“後白河天皇の旧御領”という特別な土地に建つホテル




ホテルが位置する東山七条は、かつて後白河天皇の旧御領だった広大な敷地の一角。 その由緒ある土地に息づく日本庭園は、四季の移ろいをそのまま映し出し、滞在中、何度も足を止めて眺めたくなるほどの静けさと深みがあります。
ホテルの目の前には、清水寺や祇園方面へと続くバス通りが走り、京都駅からはタクシーでわずか10分という抜群のアクセス。 荷物が多い旅でも移動がスムーズで、到着した瞬間から京都の旅が軽やかに始まります。




周辺には、三十三間堂、 京都国立博物館、 智積院といった名所が点在し、どれも徒歩圏内。ホテルを出て数分歩くだけで、京都の歴史や文化、芸術に触れられる贅沢なロケーションです。
京都の静寂と現代美が交わる、迎えの間

ホテルのエントランスに一歩足を踏み入れた瞬間、まず視線を奪われるのが、天井一面に広がる組子細工をモチーフにしたデザイン。 繊細な日本の伝統文様が、まるでレースのように軽やかに広がり、ロビー全体に静かな美しさを添えています。

驚くのは、この天井が 木製ではなくメタル製 であること。金属とは思えないほど柔らかく、温度を感じる佇まいで、光と影が織りなす陰影が時間とともに表情を変えていきます。

昼は自然光を受けて明るく、夜は照明に照らされて文様がふわりと浮かび上がり、まるで別の作品を見ているかのような美しさ。
建築デザインを手がけたのは、日本を代表するデザインファームスーパーポテト創始者の杉本貴志氏。

組子細工の天井以外にも、古民家で使われていた建材などが使われているレストランやバー、そして日本庭園が見えるライブラリーなど、建物のあちこちにテーマである「コンテンポラリー・ジャパニーズ」の世界観が息づいています。
ロビーの奥には庭園へとつながる大きな窓があり、季節ごとに表情を変える緑が、まるで一枚の絵画のように切り取られています。春の新緑、夏の深い影、秋の紅葉、冬の静寂—どの季節に訪れても、自然がそっと心を整えてくれる場所です。
自然光と素材の温度がつくる、深いくつろぎ

キング 1台 28m²
今回滞在した客室は、28m²という数字以上の広がりを感じる空間でした。白木をふんだんに使った室内は、柔らかな光が反射してまるで和紙越しの朝日を浴びているような温かさがあります。




壁には、江戸から大正期にかけての古布の着物を使ったタペストリーが飾られ、照明は和紙を用いた行灯風の柔らかな灯り。“和の趣”がしっかり息づいているのに、どこかモダンで洗練された印象です。
フラットスクリーンTV、ブルーレイプレーヤー、使い勝手の良いワークデスクといった最新のテクノロジーも完備されていて、伝統と機能性が心地よく共存する空間になっています。




バスルームは御影石のフローリングが美しく、ゆったりとしたバスタブで過ごす時間は、旅の疲れをそっとほどいてくれる贅沢なひとときでした。
京都に息づく知恵と和の養生文化【RIRAKU スパ&フィットネス】




滞在中に“自分を整える時間”を持ちたいときに訪れたいのが、心と身体を深くリセットしてくれる「RIRAKU スパ アンド フィットネス」。東洋の哲学と自然の恩恵を融合させ、五感で味わう本格的なウェルネス体験がかなう場所です。
フェイシャルやボディトリートメントはもちろん、国家資格を持つ鍼灸師による 鍼・お灸・指圧 まで揃い、初めてでも安心して身をゆだねられる静かな空間が広がっています。

RIRAKUの中でも特に特徴的なのが、京都ではここでしか体験できない発酵温熱木浴。奈良・吉野のヒノキパウダーを発酵させた自然の熱で身体を芯から温め、めぐりを整えることで、その後に受ける施術の効果をぐっと引き上げてくれます。
身体が深部まで温まり、筋肉のこわばりがゆるむことで、鍼灸・指圧・フェイシャルなど、“単体で受けるよりも、組み合わせたほうがより整う”という相乗効果が生まれます。
そのため、RIRAKUでは 発酵温熱木浴と別の施術を組み合わせたコース が特に人気。温めてから整える—この流れが、心身のバランスをより深いレベルで整えてくれるのです。

