コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社は、森が水を育み、その水が事業を支えるという「事業と自然のつながり」を、社内外にわかりやすく伝えるための取り組み「『森に学ぼう』プロジェクト」を2006年から実施しています。
同社17工場の周辺地域で開催している自然体験型のイベントとなっており、今年で20周年を迎えたプロジェクトです。
(公式特設サイト)https://www.ccbji.co.jp/morimana-20th/
これまでに244回開催され、延べ17,624人が参加するなど着実に成果を積み重ねてきました。
そんななか、2026年7月4日には「コカ・コーラ『森に学ぼう』プロジェクト in 山梨はくしゅう」が開催されました。今回は私もこのイベントに参加し、工場見学や森林体験を通じて、森が水を育む仕組みや水資源保全の重要性について学んできましたので、その様子をレポートしていきます。
当日は過去最大規模となる160名の参加となったコカ・コーラ「森に学ぼう」プロジェクト in 山梨はくしゅう。

イベントの冒頭には開会式が行われ、コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社 執行役員 最高SCM責任者 兼 最高サステナビリティ責任者 アンドリュー・フェレット氏が登壇しました。
「白州工場は、南アルプスの広大な自然に育まれた良質な水を活かし、『い・ろ・は・すの天然水』を製造する重要な拠点。このブランドの製造を担うことに大きな誇りと責任を持ち、自然の恵みを未来へ守り伝えていくことに尽力したい」と語った同氏。これからも地域の方々との連携を深め、森と水を守り続けていく姿勢を強調しました。
その後に執り行われた記念植樹では、「い・ろ・は・す天然水」のブランド名にちなんだ「イロハモミジ」の苗木を植えました。

ここからは、いよいよ倉庫見学へと移ります。
白州工場の倉庫は「自動倉庫化」が徹底されており、製品の製造から保管にいたるまでの全工程がシステム化されているなど、DXがかなり進んでいることに驚かされました。

さらに今回のイベントでは、物流のラストワンマイルを担う出荷時の搬送作業を、自動運転フォークリフトがこなす様子を見学することができました。まだ、稼働している台数自体は少ないものの、「ここまで自動化できるのか」と思うくらい、正確かつ的確に「い・ろ・は・す天然水」のケースを運んでいるのは、とても印象的でした。
続いては工場見学です。

製造ラインでは、空のPETボトルを薬剤を使用せず、環境に配慮したEB(Electron Beam)滅菌システムを採用することで、従来システムと比較し、1日あたり約400tの削減に寄与している取り組みが紹介されました。また、工場内では段ボールやラベルなどの資材を自動で運ぶ「AGF」と呼ばれるロボットが導入されています。

オペレーターの呼び出しに応じて倉庫から資材を自動で運ぶだけでなく、空パレットの回収までを一貫して行い、大幅な省力化を実現していました。そのほか、ラベル貼り、箱詰め、印字、重量チェックといった全ての工程が機械によって自動で行われるなど、DXによる効率化が目覚ましいと感じました。

コカ・コーラ システムの考える水の循環は図の通りです。
こうした持続可能性を追求するために、コカ・コーラ ボトラーズジャパンでは「2030年までに水源涵養率350%」、「2030年までに水使用量の削減率(2015年比) 30%」、「2030年までにコカ・コーラ『森に学ぼう』プロジェクトの実施率100%」を掲げ、CSV活動に取り組んでいます。

イベント後半では、山梨県内で森づくりを進める団体のガイドのもと、森林散策と木工体験が行われました。
参加者は実際に林内を歩き、間伐材を使ったペン立て作りに挑戦することで、保全活動の重要性を現地で実感していたのが印象的でした。このように自然と直接触れ合うことで環境保全への関心を深める機会は、大変有意義な取り組みだと感じました。

