天井裏から物音がしたり、食品の袋がかじられていたりしたら、ネズミが住み着いているサインかもしれません。
被害を防ぐためには、侵入経路をふさぎ、餌や巣になりそうなものを取り除くことが大切です。
先日開催された株式会社アサンテの発表会で紹介された最新資料をもとに、秋冬に気をつけたいネズミの侵入対策や、家庭でできる予防法をお届けします。(資料提供:株式会社アサンテ)
秋冬にネズミが家に入ってくるのはなぜ?
ネズミは、寒い時期になると自然の餌が減る一方、住宅内では比較的安定した暖かさと食べ物を確保できるため、建物内に侵入することがあります。
公益社団法人日本ペストコントロール協会の機関誌に掲載されたネズミ類の相談件数は、
2015年度の4,678件から2024年度には11,378件へ増加。約10年で2倍以上となっています。
また、住宅に侵入するネズミには、主にドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミの3種類があります。水回りや床下を好む種類だけでなく、壁を登ったり、小さな隙間から天井裏へ侵入したりする種類もいるため、床付近だけでなく家の上部も含めた点検が重要です。
DIYでできるネズミ対策5選
1. 外壁や配管まわりの隙間をチェックする
まず確認したいのが、ネズミの侵入経路になりやすい隙間です。
- エアコン配管が壁を通る部分
- 水道管やガス管などの配管まわり
- 外壁の穴やひび割れ
- 床下換気口や通気口
- 窓やドアの隙間
- 換気扇やシャッターの周辺
ネズミは小さな隙間からも侵入するため、見落としがちな場所まで確認しましょう。
特に配管の貫通部や換気口は、屋外から室内へつながる経路になっている可能性があります。
注意事項
DIYで補修できる小さな隙間には、防鼠用パテや金網などを活用する方法があります。
ただし、換気口など空気の通り道をふさぐと換気性能に影響するため、必要な通気を確保できる方法を選ぶことが大切です。
2. 金網や防鼠用パテで侵入口をふさぐ
隙間を見つけたら、ネズミが通れないように補修しましょう。
ネズミは段ボールやテープなどをかじって侵入することがあるため、応急処置だけで済ませず、金網や金属製の部材、防鼠用パテなど、場所に適した材料を使うのがポイントです。
注意事項
すでにネズミが壁の中や天井裏に入り込んでいる場合、状況を確認せずに侵入口をふさぐと、
建物内に閉じ込めてしまう可能性があります。
糞や足音などの痕跡がある場合は、侵入経路の封鎖を急ぐ前に、生息状況を確認しましょう。
3. 食品や生ゴミを出しっぱなしにしない
ネズミを寄せ付けないためには、餌となるものを減らすことも重要です。
- 食品は蓋付きの容器や冷蔵庫に保管する
- 生ゴミは蓋付きのゴミ箱に入れる
- 食品やペットフードを床に置いたままにしない
- 食べこぼしや調理くずをこまめに掃除する
- ゴミ置き場を清潔に保つ
食品の袋にかじり跡があった場合は、保管場所や周囲に糞などがないかも確認しましょう。ネズミの糞尿による食品や調理器具の汚染は、衛生面のリスクにつながります。
4. 段ボールや新聞紙をため込まない
ネズミは、段ボールや新聞紙、布などを巣の材料として利用することがあります。物置や押し入れ、家具の裏など、普段あまり使わない場所は特に注意したいポイントです。
不要な段ボールや紙類は処分し、収納用品は蓋付きのプラスチック製ケースなどにまとめると、巣を作られにくい環境づくりにつながります。
また、長期間使っていない部屋にも定期的に入り、換気や掃除を行いましょう。人の出入りが少ない場所ほど、異変に気づくのが遅れることがあります。
5. ネズミの痕跡「ラットサイン」を確認する
ネズミがいるかどうかを判断する手がかりになるのが、「ラットサイン」と呼ばれる痕跡です。
次のような変化がないか、家の中をチェックしてみましょう。
- 天井裏や壁の中から走る音、かじる音がする
- 壁や家具に黒っぽい汚れがついている
- 食品の袋や段ボールにかじり跡がある
- 床や収納スペースに黒い糞が落ちている
- 家具の上などに小動物の足跡がある
- 尿のような異臭がする
ネズミの糞は種類によって大きさや形が異なりますが、糞だけで種類を確実に判断するのは難しい場合があります。痕跡を見つけたら、周辺の隙間や食品の保管状況も合わせて確認しましょう。
注意事項
糞や尿の痕跡を掃除するときは、素手で触れたり、乾いた状態で掃き集めたりするのは避けてください。病原体を含むほこりが舞い上がるおそれがあるため、自治体などの案内に従い、手袋や適切な清掃方法を用いることが大切です。
DIYで対応できる?専門業者に相談したいケース
ネズミの侵入予防にはDIYでできることもありますが、すでに住み着いている場合や、建物内部に被害が及んでいる場合は注意が必要です。
DIYで取り組みやすい対策
- 食品や生ゴミの管理
- 段ボールや不要品の整理
- 届く範囲の外壁や配管まわりの目視点検
- 小さな隙間の補修
- ネズミの痕跡の確認
専門業者への相談を検討したいケース
- 天井裏や壁の中から物音が続いている
- 糞やかじり跡が複数の場所で見つかる
- 侵入経路が特定できない
- 床下や天井裏など、自分では安全に点検できない場所に痕跡がある
- 電気配線やガスホースなどがかじられている
- DIYで対策しても被害が続いている
特に電気配線の損傷は火災につながるおそれがあり、ガスホースの損傷はガス漏れの危険があります。こうした異常を見つけた場合は、自分で修理しようとせず、状況に応じて電気工事業者やガス事業者などに相談してください。
秋冬を迎える前に、住まいのネズミ対策を見直そう
ネズミの侵入を防ぐには、隙間をふさぐだけでなく、餌を与えないこと、巣を作らせないことも大切です。外壁や配管まわりの点検、食品の保管方法の見直し、不要な段ボールの整理など、身近なところから始められます。
一方で、すでにネズミが住み着いている場合や、天井裏・壁の内部で被害が起きている場合は、DIYだけで解決しようとせず、専門業者への相談も検討しましょう。寒さが本格化する前に家の状態をチェックして、安心して過ごせる住環境を整えてみてください。
資料提供: 株式会社アサンテ
カワコレメディアをGoogleの優先ソースに
Google検索でカワコレメディアの記事を見つけやすくするために、
「優先するニュース提供元」に追加できます。
※Googleの設定画面が開きます