今回は、【温 -On- 】発酵温熱木浴 + お好みの施術60分(約120分) 29,000円を選び、自分の体調に合わせた カスタム鍼灸 を一緒に受けることにしました。首・肩・腰の強いコリを丁寧に見極めてもらい、背中には散鍼を行って全体のハリをじっくりと緩めてくれました。
施術の終わりには鼻が詰まったような不思議な感覚がありましたが、深いリラックスで副交感神経が優位になると血流が変化し、こうした反応が出ることもあるそう。しばらくすると自然に落ち着き、身体の巡りが整うような心地よさが広がりました。
吉野ヒノキの発酵温熱木浴で、深部まで温まる“発酵のぬくもり”

数種のパックメニューから季節のフェイスパック(4350円)を施していただきました。この日は、NEMOHAMOのフェイスパックでした。

発酵温熱木浴に使われるのは、奈良県吉野から届く特定無垢ヒノキと新鮮な生葉に、少量の米ぬかをブレンドしたパウダー。自然界の微生物が生み出す発酵熱だけで65〜80度まで温度が上がるにもかかわらず、空気をたっぷり含んだパウダーはふんわりと軽く、浴槽内の体感温度は心地よい40度前後に保たれています。全身をヒノキパウダーに沈めると、包み込まれるような温もりがじわりと広がり、わずか15分ほどでも“内側から熱が湧き上がる”ように汗が流れ出すほど。短時間でもしっかり温まり、深いリラクセーションへと導いてくれます。ヒノキの香りに包まれながら、“温まる”だけでなく“整う”という感覚を味わえる、特別なひとときでした。

施術後は、たま茶でゆったり過ごします。
温まり、整い、RIRAKUでしか味わえない京都の癒し。自分を大切にするためのひとときが、旅の満足度をそっと底上げしてくれます。
RIRAKU スパ アンド フィットネス ハイアット リージェンシー 京都
日本庭園を眺めながら楽しむ、カジュアル本格イタリアン

ホテル2階にあるランチとディナーで利用できる「トラットリア セッテ」は、ホテルの中でも特に人気の高いレストラン。特にピザをはじめとしたカジュアルなメニューは評判で、近隣ホテルからわざわざ訪れるゲストも多いのだとか。

大きな窓からは、ホテル自慢の日本庭園を望むことができ、春には桜がふわりと咲き誇り、イタリアンを味わいながら“京都の季節”を感じられる贅沢なロケーションです。

「トラットリア セッテ」の名物は、なんといっても特製石窯で焼き上げるナポリピザ。
ホテルのベーカリーシェフがこだわり抜いたオリジナルレシピで、生地は長時間発酵。注文が入ってから一枚ずつ丁寧に伸ばし、高温の石窯で一気に焼き上げることで、外は香ばしく、中はもっちりとした理想の食感に仕上がります。素材の味を引き立てるシンプルな構成だからこそ、“焼きたて”の美味しさがダイレクトに伝わってきます。

今回オーダーしたのは、新メニュー『チェナ ダ セッテ(4900円税サ込)』
前菜:ブラータカプレーゼ
メイン:パスタ または ピッツァを1品お選びください
・アサリとアスパラガスのリングイネ
・フジッリ アラビアータ
・ピッツァ クアトロフォルマッジ
・ピッツァ トンノ
ドルチェ:セッテティラミス
食後のデザートには、ホテルのペストリーで人気の「桜のモンブラン」 を別途オーダー。桜の香りがふわりと広がり、軽やかなクリームとしっとりとした土台が絶妙に調和した春の味わい。フルコースの後でも重くならず、“京都の春”をそのまま閉じ込めたような一皿でした。
無料で楽しめる“舞妓パフォーマンス”という贅沢な時間


