母の日を前に、親の健康を改めて見つめ直すきっかけとなる調査結果が発表されました。メドテック業界のグローバルリーダーであるZimmer Biometは全国の20~60代男女1,200名を対象に実施した「親の足腰や関節の痛みと家族の気づき」に関する調査結果を発表しました。調査では多くの子世代が親の健康に関心を持ちながらも、実際には不調のサインを十分に把握できていない現状が浮き彫りになっています。高齢化が進む中、「いつまでも自分の足で歩き続けること」は、本人だけでなく家族にとっても重要なテーマです。しかし、足腰や関節の痛みは“加齢による自然な変化”として捉えられやすく、適切な受診が後回しになりがちです。

親の健康への関心は高いが、変化への気づきには差
調査によると、親の健康に関心があると答えた人は父親で76.1%、母親で81.9%と約8割に上りました。一方で、実際に生活の変化に気づけていると答えた割合は、父親48.5%、母親59.4%にとどまりました。

特に多かった変化は以下の通りです。
・歩く速度が遅くなった(27.6%)
・外出頻度が減った(24.0%)
・階段や坂道を避けるようになった(11.0%)
それでも半数以上が「年齢によるもの」と認識しており、足腰の不調が見過ごされやすいことが分かります。
約4割が受診を勧めていない“先送り層”
親の足腰や関節の痛みに気づいていても、整形外科受診を勧めていない人は43.6%。理由としては、
・本人が嫌がりそう
・口出しすることではない
・加齢だから仕方ない
といった遠慮や思い込みが上位に挙がりました。この“先送り”によって、親が数年単位で痛みを抱え続けているケースも多く、症状悪化や介護リスクの上昇につながる可能性があります。

足腰や関節の痛みは「介護の入口」になる可能性も
半数以上が、足腰や関節の痛みの放置が将来的な介護リスクを高めることを十分に認識していない一方、リスクを理解している人は受診を勧める意向が約2倍高いという結果も出ています。

足腰の不調は、
・外出機会の減少
・筋力低下
・転倒リスク上昇
・社会的孤立
といった悪循環を引き起こす可能性があります。
医師が語る「もっと早く来ればよかった」の現実
整形外科専門医によると、外来では「もっと早く受診すればよかった」という声が非常に多いとのことです。近年では薬物療法、運動療法、人工関節置換術など治療選択肢も進化しており、早期発見・早期治療によって生活の質(QOL)を維持できる可能性が高まっています。
重要なのは、
・歩き方が変わった
・外出が減った
・立ち座りがつらそう
といった小さな変化を見逃さず、家族が自然な形で受診を後押しすることです。
母の日は“感謝”だけでなく“健康を気遣う日”にも
「旅行に行きたい」「もっと一緒に外出したい」と考える子世代は多く、親の健康維持は家族の未来そのものにつながります。今年の母の日は、プレゼントだけでなく、親の足腰や関節の状態についてさりげなく会話してみるのも一つの選択肢かもしれません。“まだ大丈夫”と思っている今こそ、親がいつまでも歩き続けられる未来のために、早期受診という行動が大切になりそうです。
調査名称:「親の足腰や関節の痛みと家族の気づき」に関する調査
調査対象:親(父または母)が健在の、全国の20~60代の男女
サンプル数:1,200人
調査手法:インターネット調査
調査期間:2026年4月11日~2026年4月12日
