720ml 3300円(税込)
「吟の夢 しぼりたて原酒」は搾りたてならではのフレッシュな香りと力強い旨みが口いっぱいに広がり、原酒ならではの濃厚さと飲みごたえを感じられます。
「純米吟醸 小仕込4号 山田錦」は酒米の王様・山田錦を用いた丁寧な仕込みによる繊細で上品な味わいが特徴で、柔らかな口当たりとすっきりとした余韻が心地よい一杯。
どちらも食事に合わせたくなる日本酒!

施設には、心地よい風を感じながら過ごせるテラス席があります。
一度訪れれば、また戻りたくなる―それが土佐西部の魅力

雄大な自然と豊かな食文化、そして人の温かさに触れる高知西部の旅。四万十川の清流に癒され、あしずり温泉で心身を解きほぐし、冬ならではの清水さばやウツボを堪能――知られざる西部の魅力をめぐる旅は、きっとあなたの心に深い余韻を残してくれることでしょう。
次の旅先候補に、高知西部エリアを選んでみませんか?


