ハイアット リージェンシー 京都で過ごす夜には、もうひとつの楽しみがあります。それが、ホテル利用者なら誰でも無料で鑑賞できる舞妓パフォーマンス。

ドリンクサービスもあり、スパークリングを片手に美しい舞にうっとり。
通常は火曜・木曜・土曜に、地下1階にあるバー「東山(Touzan)」前で開催され、舞妓さんが優雅な舞を披露したあと、ホテル内のレストランをまわってゲスト一人ひとりにご挨拶してくれます。
舞の所作、衣装の色彩、どれも京都の伝統文化そのものが目の前で息づいているようで、“京都に来た”という実感が一気に深まるひとときでした。
予約不要で気軽に楽しめるのに、体験としての満足度は驚くほど高く、 海外ゲストはもちろん、日本人にとっても忘れられない特別な思い出になるはずです。
どこを切り取っても絵になる 「Touzanバー」のアート空間


地下1階にある 「Touzanバー」は、17時半から静かに灯りがともり始める“大人のための隠れ家”。
食前酒や食後酒を楽しむゲストに人気で、夜のホテルの空気をぐっと深めてくれる存在です。
このバーが特別なのは、スーパーポテト杉本貴志氏のインテリアデザインが最も顕著に表れている場所であること。
壁やパーティションには、京都をはじめ日本各地から集められたアイテムが散りばめられています。




古い家屋で使われていた 錠前、装飾としての役割を持つ 釘隠し、陶器の かけら、日本酒や焼酎の瓶、和菓子の落雁を作るための木型、船や鉄道の 部品など、どれも本来は“道具”でありながら、ここではひとつのアートピースとして再構築され、空間に深い物語性を与えています。


バーの奥へ進むと、古本を積み重ねて壁にした部屋 が現れます。紙の質感、背表紙の色褪せ、積み重ねられた時間。それらが静かに重なり合い、“時間のレイヤー”そのものが空間として存在しているような不思議な落ち着きがあります。

キウイのスパイスネバダ 2400円(税サ込)
苺のレモンスカッシュ(ノンアルコール) 2000円(税サ込)
Touzanバーの魅力は、なんといってもバーテンダーが一杯ずつ丁寧に作るカクテル。 国産ウイスキーの品揃えは圧巻で、京都の日本酒、地ビール、クラフトジンなど、“京都の夜を味わう”ラインナップが揃っています。


季節のフルーツを使ったカクテルは香りが豊かで、口に含むとふわりと広がる余韻が心地よく、旅の締めくくりにぴったりの一杯でした。
京都の“丁寧な一日”が始まる、心ほどける朝食時間

ハイアット リージェンシー 京都の朝は、オールデイダイニングcafe 33(120席)でいただきます。

メイン料理を選ぶと、出来立てをそのままテーブルまで運んでくれるスタイルで、温かいものは熱々のまま、香りまでしっかり楽しめます。

しかも嬉しいのは、好きなものをいくつでもオーダーできるという点。エッグヴェネディクトもオムレツも“丁寧に作られた朝”を感じさせる味わいです。

さらに、ブッフェ台には季節の野菜やフルーツ、焼き立てのパン、京都らしい小鉢などがずらり。 彩り豊かで、どれも手を伸ばしたくなるものばかりで、朝から食べ過ぎてしまったのは言うまでもありません。
京都の静けさに包まれる、特別な一泊を
東山七条の静寂、美意識の行き届いた空間、季節の移ろいを映す日本庭園、そして食・文化・夜の時間まで、すべてが“ここでしか味わえない京都”として結晶していました。
観光の拠点として便利なのはもちろん、ホテルに戻るたびに心がすっと整い、まるで自分の中にもうひとつの“京都”が生まれるような感覚に。
次に京都を訪れるとき、またこの場所に帰ってきたくなる—そんな余韻を静かに残してくれる滞在でした。
ハイアット リージェンシー 京都
所在地: 京都府京都市東山区三十三間堂廻り644番地2
電話番号: 075-541-1234(代表)
最寄り駅: JR京都駅よりタクシーで約10分、京阪電車七条駅より徒歩約7分
階数: 地上5階建て
延べ床面積:27,358.96㎡
総客室数: 187室
料飲施設: オールデイダイニング・カフェ 33(サーティースリー)、日本料理・東山、
イタリアン・トラットリア セッテ、Touzanバー
宴会施設: 大宴会場 1室、中宴会場 2室、小宴会場 6室
スパ: RIRAKUスパ アンド フィットネス
駐車場: 70台収容







